「ニホニウム通り」の元素プレートで、「亜鉛」までの周期表を作ってみた

「ニホニウム通り」の元素プレートで、「亜鉛」までの周期表を作ってみた

記念すべき1枚目の水素

2016年11月30日、理化学研究所(埼玉県和光市)が発見した113番目の元素の正式名称が「ニホニウム」に決定し、新元素の発見というアジア初の快挙に日本中が沸き立った。

その中でも、理化学研究所のある和光市は、和光市駅から研究所までの約1kmを「ニホニウム通り」と名付け、更にはその道のりに元素番号1番から113番までのプレートを埋め込む計画を発表するなど、盛り上がり方がひときわ派手だ。17年5月現在、埋め込まれたプレートはまだ30枚だが、この計画を目にした時からふつふつとわき上がる思いがあった......。

「このプレートの画像で周期表を作りたい」現段階ではまだ30枚のみ

記者が和光市駅前に降り立ったのは2017年5月24日10時頃。南口を出て左に曲がると、早速足元に元素番号1番の水素(H)を発見。


あまりにもさりげなく埋め込まれているため、実は8番の酸素(O)の場所まで一度は通り過ぎてしまった。歴史に残る偉業をたたえるためのプレートにも関わらず、奥ゆかしさがある。

お披露目が3月28日と最近であるため、道に埋まっているにも関わらず綺麗な状態が保たれている。

道行く人を見てみると、なんとなくこのプレートを踏まない様に歩いているようにも見えた。


その後も順調にヘリウム(He)、リチウム(Li)、ベリリウム(Be)などを発見。10m前後の間隔で設置されているため、研究所までのルートが一目瞭然だ。




しかし、順調に歩を進められたのはつかの間。現在設置されているのは原子番号30番の亜鉛(Zn)までのため、ニホニウム通りは現段階では未完成なのだ。



とはいえ、駅から研究所まではほぼ1本道なので、迷うことはない。東京外環自動車道が見えたら信号を渡って右折し、2つの歩道橋を渡り、ひたすら直進するだけだ。

その道すがらは科学の最先端を行く研究所があるとは思えないほど緑が豊富で、街路樹や植え込みに至ってはほとんど森のようになっている様子も見ることが出来る。



そうしてしばらく歩いた先に理化学研究所がある。さて、引き返そう。


――あれ? 先ほど、「ほぼ一本道なので、迷うことはない」と書いたにも関わらず、帰り道に少し違うルートを使ったところ5分ほど迷ってしまった。似たような景色が続いていることに加え、4か所の階段がある歩道橋があるなど、慣れてない身だと方向感覚が少し狂わされる。このような悲劇を減らすためにも、一刻も早いニホニウム通りの完成を願う。


今後は残りのプレートが随時設置される予定で、理化学研究所西門前に設置される元素番号113のニホニウム(Nh)のプレートは、他が30cm四方なのに対し120cm四方のものになるという。

そうして集めたプレートの画像で、未完成ではあるが周期表を制作した。83枚のプレートが実際に埋め込まれたら再度訪れ、これを完成させたい。


Jタウンネットで画像つき記事を読む

関連記事(外部サイト)