目標設定のポイントとは

目標設定のポイントとは

目標設定のポイントとは

「目標設定」。

半期に一度の評価面談、及び四半期ごとの面談、場合によっては月次でのフォローアップ面談などなど、何かと会社においては「目標設定」がついて回ります。

毎期1on1の準備をして、目標について話して振り返りをする……。外資系だと評価によってボーナス(インセンティブ)が無視できない額で変わるので、この擦り合わせは命がけです。また、毎度上司との1on1時は死にたくなるほど緊張します。10年やってもなれません……。

そんなわけで、忘れたころにやってきて毎年顔面蒼白になる目標設定ですが、どう設定すれば意味があるものになるのか? を考えてみましょう。

■仕事で目標を立てるメリット

目標(ゴール)を明確にし、それらを管理することで得られるメリットとはなんでしょうか?

◇(1)何をするのかが明確になる

一番のメリットは「自分が何に向かって走るか」が分かるということです。

目標とはゴールですが、ゴールラインがまったく見えずに走りつづけるのは非常に難しいです。逆にすごくつらくても、あと100mでゴールだ! と分かっていると最後にひと踏ん張りできます。

このように目標があることで、自分がどこに向かうべきかが分かります。

◇(2)効率的に成果が出せる

目標を立てると何をするのかが明確になるので、目標を達成するための計画を作ることができます。

何をすればいいのか? と迷いながらあっちこっちいくよりも、実行計画に基づいて進む方が効果的に成果を出せるのは当然といえます。

◇(3)迷う時間が減り、考える時間が増える

目標がないと「何のために頑張るのか?」「どうしたらいいのか?」と迷いが生じます。迷っているという状態は、自分で結論を出さなければずっと続いてしまいます。

悩むことでリソースを消費し、無駄な時間を食うことをさけるためにも、目標を設定して「目標を達成するためにどうするか?」を考えた方が有意義です。

◇(4)仕事のモチベーションが上がる

目標を立てて達成のために頑張るというのは、非常にシンプルな事柄です。

もちろんその目標が業務とまったく関係ないことでは意味がありませんが、きちんと仕事上の成果であれば「達成すれば評価が上がる」など、目標は走るためのニンジンになります。これによりモチベーション高く仕事を行うことができます。

■目標の立て方

目標設定が大事だということは分かりましたが、やみくもに目標設定すれば効果がでるわけではありません。目標は明確であり、かつ実行可能なものでないといけません。世の中にはSMARTの法則といった目標設定のための指標があります。

SMARTの法則とは目標設定に必要な5つの要素の英単語頭文字を取ったものです。5つの要素は以下。

・Specific:誰が読んでも意味が分かるような、具体的な表現で記載する

・Measurable:目標達成の進捗が分かるよう、定量的に表す

・Achievable:希望や願望ではない、達成可能で現実的なものかどうか

・Relevant:その目標が自分の仕事や職務に必要なものかどうか

・Time-bound:いつまでに実行するかの期日の設定

まぁそうだよね! ということが記載されていますが、何も考えずに目標設定時にこれらを盛り込んで書ける人は、訓練をされた人です。ぼんやり書くと本当に曖昧な「頑張ります」という決意表明になってしまいます。

まずはこの指標に照らし合わせて作ってみると、具体的なものが記載できると思います。

実際に例を見てみましょう。

【例】営業職で前年の売上が900万。今季の売上目標が1000万の営業マンの目標設定

目標:2020年9月までに見込み案件を5社作成し、12月までに売上1000万を達成する。2021年1月〜3月にかけて、顧客の年度末予算消化を狙い200万の追加売上を達成する。

SMARTに当てはめてチェックしましょう。

・Specific:何をすべきかが明確にわかる

・Measurable:見込み案件数と、売上金額で進捗を管理できる

・Achievable:昨年度実績と今年度の目標からの現実的かつ成長可能な数字である

・Relevant:売上目標という営業職で管理されるべき目標である

・Time-bound:短期、中期、長期での期日設定がされている

■間違った目標の立て方とは

間違った目標の立て方は、SMARTで実施した内容とは逆の曖昧で抽象的かつ、達成基準や判断基準がないものになります。こちらも同じ例で作ってみましょう。

 

【例】営業職で前年の売上が900万。今季の売上目標が1000万の営業マンの目標設定

目標:現在の顧客に継続的にアプローチし、売上目標を達成する。

「なんとなくちゃんと書かれている」ように見えると思います。そして、例のような目標設定をしている人は多いのではないでしょうか。

しかし、この一文はSMARTの例のものに比べると明らかに具体性がなく、抽象的です。結局「頑張って売上を達成します」としか言っていません。

顧客数は? 継続的にとはどの程度の期間? 現在の顧客で何件が取れれば目標達成できるのか? 達成時期は? など、突っ込みどころが多いです。

しかし、それに気が付かずこれを「目標」としてしまうと、具体性がなく頑張るソリューションでどうにかすることになります。

■目標を達成するコツ

さて、どんなに綿密に立てた目標も達成されなくては意味がありません。達成するコツはあるのでしょうか?

◇(1)目標と予定を記録し、定期的に振り返る

まず「よし、目標ができた、頑張ろう!」と思っても人は忘れます。

目標達成のためにノート、手帳、エクセル、その他ツールなんでもいいですが、自分の最終目標と、そこからブレイクダウンした計画を作りましょう。ちなみに私はノートに書いていく派です。

そして実行結果を記録し、進捗を確認します。記録していくことで、振り返った時に自分がどんな風に動いているか? の癖が見えてきます。進捗が常に良い人はまずいないので、進捗が悪くなった時にどう改善するかを考えるためにも記録は必須です。

◇(2)達成不可能な場合は計画を変更する

最初から無茶な計画だった場合以外にも、予想外の出来事が起きて当初計画を達成できなそうだと分かる場合もあります。まさしく今回のコロナなどいい例です。

その時には無理に最初の目標に固執するのではなく、その状況を鑑みて目標設定をし直す柔軟さが必要です。

目標は、ただ立てたものを絶対にやりきる! という固定化されたものではなく、自分の状況や能力を正しく把握し、いかに成長するかを助けるためのものです。

?どうせやるなら成果と効果を最大限に

目標設定をすることで、自覚的に仕事に取り組むことができます。また考えて計画した結果の成果は再現性が高いです。今後同様の成果を上げることや、他社にナレッジを展開することでの広がりでさらなる成長が見込めます。

また、振り返れる記録を取っておくと、ただ目標が達成できたかどうか? 以上の学びがあります。

効果的な目標設定と、その振り返りによって意味のある時間を過ごしましょう。

(ぱぴこ)

※画像はイメージです

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