1年のうち数日しか見られない 新潟の夜を走る「銀河鉄道」が完全にファンタジー

1年のうち数日しか見られない 新潟の夜を走る「銀河鉄道」が完全にファンタジー

闇の中を走る(笹祝酒造の動画より)

「田んぼに水が張られ苗が伸びるまでの少しの間だけ、越後線は銀河鉄道になります」

新潟市にある笹祝(ささいわい)酒造が、公式ツイッターに投稿した動画が注目を集めている。

銀河鉄道といえば童話「銀河鉄道の夜」(作・宮沢賢治)や漫画「銀河鉄道999」(作・松本零士)が思い浮かぶが...いたって普通のJR線が、どうやって宇宙を駆け抜けるのだろうか。

その様子がこちらだ。

田んぼに水が張られ苗が伸びるまでの少しの間だけ、越後線は銀河鉄道になります pic.twitter.com/4pg56y43rS
- 日本酒蔵 笹祝酒造 bamboo_celebration (@bamboocelebrat1) May 14, 2020

街明かりも星明りもない、真っ暗闇の中を走る電車。車内の照明が窓から漏れ、水田に反射する様子は幻想的だ。実際はただの田園風景であるのだが――それを微塵も感じさせない美しさだ。

まるで電車が宇宙空間を走っているかのようなこちらの動画。2020年5月14日に投稿され、15日夜時点で100万回以上再生されている。動画を見たツイッターユーザーからは、

「すっげー綺麗・・・」
「素敵な光景ですねぇ 銀河鉄道は羨ましい」
「千と千尋の神隠しを思い出します」

といった声が寄せられている。水上を走っているようにも見えることから、ジブリ作品の「千と千尋の神隠し」を連想したコメントも散見された。

ゴールデンウイーク前後が狙い目

Jタウンネットは15日、この動画を撮影して投稿した笹祝酒造の六代目蔵元・笹口亮介さんに詳しい話を聞いた。


笹口さんによれば、動画は11日20時ごろに新潟市西区赤塚の農道で撮影した。踏切の音に交じって聞こえる「コポコポ」という音は用水路だという。

動画を投稿した理由を聞くと、

「新潟の風景がとても綺麗なので投稿しました。夜空に向かって飛んでいくように見えたので銀河鉄道のようだと思いました」

とのこと。この辺りは田んぼが広がっており、撮影できる場所はたくさんあるようだ。

難しいのが撮影時期。来週になれば稲が伸びてきてしまうため、このような情景は見られなくなる。笹口さんによれば、ゴールデンウイーク前後が狙い目だという。

地元の人からすると当たり前の風景なのかもしれないが、改めて見ても田んぼの中を走っているだけとは思えない美しさだ。この様子は今の時期しか見られないということもあって多くの反響を呼んでいる。

笹口さんは動画が話題になったことについて、

「ここまでの反響は初めてなのでどうしたらいいかわからない感じです」

と話している。

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