イメージと違う!! 出会って秒で婚約解消するハメになったカップルたち【ラブ・イズ・ブラインド考察】

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イメージと違う!! 出会って秒で婚約解消するハメになったカップルたち【ラブ・イズ・ブラインド考察】

※このコラムは「ラブ・イズ・ブラインドJAPAN」エピソード1〜9のネタバレを含みます。

■顔を合わせて分かる現実の姿。出会って秒で破局連発

今回はポッドを出て、初めて顔を合わせてのバカンス、からの同棲。そこではイメージと実物のギャップを埋めていくことに加え、結婚に向け短期間でお互いの内面を深掘りし、擦り合わせなくてはならない過酷さがあります。そんな中、早くもバカンス初日で2組のカップルが破局に……。

■ポッドを出た瞬間ジジイの霊が憑依したオダッチ

印象が一番変わってしまったのがお笑い芸人のオダッチ。芸人さんのプライベートは意外と無口、なんてよく聞きますが、ポッドの中ではあんなに饒舌だった彼も外に出た瞬間から口を閉ざした貝になりました。

グラス作り体験をする元バレエ講師・ナナコを、溶接作業の現場監督のように真顔で見つめながら頷くのみ。食事をすれば、亡くなった友人を思い浮かべる老人のように無言で遠くを見つめ、その後「ここはスタバか?」と二度見するほど無言の単独PC作業。

オダッチは「(家族になるには)自分が何かしなくてもいいと思えるような空気感でないと無理」と語っていましたが、それを初っ端から行動に移してしまったのがよくなかった。

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バカンスは初めて顔を合わせて盛り上がって二人の絆を深める時間なのに、オダッチはポッドの中での情熱的なトークとプロポーズから一転し、出会った初日から金婚式を迎えた熟年夫婦のような振る舞いに。

みんなの前だと明るいのに、二人きりになった瞬間なぜか縁側で佇むじいさんが必ず憑依し、無言になるのは何かの呪いなんでしょうか。ポッドの中で着ていた全身赤ファッションは還暦スタイルだったのなら全て合点がいきます。

結果、辻仁成もびっくりの「老人と情熱のあいだ」のギャップに困惑したナナコは別れを告げました。オダッチは憑依しているジジイの霊を恐山に行って即刻お祓いしてきてください。

■アラサーの1分1秒の重みを知るべし

23歳のメンズ専門美容師・ユウダイと32歳のオンラインマーケティング・ナナの年の差カップルも秒で破局。ユウダイは、ポッドの中では子どもを持つタイミングを女性の年齢に合わせる、と言っていたものの、いざ現実となると覚悟が決まらず破局に。

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30代の女の1分1秒の重みと価値を思うと、事前確認していたにも関わらずポッドを出た後にこのズレが出るのは怒り心頭だと思うのですが、ナナは優しく諭していて偉すぎました……。

相手が相手なら場外乱闘流血沙汰になってもおかしくないレベルです。今ユウダイの命があるのはナナができた人間だったから、ということを噛み締めていただきたい。

顔を見ることで現実や相手の本当の姿が見えてきて即お別れになる、というのはラブ・イズ・ブラインドだからこその出来事ですね。

■モリコミュニケーション学院・開校! のち即廃校!

同棲生活が始まると、生活スタイルや性格の違いなど、さらに細かな点が露わになってきます。美容皮膚科医・モリさんと建築関係・ミナミはそれが顕著でした。

「モリさんの毛が大量に落ちてる! 掃除してほしい!」を度々連発するミナミに、男性にとっておもくそデリケートなやつじゃないの!? とヒヤヒヤしましたが、そのナイーブな理由を照れながら全世界に公開してくれたモリさんがいいやつすぎて泣けました。

ミナミは合理的に最短で答えを出したいと言っていたように、「私はこう思うのでそれ以上でも以下でもないです!」といった感じで、思うがままに気持ちを直球で伝えて相手を動かす、というスタンス。

会話の流れや相手の気持ちを配慮するよりも先に、自分の意見を全て伝えることで、最短で自分の理想の夫婦の形を作りあげることを最優先しているように見えました。

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例えば、モリさんの帰りが遅くミナミの料理負担が多くなっていたと思われる時も、突然「明日のご飯どうします? (早いなら)モリさん作んないんですか?」と、伝え方にパワーがありすぎて欲求を押しつけているように見えてしまうんですよね。

モリさんは「作らない」のではなく、忙しくて「作れない」だったとしたら、「作んないんですか?」の否定的なニュアンスは相手にとっては気持ちよく受け入れられなかったりします。

相手の状況や意見をきちんと聞き、譲歩したり、どう受け取るかを配慮して伝えられていたら、モリさんとはもう少し違う未来があったかもしれません。こればっかりは配慮の極みなモリさんとストレートなミナミで、タイプが水と油すぎました。

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そういう不器用さを自分が変えてあげたい、とモリさんは彼女を選んだわけですが、モリコミュニケーション学院は校長の心が折れ、早々に廃校しました。

モリさんが美しいと惹かれた彼女の不器用さによって、結果別れることになったのが皮肉ですね。

しかしモリさんは優しいですね。ミナミが料理を褒められて「切って炒めてルー入れただけ」と謙遜した時に「それでもこの味にはならない」と切り返した時は、全国の料理を作るものが求める、リスペクトのこもった最高のセリフに震えました。

ルー系料理を舐めている人間全員の脳内にこのセリフを刷り込みたいです。

■毎日が(株)プリアの面接状態

一方、起業家・プリアと飲食店経営・ミズキのカップルでは、(株)プリアの最終面接が開催されていました。

恋愛云々の前に経営者としてどういう人物なのか、家族と事業をどのようにマッチさせていくか、をプリアが採用面接ばりにガン詰め。

その場しのぎの回答でブレブレになりながら凌ぐミズキに対し、一本筋の通った人物像が見えてこなかったため、あえなく(株)プリアの配偶者という役職としては不採用に。

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プリアが経営者として至極真っ当な指摘をマシンガンのようにミズキに連射しまくり、日々しごきあげる姿は「付き合いたての同棲カップル?」ではなくビジネススクールのマインド矯正合宿を見ているようでした。あえなく卒業前に退学となりましたが。

■カオルの父が大物すぎてぶったまげ

「ケニア行ったことある? ご飯いけた?」と、ケニア駐在の人材をスカウトしにきたケニア野球代表監督・ミサキとシンガーソングライター・カオルのカップルは、ポッドを出る時も迷っていただけあって、未だにカオルの中で愛が育ちきっていない様子。二人は物事の考え方がかなり違うので、ここも継続が危うく見えます……。

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カオルのお父さんがCHAGE and ASKAのASKAだということも衝撃でした。家族関係が良好だった人に家族の不仲を理解してもらうのって難しいんですよね。親は何があっても親! 素晴らしいもの! って刷り込みがありますから。

素晴らしい父だったはずなのに、事件から一転して壊れてしまった父親像との間でもがくつらさの中で、「過去やしね」で片づけられてしまうのは納得いかないですよね。

さりげなくミズキの友人にあいのりのヒデ、カオルの友人にテラハ東京2020のハルカが出てきたのも興奮しました。

美容師・リョウタロウと広告営業・モトミは順調そうですね。「絶対染めない!」とこだわっていた金髪を、相手ご両親への挨拶に向けてリョウタロウが黒髪に染めてきたのは、決意の本気度を感じさせてめちゃくちゃかっこよかったですね!

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モトミ父は昭和の硬派親父だと言っていたので、もっと固い感じかと思いきや、おしゃれハットを被ったマフィア風イケおじでびっくりしましたが、リョウタロウの顔合わせが楽しみですね。ちゃぶ台ひっくり返すくらいの昭和っぷりを期待したいです。

■ミドリは結婚したいならおかんもジョインして同居すべし

ビジネスプランナー・ミドリと会社役員・ワタルのカップルも、ミドリの気持ちが育っていないことはさておき、外野から見る分には相性がよくてすてきなカップルですよね!

ワタルはミドリの感情が自分に向ききってないことを理解し、ショックもあるだろうに、腐ったり人にぶつけたりすることなく、今やれることを受け入れて前向きに行動するポジティブさが本当にいい! ジムに通って体を絞ったり、ケジメをつけるために改めてプロポーズしたり。大人な男気がかっこいいです。

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ポッドを出てから二人の立場が逆転し、ワタルが追う形になっていますが、ただただミドリの気持ちが追いついてくれることを祈るばかりです。この二人が幸せになる結末が見たいんだよ……!

ミドリは誰になんと言われようと、自分がしっかり納得しないと決断しない、雰囲気には流されないタイプに見えるので、判断材料としてお母さんの直球なご意見がいいアシストになりましたね!

多分もうあの家にお母さんと3人で住んで、常におかんのご意見で引っ叩かれながら過ごしたほうが結婚に進んでいくと思います。部屋も広そうですし、もう短期同棲じゃなくて短期同居をおすすめします。

■アヤノの違和感。誤解なのか、それとも……

外資系会社員・アヤノは大丈夫なんでしょうか? 本命二人に敗れ、なんとなくと流されてコンサルタント・シュンタロウとカップルになってしまったような感じに見えますよね。

「犬の世話>>同棲」で、貴重な約3週間の同棲のうち2日バックレはなかなかの出来事ではないでしょうか。

向き合う時間が足りないと揉めていましたが、この問題の本質は「アヤノに気持ちがないように見える」ということですよね。でもアヤノがひたすら主張するのは「2日間逃げた訳ではないし、時間を作ろうとしている」ということ。

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でもこれって気持ちがきちんとあることを証明できれば、逃げじゃなかったことが伝わり即解決する問題ですよね。でもそこについてアヤノは一切言及せず、時間を捻出することに論点を置いて反論し続け、シュンタロウへの気持ちは一切表現しない。だからどうしても逃げに見えてしまう……。これが以前、彼女が言っていた、本心が分かりにくく誤解される現象であることを祈りたいです。

もし本当に気持ちがないなら別れを告げるのも相手への誠意だと思うのですが、彼女の性格的に恐らく他人からの見え方を気にするので、自ら別れを言い出すことは悪者になりかねない、と考えてラストまで切り出すことはなさそうな気がしますね。

ポッドで結ばれた時は幸せだったはずのカップルが、それぞれの道に進み始めた今回。果たしてラストはどうなるのか、幸せな結婚を祈りながら次回を待ちましょう。

(やまとなでし子)

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