一度は乗ってみたい超豪華な「特別列車」…駅に停車中でも「車内見学」したら違法に?

一度は乗ってみたい超豪華な「特別列車」…駅に停車中でも「車内見学」したら違法に?

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2016年10月15日で運航開始から3年を迎える「ななつ星in九州」など、豪華なサービスが堪能できる特別列車が近年人気です。ちなみに「ななつ星in九州」は予約の平均倍率はなんと20倍超にもなっているそうです。

乗りたくてもチケットがとれなかったファンにとっては、せめて入場券を買って駅構内に入り、停車中の列車を眺めたり、写真を撮ったり、中を見学してみたいという人も多いでしょう。

けれども、はたして停車中とは言え、乗車券や特急券を持たずに車内に入っても良いのでしょうか? このケースについて解説したいと思います。

*画像はイメージです:https://pixta.jp/

■入場券では列車に立ち入ることができない

JRや私鉄各線の旅客営業規則では、入場券では列車に立ち入ることができないと定められていることが多いです(例:JRの旅客営業規則296条2項「入場券所持者は、列車に立ち入ることができない。ただし、当社が特に認める場合は、この限りでない。」)。

JR旅客営業規則の「当社が特に認める場合」とは車いすの旅客等介助を必要とする方を指定された席まで案内する場合などをいいますから、鉄道ファンが中を見学したいと言っても認められないでしょう。

■入場券で列車に立ち入っていることを見つかったら?

旅客営業規則には規定はありませんが、施設管理権等に基づいてつまみ出されることになるでしょう。

なお、列車は「建造物」には当たらないので、建造物侵入罪には当たりません(もっとも、最初から列車に乗車する目的を持って入場券で改札を抜けた場合は、駅構内への立入りが建造物侵入罪となるでしょう)。

■次の駅まで乗ってしまうと3倍の料金請求のケースも

この場合どうなるかは有名だと思いますが、JR旅客営業規則264条、267条により、正規運賃の3倍の料金を支払わなくてはならなくなります(悪質とみなされなければ3倍の料金を取られない可能性もありますが)。

以上のように、停車中のちょっとの間だけでも入場券で列車に立ち入ることは認められていませんので、列車の中を見学するのは(諦めきれないかもしれませんが)諦めてください。

*この記事は2015年3月に掲載されたものを再編集しています。

*著者:弁護士 木川雅博 (星野法律事務所。通信会社法務・安全衛生部門勤務を経て、星野法律事務所に所属。破産・再生・債務整理を得意とする。趣味は料理、ランニング。)

【画像】イメージです

*中嶋茂夫 / PIXTA(ピクスタ)

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