スクランブル交差点が寿司だらけに コロナで人が消えた渋谷、スシローに占拠されていた

スクランブル交差点が寿司だらけに コロナで人が消えた渋谷、スシローに占拠されていた

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新型コロナウイルスの影響により人の少なくなった渋谷。歩くのも大変なほど混雑していたかつての状況から一変、閑散とした状態が続いている。

そんな渋谷の街が、回転寿司の「スシロー」にジャックされているとツイッターで話題になっている。



JR渋谷駅、渋谷スクランブル交差点、渋谷スクランブルスクエア...渋谷に来たらほぼ必ず目にするスポットに、スシローの広告が「これでもか!」と掲出されている。

田園都市線渋谷駅の改札外ではデジタルサイネージに大きな寿司が流れるように映し出され、まるで巨大回転寿司だ。

人間がいない間に渋谷がスシローだらけになっていたなんて...。時事通信が2020年5月14日にウェブで配信した「コロナ影響、消えた広告 中づり減少、渋谷駅も真っ白」という記事によれば、渋谷では一時期、街や駅に掲出される広告が減っていた。

そうした経緯もあり、スシローの広告についてツイッターでは、

「おおっ、回っている!」
「ビッグなサイネージ広告パキッと迫力あってうおぉーってなる」
「渋谷駅前、看板真っ白じゃなくてスシロー!」
「なんか元気出そう!」

といった声が寄せられている。広告により街が活気づいたと感じる人が多く、驚きや感動の声が大半だ。

しかし中には、

「ひどいよ...こんなにその気にさせといて渋谷にスシローないだなんて、そんなの...寂しすぎるよ」

といったツッコミも見られる。そう、大変残念なことに渋谷区にスシローはないのだ。

気になる広告料は...

いったいなぜ渋谷はスシローだらけになったのか。Jタウンネットは5月25日、スシローグローバルホールディングスPR課の担当者に取材した。


担当者によれば広告は15日から開始した「スシロー創業祭」の一環で掲出したもの。創業祭は毎年実施しており、今年は「すしで、笑おう」のメッセージとともに企画展開している。今回のように街をジャックするような形で広告を掲出するのは初めてだという。

担当者はメッセージに込められた思いについて、

「日本の伝統食であるおすしには人を笑顔にする力があると信じています。『すしで、笑おう』というメッセージには、このような状況下だからこそ、当社のおすしをお客さまに召し上がっていただくことで、少しでも笑顔になっていただきたい、おすしでお腹も心も一杯になっていただきたいという思いを込めております」

と話している。

渋谷は「日本有数の情報発信の場」であることから掲出場所に選ばれた。その他にもJR品川駅のコンコース自由通路や池袋・有楽町駅のホームドアに広告を掲出している。広告は5月末まで掲載予定で、渋谷駅の壁面など場所によってはすでに終了しているものもある。

しかしこれだけの広告、出稿にいくらかかったのだろう。ツイッターでも広告料を気にする声が複数上がっている。担当者に聞いてみたが、「申し訳ございません、非公開となります」とのことだった。

渋谷に出店予定は?

もう一つ、ツイッターで多く寄せられていた「渋谷にスシローがない件」についてはどう考えているのだろうか。今後の出店予定を聞いてみると、

「郊外型店舗に加えて、都市型店舗の出店を強化しております。現在は山手線内に数店舗出店しており、今後も出店を強化できるよう検討しております」

と担当者。渋谷にスシローが来る日もそう遠くないかもしれない。


創業祭における街単位での広告ジャックは今回が初めて。担当者は広告がツイッターで話題になったことについて、

「皆様からいただいたありがたいメッセージを励みに、これからも私どもの役割『うまいすしを、腹一杯。うまいすしで、心も一杯。』をしっかりと果たし、この状況を乗り越えるための力になれるよう、そしてこの一人でも多くの方においしいすしで笑顔になっていただきたいと考えております」

としている。

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