悪い男がやりがちな「運命感」の演出とは

悪い男がやりがちな「運命感」の演出とは

悪い男がやりがちな「運命感」の演出とは

お嬢さん。

幸せな恋愛をゲットするための、たったひとつの冴えたやり方をご存じでしょうか?

それは「悪い男に捕まらない」こと。

いいですか?

この世には、貴女の心と身体を奪おうとする獣や悪魔がたくさんいます──いま、この画面を見ながら想像したよりもずっと。この連載では、そんな「悪い男」の手口を紹介していきます。

それをどうか心の中にファイルしてください。危ない色のファイルですが、いつか役に立つときがくるはずですから。

■本日の恋愛ブラックファイル

「やばい。運命感じたかも」

「こんなに女の子と話弾んだのはじめてだわ」

「もしかして、これ付き合うパターンじゃない?」

わかりますか?

この運命感をブチこんでくる感じ。女性たるもの“運命”というワードに弱いです。さりげにアピールされるとドキドキしちゃいますよね。

楽しく会話しながら、

「あれ、やっぱり運命なのかな?」

「彼のほうから運命とか言ってくれるなんて」

「やっぱり運命の出会いって突然……?」

なんて考えてしまうかもしれません。

同じセリフをほかの男性が口にしても、笑ってしまうでしょう。しかし、ある種の男性に限っては謎の説得力を持っていたりします。ふと会話の弾みに、ポワッと“運命”を信じてしまいたくなるムードがあるのですね。

真顔や冗談まじりに「僕たちが出会ったのは特別なことなんだ。このチャンスを逃してはいけない」というようなセリフを言ってのけるのです。

ご丁寧に「普段はこんな恥ずかしいこと言える人間じゃないんだけどね」なんて言い添えることもあるかもしれません。

すると、こっちもそんな気がしてくるわけです。

やっぱり私たちが一緒にいるのは特別なことなんじゃないかな。だって楽しいし。ほかの男性といるより何倍もドキドキする。うん、もしかして本当に、これが彼の言う“運命”みたいなもので、このタイミングを逃すと──

ダウト!

お嬢さん。それが悪い男のブラック恋愛術なのですよ。

よろしいですか?

悪い男ほど、スイートな“運命”というワードを口にするのです。魔法のような出会いを演出するのです。貴女をのぼせあがらせて、その心を手に入れるために。

■この手口を使う悪い男のタイプ

ズバリ「エセ運命系男子」です。

このタイプは非常にしたたかです。とにかく女性の心のツボを心得ています。

一見すると、ちょっと気の利いた誠実な男性に見えることでしょう。清潔感もたっぷりで“運命の人”っぽい雰囲気すら漂わせているかもしれません。

しかし、その底には貴女の心を手に入れようという計算が潜んでいるのです。その耳心地いい運命トークの連射をあびるほどに、乙女心がくすぐられ、ドキドキドキドキドキドキさせられてしまうのです。

ある意味、非常にスマートで口説き上手でもあります。

とはいえ作られた運命に惑わされてはいけません。デート相手の「運命だね」「特別だよ」「はじめて会ったような感じがしない 」といった言葉が心地いいのはわかります。

しかしですよ。それでペースをにぎられてはいけません。なんといっても恋愛の場において、やけに女心に響くセリフばかり投げかけてくる男性はイエローシグナルなのであります。

■この手口を使う効果と男性心理

悪い男がこの手口を使う理由はシンプルです。

貴女が“運命感”に弱いのを知っているから。

レディたるもの、心のどこかでは「いつか運命の相手が……」と信じているものですよね。どれだけ大人になっても、いくつになっても、そういう言葉や空気感を出されるとドキドキしてしまう。

そんなことを真面目に言ってのける男がまわりにいないだけなおさらです。刺さるのです。

乙女の急所を突いた作戦。まさに悪い男のブラック恋愛術です。

■この手口の見破り方と対処法

どうやってこの手口に対処すればいいのか?

とにかく“運命”に対する落ち着きを持つこと。

そこが乙女心のウィークポイントなのはわかります。

しかし、あっちから簡単にやってきた“運命”に惑わされないでください。

考えてもみてください。なんの苦労も障害もなしに、応募してもない懸賞に当たったみたいに手に入る運命なんてあるんでしょうか。

もし、その男と喋っていて、いとも簡単にキュンキュンさせられるというのであれば、限りなくブラックに近いグレーでしょう。

男の言葉に酔わされるのは、メイプルシロップのようにスイートな感覚かもしれません。未来への期待に胸がふくらむかもしれません。

しかし、お嬢さん。

多分ですけれど、運命の相手というのは、おとぎ話のように、ある日ぽんと目の前にあらわれるものでないと思うのです。

むしろ普通に出会った恋人たちが、ゆっくり愛情と時間をかけて、お互いを“運命の相手”にしていくことが大事なのではないでしょうか?

本物の運命の人を見つけていきましょうぜ。

(文:浅田さん@令和の奇術師、イラスト:ますだみく)

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