24歳の女性経営者・ハヤカワ五味さんに聞いた「仕事も恋愛も成功させる方法」

24歳の女性経営者・ハヤカワ五味さんに聞いた「仕事も恋愛も成功させる方法」

24歳の女性経営者・ハヤカワ五味さんに聞いた「仕事も恋愛も成功させる方法」

昔よりも女性の社会進出が進み、バリバリ働けるようになった21世紀。時代の追い風を味方につけて、好きなことを仕事にしてしまった私――マイナビウーマン編集部たかはしは、30歳を目前にして働くのが楽しくてしかたない。

でも、気づいたら私は「強く」なりすぎていた。

付き合っている人に「なんでそんなに働くの?」と聞かれたこともあるし、つい仕事を優先して相手を放置してしまったこともある。しまいには「ゆるく働いてるくらいの子のほうが好き」と振られたりして、最悪だ。

仕事をとるか、恋愛をとるか。この難題を解くためのヒントを見つけたくて、ひとりの女性に会いに行った。

■仕事を否定してくる人は「自分の仕事に自信がないだけ」

マイナビウーマン編集部のたかはしです。今日はハヤカワ五味さんに、働く女性が抱える仕事と恋愛の悩みについて、ご相談させてください!

はい、よろしくお願いします。

私含め、今の時代って「仕事をがんばりたい!」という女性が増えていると思うんですが、がんばればがんばるほど男性にとっての理想の女性像とはかけ離れてしまうような気がして不安です。こういう葛藤とどう向き合えばいいんでしょうか?

うーん、ほかの事柄にすりかえて考えてみるのがいいかなと思います。たとえば、彼氏が自分より若くてかわいい女の子と話してたらイラッとするじゃないですか。

イラッとします!(真顔)

それって、単純に「自分に自信がない」だけなんですよね。さっきの話で考えると、男性側が本当に自分の仕事に自信があって、自分の働き方が正しい、かっこいいと信じていたら、別に彼女がバリバリ働こうが出世しようが、気にならないと思うんですよ。

ということは、彼女の働き方に口を出してくる男性は、根本的に「自分の仕事に自信がない」から……?

そうだと思います。だって、普通に考えたら仕事がデキる彼女と付き合うって、いいことしかないじゃないですか。自分の仕事の参考にもなるし、結婚すれば世帯年収も増えるかもしれないし。それを否定してくる人っていうのは、根本的に自分に自信がない人が多いので、「あ、この人は自信がない人なんだな」と思えることが大事です。

じゃあ、そこで女性側がわざと仕事がデキないように振る舞うとか、下手に出るとか、そういうのは……

無駄でしかないです。

バッサリいきましたね。

そもそも自信がない人って、自分よりできない人を求めやすいんですよ。自分に持っていないものを持っている人が近くにいるとコンプレックスが刺激されてしまうし、自信がないから安心したいんですよね。だから一番おすすめなのは、そんな自信のない彼氏とは別れて、ほかの人を探すこと。仕事が好きな自分を受け入れてくれる人と付き合ったほうがいいと思いますよ。

なるほど……。それでも、相手のことが好きすぎて別れたくないときはどうすればいいんでしょう?

もし付き合い続けたいなら、相手に自信をつけてあげること。「君ってすごくデキるよね!」と褒めて、自信を引き出してみてください。

もはや部下育成。

■仕事も恋愛も、成功のヒントは「カード」にある

たった10分ちょっとお話をしただけでも、ハヤカワさん、まだ24歳なのに聡明で堂々としていてすごく素敵だなと思いました。絶対モテますよね?

モテるほうだと思います(笑)。というか、単純に自信があるだけだと思いますけどね。

男性も女性も、自信がある人ってモテますよね。逆にいつも自信がない女性は、ハヤカワさんみたいに自信を持つために、何をすればいいと思いますか?

うーん……。仕事でいえば、カードを多めに持っておくことですかね。

カード!?

自分の生き方を選択するためのカードです。でも、だいたいみんなは「明日のプレゼンをがんばる」「上司に嫌われないように振る舞う」みたいな、目先のカードを2枚くらいしか持っていないことが多いんですよね。

目先のカードばかり持ちがちです……。

だけど、ちゃんと自分のスキルや働き方の種類を把握できれば、目先のことだけじゃなく「部署を異動する」「転職する」「フリーランスになる」「起業する」とか、いろんな選択肢が出てくるんです。


「転職する」ってカード、意外と持ってない人が多い気がします。

そうなんですよね。カードが少ないと、会社で上司にパワハラされたり、嫌な仕事を押しつけられたりしたときに、逃げ場がなくなる。だけど「転職する」のカードを持っていれば、「こっちはいつでも辞めて転職できますけど?」って強気に出られると思います。

それが自信にもつながるので、仕事で嫌な目にあうことも減りそうですね。

相手の弱みにつけ込む人ってすごく多くて、「この子は絶対辞めないだろうから何してもいい」と思われたら終わりですからね。「この子、いつ辞めちゃうかわからないし……」って思わせておいたほうが、上司も変なことはできないはず。

なるほど。恋愛の場合は、どんなカードを持つのがいいんでしょう?

恋愛だと、自信がない女性の場合、カードの主語が「自分以外の誰か」になっていることが多いんです。たとえば「彼氏がプロポーズしてくれる」「彼氏が出世する」……とか。

運ゲーすぎる!

そう、運ゲーなんですよ(笑)。そのカードを切るのって結局は相手じゃないですか。いつ切ってくれるかのタイミングもわからないし、そもそも相手はそのカードを切るつもりさえないかもしれない。自分ではコントロールできないですよね。

こうして「彼氏がプロポーズしてくれない症候群」が生まれるわけですね……。

それなら自分が主語のカードを持って、そのカードを切るタイミングを決めちゃったほうがずっといいですよね。結婚したいんだったら「自分から彼氏にプロポーズをする」「彼氏と別れてほかの人を探す」とか。

心にも余裕が生まれそうです!

仕事も恋愛も、「こっちはこのカード持ってるんだぞ!」と自分が思えているかどうかで、余裕も自信も生まれてくると思いますよ。

■「生理特有の不調」を男性にうまく伝えるには

ハヤカワさんは現在、生理用品のプロジェクトを立ち上げたり、生理と女性の社会進出についてのトークショーを行ったりしていますよね。生理事業をはじめようと思ったきっかけはなんですか?

自分が生理に悩んでいたからだと思われがちなんですけど、私自身はそこまで深刻ではなくて。それよりもまわりを見ていると、生理に悩まされている子が多かったんです。生理痛が重くて毎月会社を休まないといけないけど、上司には「生理なので休みます」と言えない、というような悩みもよく耳にしていました。

わかります。男性上司だと特にそうですよね。

そういう子たちを見ているうちに「この状況ってなんかおかしいな、変えたほうがいいな」と思ったのがきっかけです。もともとファッションで小売業をやっていたこともあって、まずは「生理用品」を取り扱うプロジェクトをはじめました。

行動力がすごい! 批判的なコメントも多かったと聞いたのですが、それにはどのように向き合われたんですか?

批判的なコメントには、論理的なものと感情的なものがあると思っていて。論理的に「こうしたらいいんじゃないか」って意見はすごく紳士的に受け止めたいと思っているんですけど、一方で感情的な意見も多かったんです。それでも自分のやっていることは基本的に正しいと思っていたので、いろんな意見をもとにその正しさをアップデートしていくようにしていましたね。

強い……! 最近では、そのプロジェクトの一環として、いろんなメーカーさんの生理用品を幅広く扱うオンライン通販サイトをオープンされたとか。

そうなんです、2019年9月に「illuminate(イルミネート)」? という生理用品のオンライン通販サイトをリリースしました。公式LINEアカウントに登録すれば、生理日予測から生理用品の購入まで完結できます。

おお! それはかなり便利ですね。

ほかにも、月経カップなどあまり普及していない生理用品の使い方動画や記事も掲載しています。

月経カップ、私も気になるんですけど、使い方がよくわからないから不安で手を出せないんですよね……。

やっぱりみんな使い方がわからないから使えないのかなと感じていて。たとえば海水浴をする場合、個人的にはタンポンよりも月経カップのほうがオススメだったりするんですよ。だけど今はその比較記事もあまりないので、そのあたりのフェアな意見も展開していけたらいいかなと思っています。

楽しみです! そういえばハヤカワさんがTwitterで呟かれていた、オフィスの女子トイレに生理用ナプキンコーナーを設置する取り組みも、すごくおもしろいなと思いました。

https://twitter.com/hayakawagomi/status/1164383404718096385

ありがとうございます。それ以外だと、学校の保健室や婦人科系の病院に生理用品コーナーを設置する取り組みも、今進めているところです。ほかにも、駅構内で生理用品を買える場所を増やすとか、小学生向けの初潮に関する教育をもっと充実させるとか、いろいろ考えています。

さっきお話に出た「上司に生理で休むと言いにくい」に近いんですけど、私は生理前にイライラすることが多いんです。でも男性の同僚相手や恋人には「生理前だからごめん」なんて言いにくいし、どう伝えればいいんでしょう?

うーん、別にわざわざ「生理前だから」とは言わなくても、「毎月イライラする時期があるんだ」って言えばいいんじゃないですかね?

生理という単語は出さないんですね。

そうです。前提として男性と女性って体の構造が全然ちがいますし、それが生理の影響でもそうじゃなくても、女性ホルモンの関係でイライラすることってあるじゃないですか。それを伝えればきっとわかってもらえると思いますよ。

私が今まで会ったどの女性よりも、自信に満ちあふれていた24歳の女性経営者。

仕事のせいで恋愛が犠牲になるとか、仕事か恋愛かどちらかを選ばなきゃいけないとか、そういうことじゃない。すべての物事はつながっていて、ほかの誰でもない自分自身が“カード”を持って生き方を選択していくことで、仕事も恋愛もうまく進むんだと思う。

そう考えると、なんだかワクワクしてきた。これからどんな生き方をするか、ぜんぶ自分で決めていいんだって思えたから。

私はどんなカードを持とうかな。

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(取材・文:たかはし/マイナビウーマン編集部、撮影:洞澤佐智子)

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