死ぬまで現役 下半身のツボ 定期的な電話で女性と近づく

 「これからの時代、生涯現役を貫く秘訣はズバリ、“知的性生活”を送ることです」
 こう語るのは、医学博士の志賀貢氏だ。
 「“知的性生活”とはその名の通り、セックスを知的に楽しむこと。我々シニア世代は年齢とともに肉体も衰えていきますが、セックスは脳で感じるもの。性に関する知識を養うことで、さらなる境地に達するのです」

 そこで今週から、3週続けて志賀流『知的性生活のススメ』をお届けしよう。
 「まず、シニアになると恋愛から遠ざかります。これは大問題です。異性への性的好奇心を持てない生活が続くと、男性ホルモンの分泌も減少するからです」

 なぜ、恋愛をしなくなるのか。
 「理由は一様ではないものの、根底にあるのは女性の口説き方が分からないから。若い頃はモテモテでも、今は勢いだけではなかなかうまくいかないため、最初の一歩が踏み出せなくなっている。そこで、シニア男性向けの口説き術を考えてみましょう」

 その一つが、“女性は同じ時刻に電話で口説かれると、下半身が疼き始める”ということ。
 「昔からマメな男性がモテることは間違いありません。ただ、毎日電話をすればいいワケではありません。実は極力、同じ時間帯に電話をすることで、女性を発情に導けるのです」

 そこには医学的な見地があるという。
 「元々女性の身体は、男性と違って規則正しい単調な振動に弱いという特徴があります。セックスでも同じで、クリトリス愛撫にしても、アレやコレやと刺激を変えるより、同じ強弱を繰り返すほうが女性は達しやすい。これは心理面でも同じなのです」

 毎日決まった時刻に電話を掛けられる(むろん、週に1回でも、同じ曜日、同じ時間帯なら構わない)と、女性はその単調な繰り返しによって、徐々に身体が反応するようになるのだ。
 「また、心理的にも決まった時刻に電話が掛かってくると、“待つ”ようになります。すなわち期待をするようになるんです」
 いつでも好きな時に連絡ができるメール世代の若者は、こうした女性の心理を知らないはずだ。

 また、メールよりも電話のほうが口説ける確率は高いそうだ。
 「女性の性感帯の一つは、耳です。女性は耳元で囁かれたり、熱い息を吹きかけられたりすると、途端に甘い声が出てしまう。電話をかけることは耳元への囁きと同じ。男性の声に自然と反応しやすいのです」

 気になる異性はいるのに、“どう声を掛けていいのか分からない”と悩んでいるシニア世代はどうすればいいのか。
 「とにかく理由は何でもいいので、相手の迷惑にならない程度に電話を掛けることから始めましょう。すでに親密な仲なら1日1回、まだお友達程度なら週に1回程度、何らかの理由をつけて、同じ時刻に電話を掛けてみること」
 そうやって最初の一歩を踏み出すことができれば、自然と相手との距離も近づき、同時に性的好奇心も高まるはず。

 このようにちょっとした知識を得ることで、諦めかけていた老後の恋愛にも、一つの道が開けるのだ。

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

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