マイペースだと言われたら。キャリアで転ぶ前に見てほしい対策

マイペースだと言われたら。キャリアで転ぶ前に見てほしい対策

マイペースだと言われたら。キャリアで転ぶ前に見てほしい対策

こんにちは、マイペースに仕事を進めて8年、トイアンナです。

「マイペース」って聞こえのいい表現ですが、要はまわりの望むペースに合わせた業務進行ができず、協調性がないこと。「まだあれ、やってないの?」と突っ込みをいただくたびに、死にそうな思いをしてきました。

思い当たるフシはありませんか。最初は「天然だね〜」と笑って許してくれた同僚が、次第にイライラしはじめる顔を。仕事が遅いことに自分でも焦り、ひとり残業した日々を。

当事者だけに、書いているだけで胸が苦しくなってきます。

■マイペースな人は「仕事ができない」? 「正社員は無理」?

マイペースと指摘されがちな人は、いずれ職場で居心地の悪さを感じはじめます。

そして「マイペースな人に向いている仕事」をネットで探して出てくる正社員職の少なさに絶望するのです……。

イラストレーター、習い事の先生、デイトレーダーって、基本的に個人でやる専門職ばかりじゃないですか。

ここで私たちは、向き合わねばなりません。仕事がマイペースだと言われた時点で、チームワークに向いていないと宣告されている事実と。私たちに向いている仕事は、ひとりで完結できる業務なのだと。

そもそも、マイペースな人は仕事が遅いのではありません。仕事のペース配分が下手なのです。集中力にムラっ気があり、一気に取り組めるときと、まったく集中できない時間をいったり来たり。ダメなときは何をしても進まないので、完全なルーティーンワークも苦手です。

また、取引先の都合でスケジュールが進む営業や、社内調整も苦手。となると、ひとりでガツンと集中して取り組める業務が向いています。マイペースな人は、向いている仕事が他の人より少ないのです。つらい現実ですが、認めなくては前に進めません。

■マイペースでもできる仕事とは

では、マイペースでもできる仕事とはなんでしょうか。端的に言うと、数字で成果が見え、それだけで判断してもらえる仕事です。

◇外資系企業の会社員

たとえば外資系企業には、正社員でも比較的マイペースな人が多くいます。

彼らはチームワーク「も」やりますが、成果はひとりずつ課せられた数的ノルマで判断されます。ペース配分を自分でコントロールできるので、マイペースな人も集中して取り組みやすいのです。

◇ベンチャーのスタートアップ社員

ベンチャー、それも出来立てほやほやのスタートアップではマイペースな人が活躍します。

ルーティーンが一切なく、自分で仕事を作り、資金を調達せねば会社が破綻してしまうのがスタートアップの特徴。

プレッシャーは大きいですが、自分次第で状況が変えられる環境はマイペースさんにとって動きやすい場です。

0から1を作る作業も、やればやっただけ成果が出るのでワクワクしやすいでしょう。

■超専門職ならのんびり仕事ができる! おすすめな職業

もっとのんびり、安定低空飛行をしたいマイペースさんには、マニアックな専門職がおすすめです。若干名しか必要ではないものの、職場に必ずひとりは必要……みたいな資格を探してみましょう。

◇企業の法務部

たとえば企業の法務部は、マイペースに仕事を調整しつつ、正社員雇用を狙える職種です。

◇健診センターの放射線技師

X線検査を病院で行う放射線技師、それも健診センター勤務はねらい目です。健診センターは予約制のため、大学病院と比べて残業や夜勤はまれ。

実際に勤務した人から話を聞くと「無の心境で淡々とこなせるうえに、同僚も少ないのでイライラされにくい。のんびり仕事をしたい人におすすめです」とのこと。

◇モデレーター

私のいたメーカーにも「モデレーター」という専門職がありました。モデレーターとは、消費者にヒアリングをして深層心理を探り、本当にほしい製品がどんなものか探り当てるお仕事です。

モデレーターさんはフリーランスの方も多く、ご自身のスケジュールに合わせて仕事量を調整できていました。

このように、各業界にいる「そんな資格/職種あったの?」と言われるほど人口が少なく、マニアックな仕事はマイペースにできる仕事となりえます。

逆に宅建、ファイナンシャルプランナー、秘書検定などだれもが知っている資格で就職してしまうと、社内にも似た環境の同僚がたくさんできてしまいます。

チームの人数が多ければ、それだけ相手のペースに合わせなくてはなりません。マイペースに向いている仕事からは離れていくので注意してください。

■チームワークが極端に苦手なら独立も考えよう

マイペースな仕事を突き詰めると、究極的にはフリーランスとなります。

上司とどうしても折り合いがつかなかったり、転職を繰り返してもうまくいかなかったりするなら、フリーランスとしての独立も視野に入れてみましょう。

たとえば私のようなライターは、基本的にひとりで仕事の配分を決められます。取材をしたり、飲み会に参加したりしなければほとんどひとり作業。

ゆっくり、マイペースに仕事をしたい人にとってはうってつけです。極端ですが週に3日は山ほど働いて、週休4日なんて働き方も可能ではあります。

もし、あなたがマイペース「かつ」会社からスケジュールを強制されなくても自分でスケジュールを管理して進められるなら、フリーランスのお仕事はおすすめです。

逆に会社という「強制的に仕事をさせてくれる装置」がないとダラダラしてしまうタイプは、フリーランスに向いていません。

また、フリーランスになると経理、営業などもともと自分が担当していなかった職種の業務も自分の手で行うこととなります。

フリーランスといえば「稼げるのだろうか」と不安になる方が多いと思いますが、実は本業で稼ぐことはできても、それ以上に事務作業が苦手で会社員を選ぶ方が少なくありません。苦手分野がはっきりしている方は、独立前から税理士などに相談しておきましょう

マイペースといっても、好きになる仕事はひとそれぞれ。ゆっくり、長く働くためにも早いうちからマイペースでも向いていて、楽しく働ける仕事を探してみませんか。

(トイアンナ)

※画像はイメージです

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