みなとみらいで異様な存在感を放つ「謎の木」 その正体を市に取材すると...

みなとみらいで異様な存在感を放つ「謎の木」 その正体を市に取材すると...

チェ・ジョンファ<<フルーツ・ツリー>>2001撮影:加藤健 写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会

横浜みなとみらいに、ひと際目を引く「木」があることをご存知だろうか。


目に飛び込んでくるのは、幹よりも大きな果物や野菜である。葡萄や林檎、桃にバナナなどが生えている。そして中央には、土に埋まっているはずの大根が置かれている。

はたして、この木はいったい何なのだろうか...。

見た目にインパクトがあるからだろうか。この木を実際に見たツイッターユーザーからは、

「フルーツツリーだって。夢のような木だ...」
「公園の中に、突如カラフルなオブジェ!」
「臨港パークの片隅で突き抜けた存在感を放っている...」

といった反応が寄せられている。

市担当者「テーマは多様性」

Jタウンネットは2020年2月26日、この木を所有する横浜市文化観光局・文化プログラム推進課の担当課長・梶原敦さんに、詳しい話を聞いた。

この木は、横浜市で3年おきに開催される現代美術の展覧会「横浜トリエンナーレ2001」に出品されたものだという。

作品名は「フルーツ・ツリー」で、韓国の造型作家チェ・ジョンファさんが作ったもの。梶原さんは、作品に込められたテーマをこう話した。

「チェ・ジョンファさんが作品に込めたテーマは、『現代社会の多様性』であるとか、『異質なものの共生』、『異文化の混在』の象徴とのことです。カラフルな色々なフルーツや野菜が、異質性を表しているのだと思います」(梶原さん)

高さと横幅が約6メートルの大きさで、強化プラスチックで製作されたモニュメントだそうだ。当たり前だが、もぎ取れないので注意が必要である。みなとみらいにある臨港パーク(神奈川県横浜市西区)に2002年から設置されている。

インパクトがある「フルーツ・ツリー」。どういった人向けのモニュメントなのだろうか。木の下で家族がピクニックでもする姿を想像したのだろうか。梶原さんは、作品のテーマと絡めて、

「作品に『多様性』が含まれているため、幅広い年齢層の人に愛され、テーマを感じ取ってくれればなと思います。また純粋にカラフルで綺麗な作品ですので、横浜に来た時には、是非ご覧になっていただければ!」

と述べた。臨港パークは24時間開放しているとのこと。真夜中に見たら、雰囲気も変わりそうである。

関連記事(外部サイト)