「頬杖をつく人」に隠された心理

「頬杖をつく人」に隠された心理

「頬杖をつく人」に隠された心理

癖ってありますよね。

例えば、頬杖をついてしまうとか。

頬杖とは、机に肘をついて、手に顎をのせること。

つい頬杖をついてしまうのはわかります。なんとなくやってしまうことは、なんとなくやってしまうのですから。個人の癖に、良いも悪いもありません。

しかし大事なのは「なぜ頬杖をついてしまうのか?」と「どんな印象を与えてしまうのか?」だと思うんです。気をつけるべきなら気をつけたほうがいいのかもしれない。

今回は、そんな頬杖に隠された印象と心理に迫ります。

あ、いまも、頬杖ついてません?

■頬杖をつく人の心理とは?

なぜ人は頬杖をつくのか。まずはこの仕草に隠された心理を探っていきましょう。

◇1.退屈している

退屈していると頬杖をついてしまいます。

やることがないから頭を支えるのも億劫になるという感じ。ぼんやり「何か楽しいことないかなあ」と考えているわけです。

もし頬杖が癖になっているなら、それは「退屈が癖になっている」ともいえるかもしれません。

楽しいことは待つものではありません。作り出すものです。こちらからアクションしてみるのはどうでしょう。

◇2.疲れている

シンプルに疲れているサインでもあります。

体中のだるさから頬杖をついてしまうのです。前のめりになって、姿勢も悪くなっているかもしれません。体調の黄色信号です。

この場合「身体の疲れ」と「心の疲れ」のどちらもありえます。というより、この2つはつながっているものです。なので「心身共に疲れている(休みたいというサイン)」だと考えると安全かもしれません。

辛いときは休んでください。これは、すごく大事なことです。

◇3.くつろいでいる

くつろいでいる可能性もあります。

居心地の良さを感じて、リラックスしている感じです。認知心理学では「身体や髪や顔に触れる動作」はマニピュレーターと呼ばれます。

そしてマニピュレーターは「極端に居心地の良さを感じているか、居心地の悪さを感じているときに表れる」とされます。

自分に触れることによって、良くも悪くも、心の調整をしているわけです。動物が毛づくろいしているイメージです。

なので、一概に「頬杖をついている=ネガティブなこと」というわけではありません。

◇4.考えごとをしている

考えごとをしている最中も、人は頬杖をつきます。

何かに悩んだり、先ほどのように「退屈だなあ」とネガティブなことを考えたりしているときだけではありません。趣味や、仕事、その他なんであれ、ものごとを真剣に考えるときに頬杖をつくこともあるのです。

集中するために姿勢を固めている、というイメージです。目を細めて、視線を定めて、身体に緊張感があれば、このパターンだと考えられるでしょう。

◇5.欲求不満

頬杖をつく人の心理を深掘りすると「欲求不満」という可能性があります。

何かが満ち足りていない。つまらない。どうにかしたいと思っている。

そんな不満が動作に表れるわけです。ズバリ頬杖をつくとは「自分で自分を支えている=ほかに支えるものがほしい」という心理でもあるのです。

そして「自分が欲求不満であること」や「何が不満なのか?」に無自覚だったりします。他人に指摘されて気づくこともあるでしょう。いわば頬杖が「自分でも、なぜ行動しているのかわからない無意識の動作」になっているのです。

この場合は、単に「頬杖をつく癖」を直すだけでなく、ほかにも生活のなかで満足感を得られるようにすることが大事かもしれません。

■頬杖をつく癖を直すには?

頬杖をつくこと自体は悪くありません。癖は人それぞれですから。しかし、まわりに与える印象は気にすべきかもしれません。タイミングによってはマナー違反と捉えられてしまうこともあるからです。

では、頬杖の癖を直したいとき、どうすればいいのか。

方法は簡単です。それは「気づいたときに肘をおろす」こと。これだけでOKです。

◇デメリットを知って「癖」に気づくことが重要

さて、さて、とはいえ癖をなくすのは難しいものです。

とにかく、重要な一歩は、気づくこと。そのため、以下頬杖をつくことで生まれる3つのデメリットを知っておくといいでしょう。

☆ネガティブな印象を与えてしまう

やはり「退屈そう・つまらなさそう・居心地悪そう・態度が悪い・機嫌悪そう」といった印象を与えてしまう可能性はあります。実際にそうではなくても。

心のなかは見えません。私たちは行動や振る舞いから、その相手がどんな状態にあるかを想像するしかありません。そういう意味では、ネガティブに見えてしまう動作は避けたほうが無難ともいえそうです。

☆自分もネガティブになってくる

これも大事なことです。

上の項目とは似ているようで違います。まわりに印象を与えてしまうのでなく、自分がそういう人間になってしまうという話です。

ネガティブっぽい動作をしていると、自分もネガティブになってしまいます。

例えばスキップしていれば楽しくなりますし、ため息をついていれば悲しくなるように、行動に心が引きずられるというわけです。

そんなつもりはなくとも、頬杖をついていると、つい感情が沈んでしまうこともありえます。メンタルをコントロールする意味でも行動には気をつけるべきかもしれません。

☆行動がめんどくさくなってしまう

頬杖をつくと楽なのはわかります。

しかしダラッとしていると、次の行動に移るのが遅れます。

頬杖をつくと、身体に力が入りにくくなります。そして、どんどん作業が先延ばしになり──なんとなく成果のない一日になってしまう。

子どものころ何度も言われたように、姿勢に気をつけるだけで人の心持ちは大きく変わってくるのです。

「気づいたら直す」くらいの軽い気持ちでOK

いかがでしょう。

すべてにおいてではありませんが、頬杖も、そこそこのデメリットはあるようです。これが、気をつけるきっかけになれば幸いです。

癖は無意識の動作です。気づかないことには止めようもありません。まずは、まわりに指摘されたときや、自分で「あ!」と思った瞬間でもかまいません。

肘をどけて、顔をあげて、姿勢を正してみましょう。それくらいでOKです。何かが変わるのを感じるかもしれません。ちょっと一日が前に進むかもしれません。

焦る必要はありません。ゆっくりいきましょう──いま、大丈夫ですか?

貴女の人生がより良いものになることを心より祈っています。

(浅田さん@令和の奇術師)

※画像はイメージです

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