「理詰めする上司」と話すとき、心がけたい4つのこと

「理詰めする上司」と話すとき、心がけたい4つのこと

「理詰めする上司」と話すとき、心がけたい4つのこと

今回は「上司に理詰めされるのが嫌」というお悩みに、ライターのトイアンナさんがアドバイスします。

上司に理詰めされるのが嫌

今の上司が理詰めしてくるタイプで悩んでいます。私はどちらかというと感情的なタイプなので、ロジカルに話すことが苦手です。上司は正反対のロジカルタイプで、傾聴もなく「どうして成果が出せなかったの?」「その後どう改善するの?」「結論は何?」と淡々と詰めてきて、話すと疲れるし自分を否定されている気持ちになって本当に嫌です。理詰めに対応するにはどうすればいいのでしょう。

ね! 理詰めしてくる上司、私も嫌いです。理詰めの何が嫌って、「自分の心が逃げる場所を奪われる」点ですよね。

感情的な上司なら「うるさいなあ、ハイハイ」と受け流せるのに、理詰めだと自分の欠点を逃げ場なく刺されるから、自己肯定感がガン下がりしますもの。

■理詰めするのは「新卒時の上司」の影響

ところが、これを書いている私も理詰めしちゃうタイプです(最悪)。一体なぜこんなことが起きるのか。答えは「新卒時の上司」にあります。

自分が部下をどう指導するかは、新卒〜数年目までにどういう上司に当たったかで変わります。私は理詰め系の上司が多かったので、正直に申し上げると「理詰め以外の教え方」が分かりません。教わっていないものは、再現できないんです。

おそらくその上司も、今まで親か上司あたりから指導されたときに理詰めされてきたのでしょう。本人も嫌だったのかもしれませんが、身に付いたものは離れない。

どんなに「今日は優しく……優しくしよう……」と思っていても、気付けば「で、結論は何?」と理詰めしてしまっているのです。

■理詰め上司が知りたい「4つのこと」

そして、おっしゃるとおり「理詰め派」と「感情派」は相性がバチバチに悪いです。感情派にとっては理詰め派の“単なる質問のつもりで放った一言”が、自分を責める言葉に聞こえちゃうんですよね。

ですから、感情派の皆さまにおかれましては、まず心のシャッターを下ろすことをおすすめします。

理詰め上司はあなたに対する好き・嫌いは何も考えていません。反応に一喜一憂するだけムダです。

彼ら・彼女らが知りたいのは常に以下の4つだけです。

(1)何についての話か

(2)今、何が起きているか

(3)それにあなたがどう対応するつもりか

(4)なぜそう対応しようと思っているのか

この4つを踏まえた例文を書いてみます。

「課長、昨日のリーフレット制作の件ですが、見積りが3社そろいました。私はB社がいいと思っています。B社を推す理由は、この分野で経験が長いのと、コストがA社より割安だからです。進めてよろしいでしょうか」

理詰め上司はあなたがどう苦労したか・楽勝だったかは基本的に聞くつもりがありません。まずはこの4つを常にメモしてから、話しかけにいくといいでしょう。

この話し方を心がければ、他に何をするよりも好かれます。

■理詰め上司は「感情的に話すスキル」を奪われた人

理詰め上司は、暴君ではありません。彼ら・彼女らは、感情的に話すスキルを奪われた人でもあるのです。

部下になってイライラすること、つらいこともたくさんあると思います。そんなときは「心を失くして……かわいそうな人」とサイボーグを相手にするつもりで、そっと心の距離を置きましょう。

POINT.

・詰め上司は「理詰め以外の指導方法を取れない人」

・個人攻撃ではないので、心のシャッターを閉じて自己肯定感を守ろう

・最初に話すことをメモしていくとスムーズに話せるかも

(文:トイアンナ、イラスト:黒猫まな子)

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