自衛隊サイトに「翔んで埼玉県出身」→削除 いったい何事?広報に聞いてみると...

自衛隊サイトに「翔んで埼玉県出身」→削除 いったい何事?広報に聞いてみると...

公式サイトのスクリーンショットより作成(4月1日午前11時5分に確認)


2020年3月30日、航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)はウェブサイトを更新し、26日に着任した津曲明一(つまがり・あきひと)空将補の挨拶文を掲載した。

そのページで紹介されている津曲空将補のプロフィールがなんだかおかしい――。

ツイッターでそう話題になったのは、更新された翌日の31日。いったいどこがおかしかったというのだろう。


こちらが、当該のページのスクリーンショット(4月1日午前11時5分確認)。

一見、何も変わったところが無いページだが、出身地の部分をよく見ると......


太字の埼玉県の前に、少し小さく、ほとんど見えないほど薄い色で「翔んで」と書かれている。

「翔んで埼玉」は2019年に大ヒットした、埼玉県民がひたすら虐げられる様を面白おかしく描いた作品。埼玉県に所在する入間基地とはいえ、航空自衛隊の公式ウェブサイトで、まさかの登場だ。

ウェブサイトを見たツイッターユーザーからは

「入間基地なにやってんだwwww」
「コラだろうと思って入間基地のホームページ見たら、ガチだった」
「入間基地司令なんと言う遊び心」

と驚きの声が上がっている。ユーモア溢れる表記に親しみを感じた人が多いようで、「もっとやって欲しい」「ファンになっちゃった」などと評価するコメントも複数見られた。

しかし、筆者がウェブサイトを確認してしばらく経った後、画像ファイルは差し替えられ、「翔んで」の文字は消えてしまっていた。

いったいなぜ、「翔んで」は書かれ、そして消されたのか。Jタウンネット編集部は入間基地を取材した。

広報室「ミスです」

入間基地の基地渉外室広報班担当者によると、最初の画像に「翔んで」が入ってしまったのは、広報担当者のミスによるものだという。

また、津曲空将補が「翔んで」を入れるように指示したのではなく、本人は知らないことだそう。広報担当者は

「本来載せないものを誤って載せてしまったということです。
すでにホームページ上からは削除させていただいております」

としている。ツイッター上で話題になったことで誤ったファイルが使用されていることに気づき、ファイルを差し替えたという。ちなみに14時30分の段階では、元のファイルもサーバー上には存在していた。

なぜこのような事になったのか尋ねると、

「単純にミスというか、確認ミスというか」

とのことで、何か意図があって公開したというわけではないと話した。

ちなみに、入間基地では「翔んで埼玉」の話題が上がることは頻繁にあるのか聞いてみると、

「『翔んで埼玉』の映画が出て、せっかく埼玉県にある基地なので、そういう話題になるようなことを何か発信できたらという話はします。
しかし自衛隊に親しみを持っていただきたい半面、我々の立場で砕けすぎるのも...ということもあってさじ加減が難しいなと思っております」(広報班担当者)

こういった背景の中で試しに「翔んで」入りの画像を作ってみたら、あまりに字が薄すぎてチェックから漏れてしまった、ということなのだろうか。真相はわからない。

うっかりミスだったとはいえ、今回話題になったことで入間基地に親しみを感じた人はかなり多そうだ。

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