「一人で生きていく」ために必要な3つのこと

「一人で生きていく」ために必要な3つのこと

「一人で生きていく」ために必要な3つのこと

こんにちは、ライターの仁科友里です。婚活中などに、ふと「自分は結婚しないで一人で生きていくかもしれない」と思う瞬間があるかもしれません。「一人で生きていくとはどういうことか」「何を準備したらいいのか」について、今日は考えてみましょう。

■一人で生きていくことを意識するきっかけ

◇大失恋

結婚するつもりで長い間交際していた、もしくは真剣に交際していた恋人と別れてしまうということは、それほど珍しいことではありません。交際期間が長い、相手への思いが強い人ほど、「もう結婚はいい」と思うようになるようです。

◇婚活で思うような人と出会えない

それほど高い理想を掲げているわけでもないのに、自分の思うような人に出会えないとか、自分の好みでない人にまで「お断り」をされるということは、婚活ではよくあることです。

場合によっては、プロフィール詐欺(既婚男性が独身だとうそをつく、勤務先を偽る)状態が続くと、「こんな苦しい思いをするのなら、結婚なんてしたくない」と思うようになってもおかしくありません。

◇婚活というスタイルが合っていない

婚活の方法にもよりますが、その男性と交際するかどうか、ある程度スピーディーに決めなければなりません。相手のことがよくわからない、気持ちが追いついていない状態で、判断を出さねばならないことにストレスを感じて、「もう結婚はいいや」と思う人もいるでしょう。

◇そもそも、結婚して幸せなのか? という疑問を持っている

ご両親が不仲だったりすると、結婚に極度にあこがれを持ったり、その反対に冷ややかに結婚を見つめるようになったりします。最近は芸能人の不倫報道も多いですから、「それなら、どうして結婚するの?」と思う人もいるでしょう。

■一人で生きていくメリット・デメリット

一人で生きていくことが「さみしい」とされていた時代がありましたが、時代は確実に変わりつつあります。充実して生きていくためには、どうしたらいいでしょうか。

◇一人で生きていくメリット

メリット、デメリットという言葉は「条件が一定」であるときに生まれるものだと思います。なので、未来のことを考えるときに使う言葉ではないと思いますが、それはさておき、独身でいるほうがラクな部分もあるでしょう。

☆自分の時間を自由に使える

結婚してどれくらいの時間を、配偶者とともにするかはカップルによって異なるでしょうが、結婚すればある程度は「相手に合わせた生活」をする必要があります。独身なら、その必要はありません。

☆自分のお金を自由に使える

何にどれぐらいお金を使うかは、人によってちがいます。貯金したいという人もいれば、好きなアイドルなどを追いかけて全国飛び回りたいという人もいるでしょう。誰にも文句を言われず、お金を使えるのは、独身ならではでしょう。

☆自分以外の人間の面倒を背負いこまなくていい

既婚者の友だちに「夫のダメなところ」を聞かされたことがある人は多いでしょうが、結婚すると、夫、子ども、親戚など自分以外の人間のダメな部分をある程度背負うことが必要になります。

◇一人で生きていくデメリット

「一人で生きていくと、大変なことになる」と思っている人は多いかもしれません。

しかし、未来と今では社会制度も変わっているでしょうから、結婚すれば、子どもがいれば安泰かというと、そうとも言い切れないのではないでしょうか。

個人的な話をして恐縮ですが、私の祖母は101歳まで生きました。子どもは5人おりましたが、一人はすでに他界、もう一人は闘病中、遠方に住んでいるといった具合で、祖母の介護をできる状態ではありませんでした。

私の母の友人の話ですが、ご主人に先立たれ、3人のお子さんは全員海外赴任しています。こういうケースもあるので「結婚すれば、人生安泰」というふうに決めつけるのは早計でしょう。

先日、NHKスペシャルで70〜80代の女性7人が分譲マンションで暮らす「個個セブン」について特集していました。彼女たちは結婚歴や子どもの有無もそれぞれ。人生を最後まで独立してエンジョイしようとする女性たちです。

正直なところ、彼女たちは元女子アナや編集者など、高キャリアな方々ですので、お金があるから、こういうことができるという点は否めないと思います。

しかし、今後、こういった型で「血のつながりに限らず、家族のように暮らす」人たちは増えていくのではないかと思います。

強いてあげるなら、シングルの不利な点は、次の2つでしょう。

☆親のケアを任されやすい

親御さんに大きな病気が見つかったとします。家族で闘病しなくてはなりませんが、親御さんと同居している場合、シングルにその負担がかかってくることが多いのです。

ご兄弟がたくさんいても、遠方に住んでいたり、お子さんが小さかったりすると、シングルのほうが小回りが利いて、重宝されます。同居している場合にありがちなのは、「これまで親に面倒見てきてもらったんだから、今度は面倒を見てあげろ」です。

☆老後、賃貸物件に住む際に、審査が通りにくい可能性

家主さんは家賃を取りっぱぐれるのが怖いため、老人に物件を貸すときは、お子さんを保証人にすることを求めることが多いようです。シングルでお子さんがいない場合は、それができません

しかし、お子さんがいても、彼らが保証人になれる社会的な信用がないと無理なので、「子どもがいるから安心」とも言えないでしょう。

■一人で生きていくと決めたら

「私は一人で生きていく」と心から言えるのならOKですが、消去法としての決断なら、もう1回考えてみませんか?

たとえば「婚活に疲れたから、一人で生きる決心をする」と思ったとします。まず、その婚活方法は、あなたに向いているものですか? あなたの得意な出会い方ですか?

婚活というと「数打ちゃ当たる」といった具合に、ともかく男性に会いまくることだと考えている人がいますが、「自分をより魅力的に見せる」出会いでなくては意味がないのです。

たとえば、仕事でミスをしたときに、「どこがまちがっていたのか」を解明することは必要ですよね?

婚活も同様で、「婚活に疲れた、だから、もう一人で生きていく」と白黒つける前に「なぜうまくいかないのか」を考えてみてもいいと思います。

彼氏ができない人、彼氏はできるけれど続かない人、彼氏はできるけれど結婚の話がまったく出ない人で、「やること」はちがいます。拙著『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)が、その手助けになれば幸いです。

もし、心から「一人で生きていく」と決めた場合、すべきことは3つです。

◇お金を準備する

お金があると、たいていのことは解決されます。年金の支給もさらに遅くなることが予想されますから、お金は持っていて損はないでしょう。

◇親せき付き合いをする

将来的には変わるかもしれませんが、病気で入院するときなど、入院費用を保証する保証人が必要になります。お友だちに頼めそうだという人はそれでかまいませんが、遠慮してしまうタイプの人は、日ごろから親せき付き合いをして、「お願いしやすい関係」を作っておきましょう。

◇顔を出す場所を作る

老後のために、他人と付き合うという考え方は本末転倒だと思いますが、いろいろな場所に顔を出すことで、孤立を避けることができると思います。

人生100年時代、結婚したから安泰な時代ではない

日本は超高齢化社会を迎えつつありますが、女性のほうが平均寿命が長いことを考えると、結婚しても夫に先立たれることはあります。これまでお伝えしたとおり、お子さんがいても、一緒にいられるとは限りません。となると、結婚するしないより、「仲間を作る能力」のほうが問われる時代になるのかもしれません

(仁科友里)

※画像はイメージです

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