専門医に聞け! Q&A 夏に体調を崩さない対策

 Q:夏になると体調を崩します。朝起きたときから体がだるいし、足も重く、やる気も起きません。夜はお酒の力を借りて寝つき、冷房を2時間ほどかけますが、熟睡した感じがしません。仕事は屋外です。お酒はビールや酎ハイをたくさん飲みますが、食事は朝、夕は家で食べるので、栄養のバランスはとれていると思います。(38歳・土建業)

 A:日本の夏は高温多湿ですから、体にこたえるのは当然です。夏は紫外線が強い時期。ご質問の方は屋外の仕事とのことですから、夏の体調は紫外線も関係しているでしょう。
 紫外線は、目から体内に入ります。すると全身が日焼けすることが、動物実験で分かっています。それと同様に、疲労物質が血中に増加することも報告されています。
 夏の太陽に当たると疲れるのは、以上のような理由によるのです。
 できれば紫外線除けのサングラスをかけてください。そして、つばの広い帽子をかぶるとよいのですが、ヘルメット着用が義務付けられているなら、帽子は無理でしょう。ご質問の方の場合、熟睡できないことも、夏に体調を崩す原因になっていると思われます。

●飲酒と睡眠を見直そう
 お酒をたくさん飲むそうですが、飲み過ぎると体は熱を持つので、なお暑苦しくなります。飲み過ぎると眠気を誘われますが、すぐに目が覚め、結局、熟睡を妨げることになりかねません。
 また、寝入りばなだけエアコンを入れているとのことですが、温度変化は知らず知らずのうちに体調に大きな影響を与えています。
 できれば、就寝中に温度変化がないようにしたいものです。就寝する1〜2時間前に、冷房を入れて部屋を冷やしておくほうがよいでしょう。冷房の風が苦手という人は除湿にするのもよい方法です。
 朝起きたときに足が重いとのことですから、胃腸が弱っているのかもしれません。食事は問題ないようですから、冷たいアルコールの飲み過ぎが原因ではないでしょうか。
 お酒に限らず、冷たいものの飲み過ぎはよくありません。以上のように生活習慣を改めてみてください。きっと体調不良が防げるはずです。

今井一彰氏(みらいクリニック院長)
山口大学医学部卒業。東洋医学などさまざまな医療を駆使し、薬を使わずに体を治していくという独自の観点に立って治療を行う。日本初の靴下外来も設置。

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