【バッグの中身】やっぱりハイブラも持ちたい。モチベ高まる仕事グッズ

【バッグの中身】やっぱりハイブラも持ちたい。モチベ高まる仕事グッズ

【バッグの中身】やっぱりハイブラも持ちたい。モチベ高まる仕事グッズ

取材・文:ミクニシオリ

撮影:三浦晃一

編集:錦織絵梨奈/マイナビウーマン編集部

美意識の高い人というのは、持ち物への気配りの細かい人でもある。

自分を形作る持ち物に、妥協しない。そういう人は持ち物だけでなく、メイクやヘアケアも妥協しない。だから身に着けているアイテムはシンプルでも、どこか洗練された印象になる。

イギリスの有名ヘアケアブラシ・タングルティーザーなどを日本で流通させているブランディング企業・株式会社プリアップで働く河上茉莉奈さん。現在は社内から独立したチョコレートブランド「ブボ・バルセロナ」を日本で展開する、株式会社ブボ・ジャパンのプレジデントとしても働く、キャリアウーマンだ。

まだ20代なのに、洗練された持ち物で身を包んでいる彼女から学んだのは『買い物の楽しみ方』。オンラインで簡単に物が買える時代だけど、彼女が「お気に入りは店舗で購入することが多い」と話す理由には、深いブランド愛と自分へのこだわりがあった。

河上 茉莉奈さん

新卒で商業施設の運営会社に入社。3年目でプリアップに転職し、以降取り扱いブランドの広報・PRを担当。今年7月からは、広報業務と平行して実務の中で経営を学んでいる。

河上さんのしごとバッグは、誰もが憧れるブランドの一つ、LOEWEのハンモックバッグ。ハイブランドのバッグって収納力や機能性には欠けるものもあるけど、こちらはポケットが多くてマチも広いから普段使いもしやすく、LOEWEの中でも人気のバッグだ。

「このバッグは、新卒で入社した商業施設の運営会社で、とあるセレクトショップに販売スタッフとして出向していた時に購入しました。当時からこのバッグは人気のあるアイテムで、お客様に商品の良さを説明している間に、自分も欲しくなってしまって。新卒そこそこの自分にはお値段の張るものでしたが、思い切ってボーナスで購入しました」

「色違いの商品を何度も肩から下げてみたりして、たくさん悩んだけど……全く後悔はありません。形がいろいろ変えられるので、電車の中ではコンパクトにしたり、大きい荷物を入れる時は広げたりできるんです。仕事以外の日にも大活躍しています」

質のいい革は、持った時も手に馴染む。その気持ち良さを感じながら出勤するのも、河上さんの毎日の楽しみだと言う。

●バッグの中身

1 ケイト・スペード ニューヨークのタオルハンカチ

2 私用のiPhone11

3 セリーヌのお財布

4 ボッテガ・ヴェネタの名刺入れ

5 キャンパスノート

6 ペンケース

7 巾着(ポータブル充電器入り)

8 マーク ジェイコブスのPCケース(アメリカで購入)

9 ジェラート・ピケのメイクポーチ

10 手ピカジェル

11 ミュウミュウのキーケース

12 ミーファ フレグランスUVスプレー オスマンサス

13 社用のOPPO A73

14 コンパクトスタイラー(シナモロール/パステルフラワー)

15 コンパクトスタイラー(ローズゴールド・名前入り)

バッグに限らず、河上さんのバッグの中はお気に入りのブランドアイテムがたくさん。色合いも女性らしくて、見ているとなんだか惚れ惚れしちゃう。

会社で取り扱う製品の中でも、特にお気に入りだというタングルティーザーのヘアブラシ。河上さんは会社に入ってから、ヘアケアに関する意識が一気に高くなったのだそう。

「今は、家に置いているものと合わせて5種類のヘアブラシを使い分けています。タングルティーザーって種類がとても豊富。ドライヤー時のブロー用ブラシや濡れた髪に使うブラシなど、用途によって種類が分かれているんです。私は髪が細くて絡まりやすいのが長年の悩みだったのですが、持ち歩き用の『コンパクトスタイラー』をこまめに使うようになってから、髪の状態がとても良くなったんです」

「タングルティーザーは特許取得のブラシ構造と、独自のブラシ素材により、髪の絡まりを引っ張ることなくやさしく解きほぐしながら、ツヤを出してくれます。今は、頭皮用の日焼け止め頭頂部のアホ毛直しも必須アイテム。

もともとファッションは大好きでしたが、今までどこか垢抜けなかったのは髪の状態が悪かったからだなあ、と反省しています。髪の状態が悪いと、どんなファッションもどこか野暮ったくなってしまいますよね」

ファッションは多様化しているけれど「髪が美しい方がいい」というのは、多くの人にとって共通認識であるように思う。トリートメントなどにお金をかけるのも大事だけど、髪の絡まりを予防して、髪の摩擦ダメージを防ぐことも、美髪を保つためにはとても重要なことなんだそう。

それに、濡れた髪を扱うのには、本来細心の注意が必要。「濡れ髪専用ブラシ」など、シチュエーションに合わせたヘアケアブラシを選んで使うだけでも、髪質が改善するのだそう。

「デザインやカラーも豊富なので、自分に合うものを見つけることも楽しんでもらえたら嬉しいです。私は、シンプルでありながら女性らしいデザインが好きなので、ローズゴールドのお色に名前を印字して普段使いしています。でも、たまに気分を上げたい時は、サンリオキャラクターのかわいいブラシを持ち歩くこともありますよ」

髪にここまでこだわっているとなると、メイク用品もたくさん持っているでは……? と思うけど、見せてもらったポーチの中身は意外とシンプルだった。フルセットは持ち歩かず、緊急用のお直しアイテムとして4つだけ

「メイク直しは最小限派なので、朝にしっかり作り込むようにしています。持ち歩いているのは、エレガンスのフェイスパウダーウォーペイントのハイカバーなコンシーラー、そしてリップ。オンラインでのお打ち合わせが多いので、メイクが崩れて見えるのは避けたくてこのラインナップにしています。特にコンシーラーは鎮静効果があると言われるティーツリーオイルを配合していて、安心して使えます。メイクは基本、夕方以降も明るい顔でいられるよう意識しています」

この日も夕方にお会いしたのに、河上さんの顔色は晴れやか。朝のメイクをしっかりされているのもあるのかもしれないけれど……アクセサリーやヘアケアが洗練されているから、顔周りが華やかに見えるのも理由のひとつにありそうだ。

さらに気になったのは、バッグの中から出てくる憧れブランドのお仕事アイテムたち。名刺入れはボッテガ・ヴェネタ、キーケースはミュウミュウ。そしてPCケースはマーク ジェイコブス

「それぞれ別のタイミングで買っているんですけど、全てに思い入れがあって。まずPCケースは、新卒の頃に買ったものです。社会人になったから何かとっておきのお仕事アイテムが欲しいと思っていました。そんな時、研修でニューヨークに行ったらマークの路面店でこれを見つけて。お色味に一目惚れして買ってしまいました」

「名刺入れは、ブボ・ジャパンのプレジデントに就任した時に新調しました。立場的にしっかりしたものを使いたくて、ブランドも種類もとっても悩んで……。でも、たくさん入るものがいいなと思って、ボッデガを選びました」

河上さんのバッグの中は、どれもこだわり抜いて選ばれたアイテムばかり。でも、こんなにたくさんのブランド品、買うことを躊躇したことはないのだろうか。一点一点が高いので、買う時には毎回、勇気がいるはず。

「たしかに人一倍、お買い物やモノ選びに気持ちを入れていると思います。実用品やリピート購入の時以外は通販を使うことが少なく、一つのアイテムを購入するのに、1カ月近く悩むこともしばしばあります。機能性も見た目のかわいさも大事ですが、一番は自分自身、長く愛したいと思えるものが欲しいから」

「名刺入れを買う時も、店舗に行って20色もある名刺入れを何個も持って、このアイテムを持っている自分を何度も確認しました。他のブランドも何件もはしごして、またボッデガに戻って……。最後は緑とブラウンで悩んで、その2つを何度も持ち替えて、より馴染む方に決めました」

大事なものは店員さんからの接客を受けながら選ぶ。丸一日かけて、時には駅をはしごしてでも、狙いの品は必ず一度手に取ってから、最終検討。

「スタッフさんのお話を伺いたいという気持ちも強いんです。それは、自分が出向先でブランドスタッフとして働いたことも原体験になっているんですけど……。アイテムの良さを一番よく知っているスタッフさんに、ブランドの思いや、アイテムの情報を聞いてみたいんです。その話で気持ちが動くこともあるし、店舗で手にとったからこそ生まれるアイテムへの愛ってあると思うんです」

ハイブランドアイテムは、いつもボーナスで一括払い。OLが買える現実的な範囲で、お買い物という体験と同時に、自分を知っていく過程も楽しんでいる。

「コスメもバッグも名刺入れも、持ってみて分かることってあるんです。自分がどんな思いでこのアイテムを持ちたいのか。エネルギッシュな自分でいたいのか、周りに調和する自分でいたいのか、とか。そのために自分のトータルバランスを見たいから、どんな小さいアイテムでも、全身鏡で自分を見ます。もちろん、スタッフさんの意見も参考にします。そうやって、客観的な意見と自分の理想を擦り合わせていくイメージですね」

ここまで思い入れのあるアイテムだから、お買い物で失敗することもない。だから思い切った決断で、値段の張るハイブランドアイテムを手にすることができるのかもしれない。でもどうして、そこまで高い熱量でお買い物をするようになったんだろう。

私はやっぱり、自社で取り扱うブランドが好きなんです。プリアップは、自社で生産設備を持っているメーカーではないので、海外や日本の良い商品を、どうやってお客様に愛してもらえるようお届けするのか考えることが使命です。ブランドを継続させるためにはどうしたらいいのか、ブランドの思いを伝えるためにはどうしたらいいのか。それを学びたいと思ったから、忙しいことも難しいことも承知の上、ブボ・ジャパンのプレジデント就任も決意できました。

ブランドの思いを伝えること、そしてお客様がブランドにイメージを持てること。そのコミュニケーションが好きだから、お買い物が好きなんだと思います」

河上さんは、何度でもアイテムを手に取った自分を確認する。だからこそどんどん、自分に馴染むアイテム、愛せるブランドがどんなものなのかも分かるようになる。いつでもどこでも、オンラインで買い物ができるようになった便利な世の中だけれど、持った自分の想像がついているかといえばそうではないこともある。素敵なアイテムで身を包む人は、買い物体験で自己理解を深めていく人だった。

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