元店長の命日に現れた1匹の猫。とあるコンビニで起きた、奇跡のようなエピソード

元店長の命日に現れた1匹の猫。とあるコンビニで起きた、奇跡のようなエピソード

貼り紙とネコを撮影した飲食店「高崎Ring Road」(@ringroad1)のツイート

「本日早朝より、いきなりご来店されたこちらのネコ様。遠くへ連れていっても戻ってきます。エサで釣っても動きません」

2019年7月10日、高崎市内のセブン-イレブン店舗前に、こんな貼り紙が掲示された。一匹のネコが入り口の前から、どうしても動こうとしない。早朝から夕方まで、半日以上にわたって店の前に居続けたというのだ。

いったい、なぜネコは一向に動こうとしなかったのか。よっぽどコンビニの前が気に入ったのか、それとも――。

実は、この張り紙には続きがある。次の写真をご覧いただこう。

だそうです。 pic.twitter.com/Jsd97N2ouO
- 高崎Ring Road [店長部屋] (@ringroad1) 2019年7月10日

店内の様子をじっと見守るようにたたずむ1匹のネコ。その隣に設置された張り紙には、次のような一文が添えられていた。

「本日当店の店長の命日ということもあり、特別に1日様子を見ることにしました。お邪魔かとは思いますが、ご容赦ください」

「(店長が)見に来たんじゃないか」

今回の張り紙を作成したのは、副店長の山口貴子さん。Jタウンネットの11日の取材に、

「(ネコは)朝の6時頃から夕方の18時半ごろまでいたんです」

と振り返る。10日の朝方、それまで近所でも見かけたことがないネコが突如現れ、店の入り口前に居座ったのだという。

「お客様の迷惑にもなりますし、本当は避けた方がいいと思ったんですけど、なにせ戻ってくるもので...」

と山口副店長。

貼り紙にも書かれていた通り、10日はちょうど4年前に肺がんのために亡くなったかつての店長の命日。じっと店内を眺めるようにしているネコの姿に、スタッフや事情を知る近所のお客さんからは、

「亡くなった店長が見に来たんじゃないか」

との声も上がったそうだ。

夕方になり、次第に元気がなくなっていったところ、ご近所さんから声が上がり、動物病院で一時保護されることになったそうだ。現在は店舗入り口前にネコの状況を知らせるため、新たな張り紙を掲出しているという。


この貼り紙では、ネコを動物病院へ連れて行った経緯を説明。その上で、

「ネコ様の幸せを願っております」

という一文が記されている。

かつての店長の命日に現れた1匹のネコをめぐるエピソードは、インターネット上でも「お帰りなさい、店長」「なんか泣けてくる、、、」などと話題になった。こうした反響について山口副店長に聞くと、

「世の中、心優しい人が多いですね」

と話していた。

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