「里帰り出産のため、大きなお腹で乗った新幹線。なぜか指定席には先客がいて、勇気を出して声をかけると...」(兵庫県・30代女性)

「里帰り出産のため、大きなお腹で乗った新幹線。なぜか指定席には先客がいて、勇気を出して声をかけると...」(兵庫県・30代女性)

「里帰り出産のため、大きなお腹で乗った新幹線。なぜか指定席には先客がいて、勇気を出して声をかけると...」(兵庫県・30代女性)の画像

公共交通機関を使って旅行をする際、しばしば起きてしまうのが新幹線や飛行機での座席間違い。

何度もチケットをチェックし、気をつけながら向かった座席に先客がいたら......。

考えるだけでドキドキしてしまう。

コロナ禍でなかなか旅行に行けない今、かつての楽しい思い出を振り返ろうと、Jタウンネットでは「旅先でのいい話」を募集している。

今回ご紹介するのは、兵庫県在住のRさん(30代、女性)から「座席間違い」に関するエピソード。

5年ほど前。Rさんは里帰り出産のため、新幹線に乗った。

しかし指定席に向かうと、先客が食事中。

チケットを確認しても、そこは彼女が予約した席の番号で......。

■「あっ!この席は...」

大きなお腹でキャリーバッグを持って、品川から新幹線に乗ったRさん。

彼女が取ったはずの指定席では、2人の子供と1人の女性が食事をしていた。

シートは向かい合わせにされ、ボックス席のような形。4人座れるので、1人分は空いているけれど......。

「えっ、まさか私の席はあの空いてる一席? 私が間違えてるかな? 席を前向きに戻してもらえるかな? と思いながら何度もチケットを見直しました」(Rさん)

想定外のことに混乱してしまうRさん。しかし、何度見ても自分の予約している席だったので、勇気を出して女性に声をかけ、チケットを確認してもらった。

「確かに席番号はここですね、と女性は慌てて喫煙ルームへ移動されていたご主人を呼びに行かれました」

しかし、女性の夫がいるということは、自分の席だと思った場所は空席ではないということ。

「どういうこと?」と不安になるRさん。喫煙ルームから夫婦が戻ってきたので、夫の方にもチケットを確認してもらうことに。

すると......。

「ご主人が、『あっ! これ一本後の新幹線ですよ』とおっしゃいました。どうやら私は一本早い新幹線に乗ったようでした」

なんと座席を間違えてしまっていたのは、Rさんの方だったのだ。

■家族は、巡回中の車掌を連れてきて...

「もう恥ずかしいやら申し訳ないやらで、私はそのご家族に平謝りしました。ご主人を呼びにいかれる前に、奥様が席を片付けないといけないかもしれないからと、お子さんに食事を片付けるようにおっしゃっていたので、お子さんの食事を中断させてしまいました。かわいそうなことをしてしまいました」

しかし、その家族は怒るでもなく、間違えた新幹線に乗ってしまったRさんの心配をして、わざわざ巡回中の車掌さんを連れて事情を説明してくれたという。

空席があればそのまま違う席へ移動することも可能だったが、あいにく満席。

Rさんは新横浜で下車し、一本後の新幹線を待つこととなった。

「下車する際にもご主人が荷物を持ってくださり、降り口まで見送って『道中、気をつけてね』と優しく声をかけてくださいました。またそんなやり取りを見ておられた新横浜で乗車待ちをされていた方にも声をかけていただき『大丈夫?この席ならここで待ってるといいよ』と教えていただきました」

今までに、新幹線は何度か利用したことがあり、問題なく里帰りできると思っていた、とRさん。

しかし妊娠中の大きなお腹や重い荷物を抱えての帰省は、いつも通りにはいかなかったようだ。

「乗り間違えたり、たった数時間でもひとりでいるという不安があったので人の優しさに触れて温かな気持ちになった出来事でした。新幹線では乗車マナーについて嫌な思いをすることもあると思いますが、私は優しいご夫婦や声をかけてくださった方のおかげで気持ちよく過ごせました」

「忘れられない旅先でのエピソード」、教えて!

コロナ禍で旅行に行きづらい今、せめて過去の旅行の素敵な思い出を振り返りたいという人も多いだろう。

そこでJタウンネットでは読者の皆様の「旅先のほっこりエピソード」を募集したい。

読者投稿フォームもしくは公式ツイッターのダイレクトメッセージ、メール(toko@j-town.net)から、旅行に行った時期・場所、具体的なエピソード(どんなことにほっこりしたのか、どんなことで助かったのかなど、500文字程度〜)、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。

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