緑レンジャーに一体何が...? 想像力をかきたてる「非常口アート」が話題に→誕生の経緯を聞いてみた

緑レンジャーに一体何が...? 想像力をかきたてる「非常口アート」が話題に→誕生の経緯を聞いてみた

何があったの...?(画像はOVERALLs提供、編集部でトリミング)

思わず想像が広がってしまう...そんな非常口がツイッターで話題となっている。

どんな非常口なのかというと...


緑色に光る、見慣れた普通の非常口の誘導灯......かと思いきや、その隣には非常口のシルエットとは真逆の方向に、楽しげに歩いていく赤、ピンク、黄色、青の4人のイラストが描かれている。

その目元には黒い模様が入っていて、戦隊モノのヒーローたちのようだ。よく見ると、緑のシルエットの目元も同じように黒くなっている。

アートを主軸に事業を展開する会社・OVER ALLsの取締役、若島薫(@WakashimaKaoru)さんは2020年8月1日、自身のツイッターに、

「ミドリ、何かあったな。
なにがあったのだろう。。」

というコメントを添えてこの写真を投稿。

確かに、隣に描かれたイラストのためか、普段ならば単なるアイコンでしかない非常口の「ミドリ」の逃げる様子に、何だか哀愁を感じる...。

ツイッターでは、

「陽キャの四人が『まだまだ飲むぞーっ!』って気勢を上げているところを『もう付き合ってられん』と逃げるグリーン」
「金が足りなくてATMへダッシュか逃走か(笑)」
「妻から陣痛が来たという連絡が入ったんでしょう」
「『何か危険なことがあったとき、立ち向かうのではなく逃げることも大切だよ!』っていうメッセージにも見えました」

と、写真を見たユーザーが「ミドリ」の状況について様々な状況を推測する大喜利状態となった。

ミドリ、何かあったな。
なにがあったのだろう。。 pic.twitter.com/mbstXet6MS
- 若島 薫(アート×コンサル)@OVER ALLs (@WakashimaKaoru) August 1, 2020

この非常口があるのは、OVER ALLsが運営するセレクトストア「OVER ALLs Store」(東京都目黒区)。

3日、Jタウンネットが若島さんにツイッターでの反響について感想を聞くと

「びっくりしました。想像や物語が広がり、面白いと思いました。
正解や不正解がなく、自由に想像をひろげられることが、アートの強みだと思っております」

とコメント。

それにしても、この非常口アートはどういった経緯で生まれたものなのか。

もっと詳しいことが知りたい......。そこでJタウンネットは4日、同社広報担当の池口茉里奈さんにも話を聞いた。

「ストーリーに正解はない」

2月5日にオープンした「OVER ALLs Store」は、アーティストであるOVER ALLsの山本勇気副社長をはじめ、様々なアーティストの作品を販売するセレクトショップだそう。


「単にアートを販売しているだけでなく、空間を丸ごと楽しんでもらえるようなショップとなっております。店内をデザインしている中で副社長の山本は『非常口があるとインテリアとしてオシャレじゃないよね』と思ったそうで。
世間的には、同じような理由で非常口を目立たなくする場合もあるようなのですが、やはり大事な目印ですので。オシャレに、でもしっかり目立たせるように、今回のイラストを施しました」

と池口さんは話す。

今回の非常口アートのモチーフは、やはり戦隊ヒーロー。

池口さんは、

「イエローは食いしん坊...といったような簡単なイメージはあるようなのですが、このアートのストーリーや解釈については、本当に何の答えや正解はありません。
弊社は『アートで人を楽しませる』ことをテーマにしているのですが、そこにはどうしても正解や不正解を求めてしまいがちな現代の皆さんに、自由に想像し、楽しんでもらいたいとの思いが込められています。
今回の非常口アートも、元々はアート...というほどのものではなく、描いたものだったのですが、皆さんに楽しんでもらえる仕掛けの一つになっていれば嬉しいです」

とする。


今回、ツイッター上で話題となったことについては

「コロナ禍でアートに注目が集まっているな...と思っていました。こんなときでも弊社の作品を楽しんでいただけるようにと様々発信していた中だったので、こうして話題にしていただけてとても嬉しく思います」

と池口さん。

その上で、

「まさにこれがアートのあるべき姿だな、と思いました。
正しい、とか、○○らしい、とか色々な定義がありますが、そういったものに捉われずに人それぞれ感じられる、答えのないものがアートだと考えてます。
自由な発想を忘れずに、『日常の中で楽しんでもいいんだよ』ということが少しでも伝わっていればいいな、と思います。これを機に、皆さんがアートに興味を持って、注目してもらえるようになれば嬉しいです」

とした。

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