なぜ30年前の漫画がここに...? 森の中で「ツヨシしっかりしなさい」全巻が発見される

なぜ30年前の漫画がここに...? 森の中で「ツヨシしっかりしなさい」全巻が発見される

詰め込まれた「ツヨシしっかりしなさい」(画像はmoemiki@moemiki_さん提供)

「森の中にツヨシしっかりしなさい全巻あるのワロタ」

あるツイッターユーザーによるこんな投稿が、注目を集めている。

「ツヨシしっかりしなさい」は漫画家・永松潔さんによるコメディ作品で、母や姉に代わって家事を切り盛りする主人公・井川強(ツヨシ)の日常を描いた物語。週刊モーニング(講談社)に掲載され、アニメ、ドラマ化もされた懐かしの名作だ。

単行本は全19巻で、1巻は1986年に発売。それが2020年になって森の中で発見されたようだが――いったいどういう状況なのか。

その様子がこちらだ。

森の中にツヨシしっかりしなさい全巻あるのワロタ pic.twitter.com/e7e6mGRSnR
- moemiki (@moemiki_) September 6, 2020

木々の中にポツンと置かれた、小さな家のような木箱。その中には「ツヨシしっかりしなさい」がずらりと並んでいる。もちろん他の本も入っているが、ツヨシのインパクトが強すぎて存在感を失っている。随分とシュールな光景だが、なぜこうなってしまったのか...。

Jタウンネットが投稿者のmoemikiさんに話を聞いたところ、この木箱は神奈川川崎市の生田緑地にある「森の小さな図書館」というもの。撮影したのは9月6日15時半ごろだという。写真では「ツヨシしっかりしなさい」の1巻がないように見えるが、実際はちゃんと入っていたそうだ。

「森の小さな図書館」の本は生田緑地内で読むことができるほか、本を持ち帰る代わりに自分の本を置いていくという運用ルールがある。つまりこの「ツヨシしっかりしなさい」は何者かがまとめて置いていった可能性もあるのだが...その真意は分からない。

moemikiさんはこの写真を6日に投稿。10日時点で2万4000件超のいいねが付くほど話題になっている。他のユーザーからは、

「誰かがツヨシを生贄に本持ってったな笑笑」
「ツヨシがスペース圧迫してて草」
「借りる人いるんですかね?」
「C言語の本でツヨシしっかりを封印してるみたいでやっぱりワロテしまった」

といった声が寄せられている。

「この一週間くらいで見かけておりました」

「森の小さな図書館」の管理者は、図書館が「ツヨシしっかりしなさい」まみれになっていることを知っているのだろうか。Jタウンネットは9月9日、生田緑地東口ビジターセンターの広報担当者に話を聞いた。


担当者によれば、「森の小さな図書館」は2015年より設置。生田緑地の中央広場と、東口ビジターセンター2階出口の2か所に置かれている。それぞれ30〜40冊ほど、所蔵できるという。



「ツヨシしっかりしなさい」が全巻入っていたのは中央広場の図書館。職員が時々様子を見ているそうで、「ツヨシしっかりしなさい」の存在については、

「存じておりました。この一週間くらいで見かけておりました」

とのこと。1冊取ったら1冊置いていくのがルールのこの図書館、やはり誰かが19冊持っていく代わりにツヨシを置いていったのかもしれない。

担当者は今回の件について、

「生田緑地のことを知っていただくきっかけになりましたので、話題にしていただき感謝しております」

とコメント。もう違う本と交換されている可能性もあるが、「ツヨシしっかりしなさい」を読んでみたいと思った人は、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

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