「お肉」といえば牛?豚? 一部地域では歴史的経緯がくっきり

「お肉」といえば牛?豚? 一部地域では歴史的経緯がくっきり

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ステーキ、とんかつ、照り焼きなどなど......食卓の主役であり、今や御馳走には欠かせない「お肉」。日本の食事が魚介類と野菜メインだった時代は遠く、今や牛、豚、鶏を始め様々な動物の肉が消費されている。ジビエなども最近では極めて人気が高い。

そんな肉に関して、Jタウン研究所は「『お肉』と言えばどの動物のもの?」をテーマに、都道府県別のアンケート調査を行った(総得票数1979、2017年5月20日〜6月27日)。果たして、その結果は―――。

奈良&広島「肉といえば『鹿』」

国内で流通する肉類でメインを占める牛、豚、鶏の3種の勢力はやはり強く、ほとんどの地域ではその内のどれかがトップとなった。

しかし、地域によってはそれ以外の動物の肉も票を集めた。


特徴的な結果となった地域を見ていこう。

まず、北海道での1位は予想通り「羊」だった。独特な鍋を使って調理するジンギスカンの影響が現れた。ちなみに、総務省発表の家計調査では羊肉が含まれる「他の生鮮肉」の消費量では全国平均の2倍、3kg以上で北海道がトップとなっている。どの動物の肉かは明示されていないが、羊肉が数字を押し上げているであろうことには想像が難くない。

マイナー食材である「鴨」がトップを取ったのが滋賀県だ。滋賀県では郷土料理として鴨料理が親しまれ、特に長浜市ではマガモを使用した「鴨すき」を出す料理店が人気を集めている。滋賀県の公式サイトによると、かつては琵琶湖周辺では鴨猟が盛んだったという。熊肉を使った「熊鍋」や鹿肉料理も盛んだ。また、僅差ではあるが、「牛」への投票率が高く、三大和牛の近江牛産地としての存在感を示した。

ちなみに、「鴨」への投票数は京都でも多く、28.1%と好スコアを獲得していた。

「その他」が1位となったのが熊本県だ。熊本県と言えば馬肉の生産地であり、馬刺しを始めとした食文化が根付いた土地でもある。そのため、「その他」は、今回の選択肢になかった馬肉を指している可能性は非常に高い。

番外編的ではあるが、「鹿」への投票が多かったのが、奈良(19.8%)広島(30.3%)の2か所だったことも注目したい。両県とも、牛に次ぐ2番手となった。奈良では天然記念物、広島では神の使いという食用とは程遠い扱いにもかかわらず、住民からは「お肉」として想像されてしまっているというのだろうか......。

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