10月にイメージアップを展開中の「東京都北区」に注目!

10月にイメージアップを展開中の「東京都北区」に注目!

(C)Shutterstock

東京都北区がイメージアップ作戦を展開中だ。10月には花火大会におでんの日と、多彩なイベントが予定されている。


北区には、紙幣や切手を製造している『国立印刷局』や、JR東日本の『東京新幹線車両センター』、五輪メダリストや世界大会に出場する選手を養成する『ナショナルトレーニングセンター』など、公共施設は多いものの全国的な知名度は低い。



「北区は、戦後に滝野川区と王子区が合併して誕生しました。ですが、いかんせん“北区”というのは全国どこにでもある地名なのでインパクトが薄い。せめて“十条区”だったら、少しは違っていたでしょう。しかし、北区は東京23区内でJRの駅が一番多く、JR駅のない世田谷区や練馬区よりも都心部へのアクセスはいいのです」(北区関係者)


例えば、東京駅までは山手線の田端駅から15分、新宿へも埼京線・湘南新宿ラインの赤羽から15分ほどだ。また、桜の名所の飛鳥山公園や、バラが有名な旧古河庭園など、都内屈指の公園も多い。


エッセイ漫画の『東京都北区赤羽』は以前から評判で、先月9月からは原作者の清野とおる(36)が描いた“住めば、北区。東京”シリーズのポスターが鉄道沿線に掲示されており、イメージチェンジに励んでいる。


「北区の高齢者率は23区内のなかで一番であり、収入面は下の方ですが、家賃など物価が安いのです。朝から飲める赤羽の飲み屋街は、いまでは観光地になっており、“バネジョ”(赤羽の女性)はどこに行っても人気者です」(北区の住民)


その赤羽周辺では、10月8日に『北区花火会』が実施され、7777発の花火が荒川の夜空に打ち上がる。また10月10日は『北区おでんの日』に設定されており、同日から11月30日まで、同区内ではさまざまなキャンペーンが行われる。



さらにナショナルトレーニングセンター周辺では、10月10日に荻原健司(46=スキーノルディック)や大山加奈(32=バレーボール)らも参加する『スポーツ祭り』をが開催される。旧古河庭園でも10月8〜23日に『秋のバラフェスティバル』があり、芝生広場で音楽会などが実施される。


自然とグルメも豊富な北区は、日本文学には欠かせない町でもある。旧古河庭園のある西ヶ原周辺は、推理作家の内田康夫(82)の『浅見光彦シリーズ』でもおなじみだが、田端は文士村でもあった。


芥川龍之介邸の復元模型を常設している『田端文士村記念館』では10月7日から来年1月末まで『水魚の交わり〜犀星・朔太郎』展を開催。これは室生犀星の田端転入100年、萩原朔太郎生誕130年を記念した企画展だ。


都心から往復でもワンコインで行ける北区。住んでも訪れても魅力が多い土地なのだ。


(ライター・野川果音)

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