よそう、つぐ、つける... 日本全国「ご飯の盛り付け」方言マップがこちら

よそう、つぐ、つける... 日本全国「ご飯の盛り付け」方言マップがこちら

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ホッカホカのご飯をお椀に盛り付けること、何と言うだろうか。改めて調べてみると、「よそう」「盛る」「つぐ」など、さまざまな表現があるようだ。

そこでJタウンネットは2019年7月24日から10月7日にかけて「よそう?つぐ? ご飯を盛り付けること、何と言いますか」というテーマで都道府県別アンケート調査を実施。全国1919人の読者から投票をいただいた。

選択肢は「よそう」「つぐ」「よそる」「盛る」「つける」「入れる」「その他」の7つ。ご飯を盛り付ける時の表現に、地域差はあったのだろうか。

まずは、都道府県別の結果を見ていこう。以下は、地域ごとに最も票数が多かった選択肢の色で、日本地図を塗り分けたものだ。


見ての通り、地域差がはっきりしている。

最多は「よそう」で29地域を占めたが、西日本では10地域で「つぐ」が優勢。山口と長崎は「よそう」と「つぐ」が拮抗する結果となった。中国・四国・九州では「つぐ」が主流のようだ。

「盛る」は青森、秋田、新潟、長野の4地域で最も使われている。北海道、山形でも「よそう」に次いで多く、東日本で使用されることが多いといえる。そのほか、群馬と栃木では「よそる」、沖縄では「入れる」が、それぞれ最多の票を集めた。

全国の結果は...

続いて全体の結果がこちらだ。


1位を占めたのは、やはり「よそう」で全体の約6割(58.8%)。続いて「つぐ」が16.6%、「よそる」が13.3%、「盛る」が5.6%という結果になっている。全体の4割が「よそう」以外を使っていることになるが、これは意外にも多かったかもしれない。

先ほどの日本地図では、西日本で「つぐ」派が多いという結果になった。そうした傾向は得票率でも見えてきて、西日本(富山・岐阜・静岡以西)でつぐ派の割合は22.7%。全国の結果よりも、6ポイント上回っている。

沖縄のみで最多票を占めた「入れる」は、全体の使用率も1.8%と低い。こちらは妥当な結果だが、群馬、栃木のみで最多の「よそる」が全体で13.3%を占めているのは驚きだ。

なぜ「よそる」の使用率が全体では高くなるのか。

茨城、福島、埼玉、千葉、神奈川では「よそう」に次ぐ2位となっており、東京でも「つぐ」と並んで2位。北関東を中心とした関東圏で使われているようだ。実際、関東圏だけの結果を見ると、よそるの割合は18.7%で、「よそう」に次いで2位だった。

「つける」はどこで使ってるの?

ここで気になるのが、日本地図には登場しなかった「つける」という表現。一体どこで使われているのか。

CBCラジオの「ドラ魂キング」(2019年5月17日放送)では名古屋市出身の柳沢彩美アナウンサーが「つける」を使うと発言している。ツイッターでも、

「『ご飯をつける 』です。愛知、長野寄りの岐阜です。名古屋の友達も同じ言い方です」
「神奈川から結婚を機に愛知県民になったわけですが、相方が『つける』と言っててしばらく『???』でした」

との声が見られる。

しかし筆者は5年ほど名古屋に住んでいたが、「つける」は聞いたことがない、名古屋出身の社員(40代)にも聞いてみたが、「聞いたことがない」とのことだ。ちなみに今回の結果では、愛知の「つける」派は10.5%。岐阜は25%、静岡は10.5%と、微妙だ。

いかがだったろうか。

「よそる」「盛る」はなんとなく分かるが、「つぐ」「つける」は少々イメージしづらい。「つぐ」は「お茶をつぐ」など液体を注ぐ表現として、「つける」は「付着」「装着」などの意味で使うことが多いからだ。

普段よそう派の人に「ご飯つけてー」とお願いしても、「どこに付ければいいんですか」と返されてしまうかもしれない。つける派の人は要注意だ。

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