数字から見る「京都」の意外な実像 コンビニより多い寺社、コロッケ大好きでビール党...

数字から見る「京都」の意外な実像 コンビニより多い寺社、コロッケ大好きでビール党...

数字から見る京都(画像はイメージ。Sangho Joさん撮影。flickrより)

2016年、京都出身者が京都事情をぶちまけた書籍「京都ぎらい」がネットで大ウケして以降、SNSでは京都をネタにした投稿も定期的に盛り上がりを見せている。

まことしやかに語られる遠回しな皮肉を用いた話法、洛中・洛外問題など、外部から見ると独特な特徴が古都・京都にはある、と語る人は多い。では、そうした個人の体験などを排除して見える京都府、特に中心地である京都市の姿とはどのようなものだろうか。様々な資料・数字が形作る京都を見ていこう。

コンビニの約5倍の神社・寺

鳴くよウグイス平安京......で覚えたように、都としての京都の歴史は平安京への遷都が行われた794年に始まる。それ以来1200年以上にわたって発展した、数々の歴史的な建造物が並ぶ日本有数の都市だ。

こうした経緯もあり、京都府内には神社や寺が多いというイメージがある。文化庁発表の宗教年鑑(2017年版)によると、神道系の宗教団体の中から神社だけをピックアップしても1758、仏教系の寺院は3073に達する。

この数字を身近に例えると、街中のどこにでもみかけるコンビニよりもはるかに多い。大手コンビニチェーンそれぞれの公式サイトによると、京都府内のコンビニは、ローソンが328軒、ファミリーマート(サークルK・サンクスを含む)が345軒、セブン・イレブンが326軒だ。

3社のコンビニ全てを足しても神社だけの数にも及ばない......のだが、実は、全国的に見てもコンビニの数よりも神社・寺の数が多いのは一般的だ。

それに加え、神社と寺の数でも全国トップということもない。神社数では新潟県(4743)、寺の数では愛知県(4596)に大きく水を開けられている。

と、「数」という側面から見るとそこまで強くはないのだが、伏見稲荷大社や八坂神社、清水寺や金閣寺こと鹿苑寺など、歴史的価値の高い有名寺社がずらりと並ぶ。古都は伊達ではないのだ。

続いて、今度は総務省の家計調査を参考に、京都市民について触れていきたい。家計調査とは、どこで、何が、どのくらいの量、どのくらいの金額分消費されているかを調査したもので、つまりは地域差を丸裸にしてしまう。

それによると、京都市民は、コロッケ、パン、コーヒーを好み、外食の際はどちらかと言うと中華派、お酒を飲むならビール党という属性が浮かび上がった。

京都ではパン人気が高く、ラーメン激戦区ならぬパン屋激戦区だというのは度々話題になるが、コロッケ、コーヒー、ビール人気の高さもトップクラスだ。

コロッケの消費額は、全国平均が4239円のところを6041円で1位、コーヒーの消費額は全国平均が6121円に対し7962円で、奈良市に次いで2位となっている。ちなみに消費量では全国1位で、平均の2419gを大きく上回って3398gを記録した。そしてビールの消費額は全国平均を3000円以上上回る1万4979円で1位。消費量では札幌市にトップを譲ったものの、全国平均の20.61リットルを軽く超える26.95リットルで2位にランクインした。伝統的な食事に飽きたのか、存外新しい食べ物が好まれるようだ。

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