死ぬまで現役 下半身のツボ シニア向けテクニックを駆使

 生涯現役でいるための秘訣−−。つまり、性知識を豊富にして医学的な見地から女体の攻略法を見つけ出すこと。これを「知的性生活」と呼ぶ。今回はその第3弾だ。

 1回目のテーマは「女性は同じ時刻に電話で口説かれると下半身が疼く」。2回目のテーマは「ファザコン女性は湿った言葉に弱い」ということを伝授してもらった。
 「最後はやはり、シニアのための性テクニックを紹介したいと思います。まず、知ってもらいたいのは、パチニ小体と呼ばれる感覚受容器の存在です」

 パチニ小体とは簡単に説明すると、振動に反応する感覚受容器のことで、体全体に散らばっているという。
 「女性の場合、主に乳首や性器の外陰部にパチニ小体が集中しているのです。ここから分かるのは、愛撫の基本は振動にあるということ。小刻みに震わせることでパチニ小体が反応して、女性に性感を与えるのです」

 シニア男性の性テクニックは焦らしが中心だ。女性のほうも、若者にはないネットリとした愛撫を期待しているのは間違いない。
 「つまり、乳首責めの場合、舐めたり摘んだりする一方で、震わせる動きも加えたほうがより効果的なのです」

 もちろん、あからさまに指をプルプルさせるのは、あまりにも滑稽だ。
 「パチニ小体のもう一つの特徴は、振動に対して1ほど離れた場所でも感じることが出来ること。例えば、乳首を責める際、手で乳房も揉みながら軽く震わせる。すると乳首に振動が伝わり、いっそう乳首の感度が上がると考えられるのです」

 乳首を吸いつつ、オッパイを揉んで震わせる。これが医学的にも最も感じる乳首責めといえるのだ。
 「外陰部に関しては、クンニの時、アソコのビラビラの部分に唇を当てて、クリトリスを舌で責めながら、唇をわずかに震わせるのが一番なんです。ちなみに感じやすい女性は、クリトリスを刺激するまでもなく、ビラビラを振動させられるだけで、イッてしまうこともあります」
 ちょっとしたテクニックだが、こういう知識があれば、クンニの正しいやり方も分かるのだ。

 そして、これは挿入後も同じ。
 「子宮口にあるポルチオ性感。通称、Pスポットもまた振動に弱いんですね。だから、ペニスを入れた後、奥に当てた状態から腰を小刻みに動かすだけで奥に振動を与えられるのです。奥でイカせるためには、豪快で力強いピストンなど、必要ないのです」

 体力に自信のないシニア男性でもコレなら簡単にできるはず。また、挿入後に中折れしやすい人は、こんな知識も覚えておこう。
 「人間のフェロモンの正体は、アポクリン汗腺と言われています。これは腋の下や、陰毛にあるのですが、人間は性的に興奮を得ると、この部分から異性を魅了する匂いを放つんです」
 正常位の時、女性の両腕を上げさせて、腋の下に顔を埋めれば、雌フェロモンがプンプン。中折れしそうなペニスも復活する可能性が高いのだ。

 性知識を養えば、いくつになっても女体攻略法は見つかるもの。さあ、今日から知的性生活を送ろうではないか。

志賀貢
医学博士。内科医として診療する傍ら、260作以上の小説やエッセイを執筆。また、性感研究の第一人者で『かなりHな夜の教科書』(河出書房新社)など、医学的見地に基づいたセックス&口説き術にまつわる著書も多数ある。

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