次の休日、親子で図書館に行くべき3つの理由 - 「国際子ども図書館」探訪

次の休日、親子で図書館に行くべき3つの理由 - 「国際子ども図書館」探訪

画像提供:マイナビニュース

これからの暑い季節、どこか出掛けたいけど、公園は暑いし、ショッピングモールはお金がかかるし……と、休日の過ごし方にお悩みの家庭も多いはず。そんなときにおすすめしたいのが"図書館"だ。東京・上野の「国際子ども図書館」を訪ね、"親子で図書館に行くべき3つの理由"を見つけてきたので紹介したい。

○【理由その1】子どもの感性がグングン育つ

図書館の一番の魅力といえば、何と言っても"本が豊富にそろう"こと。我が家には3歳の子どもがおり、寝る前には絵本を読み聞かせるのが日課なのだが、毎月のように絵本を買っていてもマンネリ感は否めない。図書館には、絵本も膨大にそろっているので、いかなる年齢や好みの子どもであっても、必ず興味を引く一冊が見つけられる。

「国際子ども図書館」の所蔵数はなんと約60万点。「子どものへや」にはその中から、約9,000冊もの児童書がそろう。同館の児童サービス課の担当者に本のラインナップについて話を伺ったところ、「絵本や物語は、昔から広く親しまれてきたものが中心です。主人公と一緒になって楽しさや怖さといった色々な感情を体験できたり、子どもも納得し満足できる結末になっているか、といったことなどに気を付けながら選んでいます」とのこと。豊富な絵本を読むことで、子どもは好奇心や知識欲などさまざまな感性を育むことができるのだ。

○【理由その2】子ども向けイベントが充実している

本を読むだけでなく、さまざまなイベントを実施している図書館も多い。一番ポピュラーなのが「読み聞かせ会」。同館でも、毎週土曜日に「子どものためのおはなし会」と題して、4歳以上の子どもに対し、年齢別の読み聞かせイベントを行っている(夏休み期間中:7月20日〜8月31日を除く)。

同館のおはなし会の特徴は、親子で一緒に参加するのではなく、子どもだけを部屋に集めて実施していることだ。担当者によると「親御さんがそばにいると、どうしてもそちらに関心がいってしまう子も多いので、ストーリーテリングや絵本に集中してもらうために、子どものみの参加にしています」とのことだった。

"子どもだけしかいない"ということもあり、30分の読み聞かせが終わったあとには、初めて会ったばかりの子ども同士が自然と仲良く話すようになることもあるという。このほかにも、同館では「わらべうた」や「音楽と絵本を組み合わせた読み聞かせ」など、本に親しむための多彩なイベントを企画している。子どもの「聞く力」や「想像力」を育むには、こういったイベントに参加してみるのもいいだろう。

○【理由その3】お金を一切かけずに過ごせる

図書館は、入場も利用も一切お金がかからない。何かと物入りなことが多い夏、お金をかけずに過ごせるのは家族にとって嬉しい限りだ。無料で気軽に利用できるので、公園に行った帰り、買い物に行った帰りなどにふらっと立ち寄るのもいいだろう。

同館は、上野公園のすぐ近くに立地していることもあり、美術館や博物館に行ったあとに来館する利用者も多いとのことだ。ちょっとした休憩がてらに、絵本を読みに図書館に行けば子どもも喜ぶに違いない。

○「国際子ども図書館」は、まさに親子のオアシス

「国際子ども図書館」は、国立国会図書館の支部図書館であり、国内初の国立児童書専門図書館。もともと1906(明治39)年に建設された帝国図書館として利用されていた「レンガ棟」と、安藤忠雄建築研究所・日建設計が設計に参画し2015年に完成した「アーチ棟」から成り、今昔の様式が融合した建築も同館の魅力となっている。

館内には、主に小学生以下の子どもを対象とした「子どものへや」をはじめ、展示会を行う「本のミュージアム」、明治から現代までの子どもの本の歴史を辿れる「児童書ギャラリー」など、多彩な部屋に分けられている。また、靴を脱いで休憩できるスペースや授乳室なども完備しているので、小さな子ども連れでも快適に過ごすことができるのも魅力だ。

子どもはもちろんのこと、歴史的価値のある建築や児童書など大人でも楽しめる魅力も豊富なので、休日に家族そろって同館を訪れ"絵本の一日"を過ごしてみるのもいいだろう。

「国際子ども図書館」の所在地は、東京都台東区上野公園12-49。開館時間は9時30分〜17時。休館日は月曜日、第三水曜日、国民の祝日(5月5日を除く)、年末年始となっている。
(中納俊)

関連記事(外部サイト)