「エレベーターの中、大声で喋る男子高校生たち。ベビーカーを押した私が降りようとすると、息子の顔を見て『やっべ...』」(東京都・40代女性)

「エレベーターの中、大声で喋る男子高校生たち。ベビーカーを押した私が降りようとすると、息子の顔を見て『やっべ...』」(東京都・40代女性)

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シリーズ読者投稿〜あの時、あなたに出会えなければ〜 投稿者:Sさん(東京都・40代女性)

Sさんは長男を出産した後、毎日のワンオペ育児に疲れきっていた。

そんなある日、いつものように子供を連れて大型スーパーを訪れると、エレベーターで男子高校生と乗り合わせたという。大きな声で喋る彼らをよく思っていなかったSさんが、エレベーターを降りようとすると......。

<Sさんの体験談>

結婚して2年目のことです。高齢出産で生まれた長男に良い生活リズムをつけなくてはと、朝から夕方まで、毎日散歩や児童館などに連れて行っていました。

実家も義実家も近くはなく、実母が時々助けにきてくれてはいたものの、夫は仕事が忙しく、ワンオペの日々が続いていました。

若くもなく、初めての育児だった私は、正直てんてこまい。疲れていました。

■ベビーカーを押しかけたとき、男子高校生が...

毎日のように近くの大型スーパーに寄り、たくさんの人のなかで孤独を紛らわしていたある日のことです。男子高校生たちと同じエレベーターに乗り合わせました。

彼らはエレベーターの中でも大きめの声で喋っていて、私は「やっと寝た子供が起きちゃうかもなぁ」なんて、少しもやもやした気持ちを抱えていました。

ですが、エレベーターから降りようとベビーカーを押しかけたとき、男子高校生が降りやすいようにドアを押さえてくれたのです。

それだけではなく、私が「ありがとうございます」とお礼を言いながら降りようとしたとき、ベビーカーの中の我が子の寝顔を見て

「やっべ、マジ天使」

と小さめで、うつむきながら言う声が聞こえました。

■その言葉と紺色の制服が忘れられない

瞬く間に過ぎていく毎日の中で、辛くても「我が子のため」、孤独でも「みんな同じだから」と、いろんなことを飲み込んで我慢してきた思いが、さっと空に消えていくような、そんな気持ちになりました。

少し恥ずかしくて、笑顔を浮かべるだけでなにも言えないままエレベーターを降りてしまいましたが、

「そうだよな、我が子は天使なんだ。手がかかる困ったちゃんじゃないんだ。大事にしなくちゃ」

と改めて思わせてくれた出来事でした。

何十歳も下のあなたたちに、どれだけ癒され、助けられたことか。

その後2年空いて、長女も生まれ、また毎日がさらに騒がしく大変になりました。

ですが、あの時の言葉と、彼らが着ていた紺色の制服と、ベビーカーの中の我が子の寝顔を思い出して、頑張れています!ありがとう!

伝わってくれるといいなぁ。

「私を救ったあの言葉」、教えて!

とても大変な思いをしている時に、誰かから言われた一言で「救われた」と感じたことはないだろうか。

Jタウンネットでは読者の皆さんの「忘れられない嬉しい言葉」とそれにまつわるエピソードを募集している。

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(※本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)

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