地震があった今こそ、「北海道への観光」を考えてみる

地震があった今こそ、「北海道への観光」を考えてみる

othreeさん撮影、Flickrより

2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震。通常、災害が起きると、被災地にボランティアで県外から来る人はあっても、観光で来る人は激減する。実際、地震の影響は出ているようで、9月14日付の時事通信記事によると、地震発生から1週間で道内の旅館・ホテルの宿泊客のキャンセルが50万人に及ぶ見通しだという。

だがネット上では、「今こそ北海道に観光しに行こう」といった声が相次いでいる。

「今からの北海道旅行をガチでおすすめする」「道民ワイ、今からの北海道旅行をガチでおすすめする」

2018年9月13日、ネット掲示板「5ちゃんねる」(旧2ちゃんねる)にこのようなスレッドが浮上した。投稿主は道民のようで、

「地震でホテル代安くなってる」
「飛行機が飛ばないので外国人観光客いない」
「時期的に最高」

の理由から、今の時期に北海道への観光がオススメだという。

ツイッター上でも、

余震等リスクの「自己責任」が前提となりますが、今の北海道は
LCCの飛行機が安い
道内の宿も値下がりして空き室多いので泊まりたいところ選び放題
観光地の景色もほぼ独り占め
お店で待ち時間も無し
気候はこれから最高に気持ちいい
観光客のいない「北海道の素顔」を楽しみたい方は今しか無いで
- 風鏡 (@kaze_kagami) 2018年9月14日

北海道旅行行きたい人
今が安いからチャンスやで
友達が観光客激減してると嘆いてた
- カネコはピーマンを応援します (@morikid0727) 2018年9月14日

といった声が相次いでいる。

札幌の9月平均気温は18度

では実のところ、どうなのか。9月29日に関東から札幌に向かい、30日に帰る1泊2日のプランを考えてみた。成田―新千歳のLCC価格(以下、すべての金額は9月14日18時時点)を見てみると、春秋空港では、往路最安は4990円(成田空港15時発、新千歳空港16時40分着など)。帰路では6760円(9時半発11時5分着)となっている。ジェットスターでは往路4390円(クラブジェットスター会員価格。一般は4890円、14時発15時45分着)、帰路8390円(12時10分発13時45分着など)。

現地では、温泉を楽しむのはどうだろう。定山渓温泉(札幌市南区)では、地震前と変わらずに温泉がわき出ているといい、9月12〜30日までの期間、定山渓万世閣ホテルミリオーネ(1500円)、ホテル鹿の湯(820円)、章月グランドホテル(1500円)、定山渓温泉ホテル山渓苑(800円)、ぬくもりの宿 ふる川(1100円)などの日帰り温泉が半額に。温泉好きには朗報だ。

温泉を存分に楽しみ、札幌の市街地で宿泊。29日で検索すると、東横イン札幌すすきの交差点のスタンダードプランは7685円、アパホテル札幌で8000円となっていた。空港までの交通費や、夕飯などの現地滞在費を考えても、2万円台である程度楽しめそうだ。

気候の面でもこの時期は過ごせる。札幌市での9月平均気温は18.1度。長袖を羽織ってちょうどいいくらいだろう。

とはいえ、いまなお北海道では余震が続いている。9月13日の気象庁発表では、

「地震の発生数は緩やかに減少していますが、地震活動は依然として活発な状態ですので、今後1週間程度、最大震度5弱程度以上の地震に注意してください」

となっているが、秋の行楽の選択肢として、北海道を考えておくのもよさそうだ。

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