【バッグの中身】スタイリストが語る「おしゃれな人の荷物が少ないワケ」

【バッグの中身】スタイリストが語る「おしゃれな人の荷物が少ないワケ」

【バッグの中身】スタイリストが語る「おしゃれな人の荷物が少ないワケ」

取材・文:ミクニシオリ

撮影:三浦晃一

編集:照井絵梨奈/マイナビウーマン編集部

いつもおしゃれなあの人は、しごとバッグの中に何を入れているんだろう。

「ファッションもメイクも大好きだから、出社する時でもきちんとお洋服を楽しみたいんです」

そう語る彼女の職業は、スタイリスト。でも、撮影現場でモデルさんと一緒に働いているわけではありません。「DROBE」というスタイリングサービスで働くSumireさんの日々の業務は、ユーザーさんの日々のコーデのスタイリング。

現場に行かず、テレワークでPCを駆使して働く新時代のスタイリストのおしゃれだけどコンパクトなバックについてたっぷり聞いてきました。

Sumireさん

大学で服飾を学び、販売員を経験した後にオンラインスタイリングサービスを運営する会社に転職。その後、DROBEに出会い、スタイリストに。ガーリーながらもカジュアルなスタイリングが得意。Instagram:@sumire.010

カジュアルだけど、どこかガーリーな女性らしさを取り入れたファッションが好きなSumireさん。バックは個性的なカラーのものを選んで、足し算アイテムとして使うことが多いそう。

「今日のメインバックは、Casseliniというブランドで一目惚れして購入したもの。しごとバックといえどファッションに合わせてテイストを変えたいので、おうちにある20個以上のかばんの中から、その日の気分でメインバックを変えます。毎日出社するわけではないので、PCはサブのエコバックで持ち歩いています

●バッグの中身

1 YVES SAINT LAURENTのフラグメントケース

2 ハンカチ

3 社用PC

4 ジョンマスターオーガニックのエコバッグ

5 サングラス

6 シュシュ

7 Aesopのハンドジェル

8 ニュートロジーナ ウルトラシアー フェイス&ボディ スティック サンスクリーン

9 YVES SAINT LAURENTのキーケース

10 フリスク ネオ

11 充電器

12 iPhone XR

13 AirPods

14 コスメポーチ

バックの中身も、ちょっぴり目を引くカラーのアイテムが多いSumireさん。統一感はあまり意識せず、出先で気になったアイテムを一目惚れ買いすることが多いそう。「かばんの中くらい、派手なものだらけの方がテンション上がる」というその気持ち、分かる。

重い荷物を持ち歩くのが苦手だというSumireさんは、日々かばんを変えたいタイプなこともあり、必要なアイテムだけを厳選しているという。

「ブランドさんの展示会に行った時、たまたま開催されていたポップアップショップで一目惚れして買ったこの巾着。シュールですよね(笑)。コスメポーチとして使っています。メイクが大好きなのでお直しコスメはたくさん持ち歩きたいけど、荷物が重たいのが本当に苦手なんです。少しでもかさばらないように、巾着にしています

コスメオタクでもあるというSumireさんのお直しコスメの中でも特に欠かせないのが、この4点。

ローラメルシエのクッションファンデは、お直しのときも薄付きしてくれる優秀コスメ。アディクションのハイライトイニスフリーのパウダーで整えれば、仕事後に用事がある時もしっかりメイクが直せます。あとは、何度もリピートしているクラランスのリップ。一度つけると本当にヨレないので重宝しています」

荷物少なめ派のSumireさんも「一番助かってる」と太鼓判なのがこちらのアイテム。YVES SAINT LAURENTのフラグメントケースだ。

「最近流行している、カードケースサイズのお財布。クレジットや身分証など最低限のカード類、お札も折りたためばすっぽりです。キャッシュレス決済をすることが多いので、お財布はこのサイズでも意外と困りません

これなら、デニムポケットなどにも財布を収納することができる。荷物少なめ派は真似したいアイデアかも。

「アクセサリーが好きなので、手元のコーディネートを考えるのも楽しいです。かばんやアクセサリーを上手に使うと、着回しやすいシンプルアイテムでもコーデが締まるのでおすすめです」

かばんが重たいと、肩もこるし背中も丸まったりする。Sumireさんの今日の服装はすっきりしたカジュアルコーデだけど、アクセサリーやかばんを工夫して、背中を伸ばして歩いているからこんなにスタイリッシュに見えるのかも。

これ以外にも、香水はネットで購入した4mLサイズのものを持ち歩いていたり、日焼け止めはスティックタイプのものを使っていたりと、荷物を少なくする工夫に余地がない。「ずぼらな性格なので、“ラクできる”が荷物選びのテーマ」なんて恥ずかしそうに言っているSumireさんだけど、自分の性格を理解して生活に生かしているのも素敵だ。

お仕事に欠かせないアイテムは、会社から支給されているノートPC。スタイリストさんと聞くと大きなカバンにリースされたたくさんのお洋服を持って、撮影現場に急ぎ足……というイメージもあるけれど、Sumireさんの働き方は従来のスタイリストの働き方とはちょっと違う。

DROBEのスタイリストたちは、登録してくださったお客さまのプロフィールやご要望に合わせて、ひとり一人に合うスタイリングを行っています。お客さまはなかなかお買い物に行く時間がない人や、自分に合うコーディネートが分からなかったり、服に対してお悩みを持っていたりする方々です。お客様ともチャットベースで関わることが多く、社内のシステムを使ってスタイリングしていくので、仕事は全部PCで行っています」

従来からのスタイリストは力仕事も多く、環境の変化で続けられなくなる人も多い。だからこそ、PC一つでスタイリング業務に携われるDROBEには、ママさんスタイリストたちも多いのだ。

前職はアパレルブランドで店頭にも立っていたというSumireさん。元々ファッションに対する情報感度は高い方だったというけれど、日々どのようにしてトレンドの知識を蓄えているのだろう。

主要な女性ファッション誌は毎月すべて目を通しています。雑誌でトレンドの大枠を押さえつつ、大手通販サイトさんのランキングなどを比べ見て、その中で実際に女性たちがどんなアイテムを選んでいるのかを研究しています」

Sumireさんが日々培うファッション知識と、社内で構築されたAIの知見を組み合わせながら、日々ユーザーのスタイリングを行っている。とはいえ、ユーザーから見て好みではない服が届いてしまったり、実際に来てみるとサイズが合わない……ということはないのだろうか。

ユーザーさんからはお洋服の好みや使いたいシチュエーションなど、細かい情報をもらっています。実際リピート率も高く、お客様によっては自分と気の合うスタイリストをご指名いただくこともあるので、信頼関係を持って関わっていけるのかなとは思っています」

「お洋服のサイズに関しては、私たちも日々社内で情報交換を行っています。同じサイズでも、アイテムやブランドによってフィット感は変わってくるので、実際に店舗でスタッフの話を聞くことも」

従来のスタイリストのように実際に服を手に取ってスタイリングするわけではないからこそ、細かい事前情報集めや社内での情報交換、ブランド理解などが大切になってくる。

「私も通販でのお買い物が大好きなんですけど、ネットでのお洋服選びに重要なのはサイズをきちんと測ることだと思っています。丈、胴回りなど自分に合うサイズをきちんと知っておくだけでも、ネットショッピングでの失敗はグッと少なくなると思います」

自分で買い物する時も、サイズ表記がしっかりされていない洋服は選ばない。しごとバックをネット購入する時も、マチサイズや底サイズなど細かい部分までしっかり書いてあるものを選ぶことで、予想と違うお買い物をしないで済むとSumireさんは言う。

新時代のスタイリストは、ネットでのお洋服選びのプロ。仕事でもプライベートでもPCを使いこなして、上手なお買い物で荷物を減らしていた。買い物には、自己理解が大切。そんなことを教えてもらった気がする。

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