"素見す"の読み方と意味解説
2023年05月28日 11時10分マイナビウーマン

【難読】“すみす”で正解?「素見す」の正しい読み方
本や資料で見かけることがあるけれど、正しい読み方や意味が分からずスルーしてしまっている言葉ってありませんか?
社会人として、知らないまま恥をかくような場面には遭遇したくないですよね。
今回考えるのは「素見す」の読み方です。
“すみす”? と思った方は、ぜひ答えをチェックしてみてくださいね。
■「素見す」の読み方は?
「素見す」は、そのまま読むと“すみす”ですよね。「素」は“もと”、「見」は“けん”とも読むので、“もとけんす”や“すけんす”と読むのかな、と思った人もいるかもしれません。しかし、そんな言葉、聞いたことないですよね。
気になる読み方の正解ですが……。これ、実は“ひやかす”と読みます。
■「素見す」の意味と使い方
『デジタル大辞泉』によれば、「素見す」の意味は以下のように解説されています。
ひや‐か・す【冷(や)かす】
読み方:ひやかす
[動サ五(四)]
1 相手が困ったり恥ずかしがったりするような言葉をかけてからかう。「仲がいいのを—・す」
2 水・氷や風に当てるなどして冷たくする。ひやす。「鮨飯(すしめし)を—・す」
3 (「素見す」とも書く)
㋐買う気もないのに、商品を手にとったり値段を聞いたりする。「露店を—・して歩く」
㋑遊郭で、登楼しないで遊女を見てまわる。「張り見世を—・す」
[補説] 江戸の浅草山谷(さんや)あたりの紙漉き業者が、原料を水で冷やす間、吉原見物をしたところから出た語という。
[可能] ひやかせる
「素見す」とも書くとあるので、“ひやかす”と読みます。漢字からこの読み方は、なかなか想像できないですよね。
■読めない漢字はきっとまだまだたくさん
あなたは「素見す」を正しく読むことはできましたか?
きっと世の中には、あなたが知らない言葉、漢字がまだまだたくさんあります。「素見」に、品物や遊女を見るだけで買わないこと、という「冷かす」と同じ意味合いがあることから、“ひやかす”という読み方を当てたそうです。
それぞれの漢字は馴染みがあるものですが、読み方は難しかったのではないでしょうか。一般的に、“ひやかす”は「冷やかす」と書かれることが多いですが、「素見す」も“ひやかす”と読むというのを、折角なので覚えておいてくださいね。
(ななしまもえ)
◆Check!
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アカン! 『スミス』が脳に焼き付いた(笑)
メガミのみえざる手、よりも酷い表現力だよな。民度があまりにもゼニゲバやりたい放題だからだろ。
"法師法師はきつつきの 素見ぞめきで帰らりょか” ってあるよね。何でも色の世界に出家する生臭坊主の唄らしい…イケてるw;