クリスマスイブに婚約者が風俗店に通っていたことが発覚! 激怒し別れを決意した彼女の言い分は通る?

クリスマスイブに婚約者が風俗店に通っていたことが発覚! 激怒し別れを決意した彼女の言い分は通る?

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理由は不明ですが、日本ではクリスマスは彼氏・彼女と過ごすものとされており、独り身にはつらい日となっています。実際のところ、「仕事をする」あるいは「まったく普通に過ごす」人も多いようなのですが。

そんなクリスマスにつらい思いをしているのが、遠距離恋愛中のカップル。パートナーがいながら会えない場合、不貞に走るケースも多いと聞きます。

婚約者がイブに風俗通い

Aさん(20代女性)は、遠距離恋愛を実らせて婚約。今年のクリスマスイブはAさんが仕事のため、会えずじまいでしたが、翌日から会うことになっていたそうです。

25日に会い一緒に食事をして会計をしてみると、彼の財布から一枚の名刺が落ちます。拾ってみると、それは風俗嬢の名刺。しかも裏には「いつもありがとう。イブに癒されました」などと書かれており、定期的に通っている形跡がありました。

Aさんは激怒

彼を信じていたAさんは大激怒。風俗が不貞であるかどうかは微妙ですが、「そんな男は気持ち悪い。絶対に嫌」と婚約破棄を決意。彼氏にも当然その旨を伝えます。

しかし彼氏側は「結婚したい」と考えており、現在説得を試みているそうです。心が離れてしまった以上、仕方のないことのように思えますが、Aさんは友達から「風俗は不貞じゃないし、そんなんじゃ破棄は認められないよ」と助言を受けたそうです。

婚約者の風俗通い、そしてクリスマスイブにも行ってたという事実は、婚約破棄の正当な理由になるのでしょうか?秋葉原よすが法律事務所の近藤美香弁護士に見解を伺いました!

正当な理由なく破棄すれば損害賠償義務を追う可能性

近藤弁護士:「婚約は、将来婚姻しようという男女間の契約です。婚約が成立するには、理屈上は、真意に基づいて結婚の約束がなされればそれで足りると考えられます。

一方で、婚約が成立したとしても、それを破棄すること自体は、一方の当事者が自由に行うことができます。しかし、婚約の程度によっては、正当な理由がないのに破棄した場合、相手方に対して損害賠償義務を負う可能性があります。

すなわち、婚約したことをそれぞれの両親に紹介し、食事会や結納、婚約指輪の購入、結婚式場の予約など、結婚に向けて具体的な準備がある程度進んでから正当な理由なく婚約を破棄したような場合は、結婚のために費消した金額が損害と認められる可能性があります。

また、婚約破棄の理由によっては、精神的な損害(慰謝料の支払い)が認められる可能性もあるでしょう。」

今回のパターンは正当な理由になるのか?

近藤弁護士:「本件の場合はどうでしょうか。結婚準備がある程度進んだ状態で婚約破棄したとしたら、彼氏が風俗店に行ったことが、婚約破棄の正当な理由と考えられるかどうかが問題となります。

この問題については明確な解答があるわけではありませんので、一義的に解答するのは難しいです。風俗の具体的態様や、2人のそれまでの関係性や生活環境なども影響するかもしれません。

私としては、原則として「正当な理由」に該当し、仮に彼氏から損害賠償請求がなされたとしても、認められないのではないかと思います。ただし、最終的な答えは裁判所の判断次第ということになり、上記の具体的な状況によって、結論が異なる可能性があると考えられます。」

難しいケースだが…

非常に難しいケースですが、婚約者がいながら風俗に通うことが一般的に「感心されない行為」であることは間違いありません。Aさんの婚約者が嘘をつき、それがバレてしまっており、離婚問題に精通した近藤弁護士の目から見ても「婚約破棄の正当な理由になり得る」とのことですから、やはり婚約破棄を認めるしかないのかもしれませんね。

*取材協力弁護士:??近藤美香(秋葉原よすが法律事務所。家事事件を専門的に取り扱い、500件以上の家事事件を取り扱った経験を持つ。JADP認定の夫婦カウンセラーの資格を保持している。)

*取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)

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