ちょっと欲張りすぎ...? 佐久市の「都市宣言」、あまりにも多いと話題に

ちょっと欲張りすぎ...? 佐久市の「都市宣言」、あまりにも多いと話題に

11の宣言をする佐久市(画像は酷険道@kokukendo_さん

あなたは自分の住む町や旅行先などで「○○宣言都市」と書かれた看板を見たことはあるだろうか。これは各自治体が目指す理想や目標などを宣言する「都市宣言」で、特段珍しいものでもない。

しかしツイッターでは、ある街の宣言が話題となっている。

それがこちらだ。


上下にずらりと並ぶいくつもの看板。これだけあるとすごい威圧感だ。どんな宣言があるのか、上から順番に見ていこう。

非核・平和宣言都市
暴力追放宣言都市
交通安全宣言都市
環境宣言都市
部落解放宣言都市
子育て支援宣言都市
健康長寿宣言都市
青少年健全育成宣言都市
スポーツ宣言都市
ポイ捨てのない、清潔で美しい宣言都市
地下水、湧水保全宣言都市

並んだ看板は合計で11枚。これらはすべて、長野県佐久市でなされた都市宣言だ。

2020年6月15日、この看板の様子をツイッターユーザーの酷険道(@kokukendo_)さんが投稿したところ話題となった。投稿を見たユーザーからは、

「宣言しすぎやろw」
「1枚くらい勝手に追加しても気付かなさそう」
「欲張り過ぎですね!」
「宣言ブーム来てて草」

など、宣言の数の多さに驚きの声が上がっている。

市町村合併直後に9つの宣言

佐久市の都市宣言は「ポイ捨てのない、清潔で美しい宣言都市」と「地下水、湧水保全宣言都市」が06年9月30日、他の9つが02年3月18日に宣言されたものだ。

なぜこんなにも多くの都市宣言を行っているのか。Jタウンネットは20年6月22日、佐久市役所総務課の担当者に取材した。

担当者はこれら都市宣言の目的を、以下のように話している。

「未来に向けて佐久市をより住みやすく魅力ある街にするため、また将来にわたって幸せに暮らし続けられるようにするためです。都市宣言はそのために特に重視しなければならない取り組みを、市民・事業者・市を挙げて進めていこうという決意と基本方針を明らかにしています」

02年3月に9つの宣言がされたのは、01年の市町村合併が関係している。

01年、佐久市、臼田町、浅科村、望月町の1市2町1村が合併して新たな佐久市となった。その際に、それぞれの市町村が行っていた都市宣言が、新しい佐久市議会において審議にかけられ、9つの宣言が議決されたという。

ただ、「佐久市・臼田町・浅科村・望月町合併協議会」のサイトに掲載されている合併前の資料によれば、合併前は臼田町だけでも12の宣言がされており、合併によって都市宣言の数が増えたというわけではなさそうだ。

また資料には、「現在の 4 市町村のすべての宣言を引き継ぐことを基本としますが、時代の要請と照らし合わせて見直しも行います」と記載されている。

今後都市宣言が増える可能性について、担当者は「可能性はありますが、予定はありません」としている。ツイッターで話題になったことについては、

「市民・事業者・市が一体となって取り組むことを目的としているので、改めて関心をおもちいただき、生活の中などで取り入れていただければと感じております」

とコメントした。

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