「竈門炭治郎」とスラスラ書きたいそこの君、塩竈市が「竈」の正しい書き方を教えてくれてるよ

「竈門炭治郎」とスラスラ書きたいそこの君、塩竈市が「竈」の正しい書き方を教えてくれてるよ

「塩竈市の竈の字の書き方」(画像提供:塩竈市役所市民安全課)

「竈門炭治郎」(かまど・たんじろう)といえば、今や知らない人はいないヒーローである。

漫画「鬼滅の刃」(吾峠呼世晴著)の記録的な大ヒットによって、本作の主人公である彼の苗字を「かまど」と読める小学生は少なくないという。

そんな中、俄然、注目を集めているのが、宮城県のほぼ中央に位置する塩竈市だ。

「竈門」と同じ文字を使う塩竈市の市民安全課で配布されている印刷物が、ツイッターで話題となっている。それには「塩竈市の竈の字の書き方」というタイトルが付けられ、その下に、次のような説明が書かれている。

「塩竈市の『竈』の字については、『竈』と『釜』の両方を使用することが認められています。『竈』は21画と画数が多く、書き方も難しい漢字ですので、正しい書き順を以下に示します。ちなみに市役所で用いる公用文ではこの『竈』を用いることになっています。


ツイッターには、こんな声が寄せられている。

「すごいや、書き順こんなだったの!」「これ見て初めて竈という字書いたww」「宮城に来てから存在を知り、未だに書こうと思わない漢字第一位です」「難しい...けどこれ、子供の方が書けちゃうんだろうなー」

また、鬼滅の刃ファンと思われるユーザーからは「これはありがたい」と言うコメントも。

いったい「塩竈市の竈の字の書き方」という印刷物は、何のために作られたのだろう?

Jタウンネット記者は塩竈市役所に取材した。

結婚、離婚など、戸籍に関わる届けは、「塩竈」と正確に書こう

「塩竈市の竈の字の書き方」を制作し、配布しているのは、塩竈市役所市民安全課窓口係だった。担当者はこう答えた。

「『竈』の字の書き方を説明する、こういった印刷物はもう20年以上も前から作られてていたと思います。住民票や印鑑登録などの申請書類に記入される場合に、参照していただいております。現在は、塩竈市に転入される方には、他の案内書類と一緒に封筒に入れてお渡ししています」

担当者によると、実際には「塩釜」と表記する人が多い。たとえ「塩釜」と書かれていても、市役所の職員は「塩竈」と解釈することになっているという。「塩釜は塩竈のこと」というハンコも用意されていて、必要があれば訂正するそうだ。

とくに、結婚、離婚など、戸籍に関わる場合は、正確性を担保するため、「塩竈」と記入することをお勧めしている、とのこと。

「私は地元出身で、塩竈市内の小学校、中学校に通っていましたが、学校で『竈』の字の書き方を教わったような記憶があります。塩竈市の子どもたちは書けるのかもしれません」と担当者。

「鬼滅の刃」の影響で、「塩竈市の竈の字の書き方」が欲しいという希望者からの問い合わせはありませんか? と聞いてみた。

「今のところ、そういった要望は伺っておりませんが、必要があれば、考えなければいけないかもしれませんね」

ちなみに、塩竈市のホームページ内には、「『竈』の字について」というページも用意されている。そこには、地名の由来として、この地に海水を煮て製塩を行う竈(かまど)があったと紹介されている。古来より有名な地名であったようだ。

改めて竈の字の書き方を覚えて、「竈門炭治郎」も「塩竈市」もスラスラ書けると、かっこいいかもしれない。

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