これが「ユニバーサルサービス」ということか! 全国の郵便局を可視化した地図が興味深い

これが「ユニバーサルサービス」ということか! 全国の郵便局を可視化した地図が興味深い

これが「ユニバーサルサービス」ということか! 全国の郵便局を可視化した地図が興味深いの画像

さまざまなオープンデータを使って、日本列島の可視化にチャレンジし続けているツイッターユーザーの「にゃんこそば」(@ShinagawaJP)さんを、みなさんはご存じだろうか。

日本で人が住んでいる地域を光らせてみたり、川だけで日本列島を描いてみたり――ユニークな視点で、「日本」という国を描き出しているのだ。そんな「にゃんこそば」さんが2021年11月4日、こんなツイートを投稿した。

なんと今度は、「郵便局」だ。全国約2万3800局の郵便局を光らせてみたという。

呟きにもあるように、「離島・山間部にもまんべんなく」光が網のように列島を覆い尽くす地図には、1万3000件を超える「いいね」が付けられ、今も拡散中だ(11月8日現在)。

ツイッター上にはこんな声があふれている。

「『必ずどこの地域にもある』郵便局の大事さよ」「中四国の万遍なさ、さすが郵便局ですね」「郵便局は新たに作ったと言うより、昔は地元のお家を借りて、そのお家の方が局員をしてたような感じだったから、全国の隅々まであるのでしょうか」「セブンが出さない田舎にローソンがあり、更に田舎に郵便局がある感じです」

郵便局のネットワークを可視化してみると、これほどまでに圧巻なのか。

Jタウンネット記者は、投稿者の「にゃんこそば」さんに詳しい話を聞いた。

■「全国で公平に利用できる」ということ

まず、「にゃんこそば」さんに、郵便局の場所を日本地図中で可視化してみた感想を聞いた。

「離島や農林漁村などの人口が少ない場所にも点在していて、まさに日本列島の輪郭を形作っているところが興味深いと感じました。郵便局はユニバーサルサービス(全国で公平に利用できること)を義務づけられている、と頭では理解していましたが、その裏側に全国規模のサービスを支える人々がいると思うと、頭が下がる思いです」(「にゃんこそば」さん)

05年に公布された「郵政民営化法」の第七条の二は、郵便や簡易な貯蓄などが「郵便局で一体的に利用できるようにするとともに将来にわたりあまねく全国に置いて公平に利用できることが確保されるよう、郵便局ネットワークを維持する」ことを、日本郵政および日本郵便の責務として定めている。

どの地域に住んでいる人でも、同じように郵便局を利用できる――そんな「ユニバーサルサービス」というキーワードが、地図にすることによってまさに可視化された、ということのようだ。

「公共性の強い施設(郵便局)と商業施設(コンビニ)」の比較にも、投稿者「にゃんこそば」さんの関心は向けられている。

郵便局の地図では、日本全体がぼんやりと光っていたのに対し、コンビニは光が集中しているのが分かる。特に、多くの人が住んでいる大都市圏の光は、非常に強い。

「ユニバーサルサービス(全国津々浦々)の郵便局と、市場原理(陣取りゲーム)のコンビニ。もしまとまった時間ができたら『郵便局があってコンビニのない』小集落を回ってみたい」と、「にゃんこそば」さんはつぶやいている。

■コンビニとの連携でさらに便利に?

「ふと『郵便局で日本地図を描けるかな?』と思いついて作図してみました。制作時間は3時間ほどです」、と「にゃんこそば」さん。画像作成にあたっては、「郵便局っぽい色づかいや、星のようにぼんやり光るところなど、細部にちょっとだけこだわっています」と説明した。

ツイッターでの反応に対しては、こう述べた。

「最近ニュースになったファミリーマートとの提携に絡めてコメントをくださる方が多かったですね。 郵便局にコンビニ商品の棚を置くもので、まだ実験段階とのことですが、これがうまくいくとコンビニがカバーしきれない過疎地の生活が便利になるかもしれません。楽しみにウォッチしたいと思います」(「にゃんこそば」さん)

たしかにコンビニとの提携は、魅力的だ。21年10月29日、ファミリーマートと日本郵便は、川越西郵便局(埼玉県)に無人決済システムを活用したファミマ店舗出店したこと、柴崎郵便局(茨城県稲敷市)でのファミマ取扱商品の販売を開始したことを発表。今後も利用者の利便性向上・地域への貢献にむけ、様々な取り組みを行うとしている。

ユニバーサルサービスの郵便局がこれからどんな発展を見せるのか、注目していきたい。

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