妄想癖のある人の特徴と心理

妄想癖のある人の特徴と心理

妄想癖のある人の特徴と心理

妄想とは、根拠の無いことについてあれこれ想像を膨らませること。あなたは妄想する癖に悩んでいたりしませんか?

ポジティブな妄想であれば楽しいですが、ネガティブな妄想をし過ぎると、不安になってしまいますよね。

そこで今回は、妄想癖のある人の特徴や心理について解説します。妄想癖の対処法についても紹介しますので参考にしてみてください。

■妄想癖とは

そもそも、妄想癖とはどんな意味なのか、確認しましょう。

また、妄想は悪いことなのでしょうか。妄想と似た言葉として、空想との違いについても説明します。

◇妄想って悪いこと? 妄想と空想はどう違う?

妄想とは、根拠もなくあれこれと想像することをいいます。また、根拠が無いのにもかかわらず、あたかも現実に起こっているかのように思い込んでしまうことも意味します。

例えば、友人に対してポジティブな妄想をして「お仕事がうまくいって、とびきりハッピーになるよ!」と、友人を元気づけることもできますし、「彼は、私のこと好きじゃなくなったんだわ」とネガティブな妄想が膨らんで、うまくいっていた恋愛を自ら壊してしまうこともあります。

妄想をすることは決してダメなことではなく、使い方次第で、ポジティブにもネガティブにもなるものです。

空想というのは、ファンタジーなど、現実にはあり得ないようなことを想像することをいいます。妄想と意味が被っている部分もありますが、空想は、あくまで空想であることを本人が自覚しています。

妄想は、頭の中の想像が現実であると思い込んでしまいやすい点に違いがあります。

◇妄想癖の意味

妄想癖とは、事実ではないことを日常的に信じてしまうことをいいます。

例えば、雑談をして笑っている人がいたら、「自分が笑われている」と解釈してしまったり、ちらっと目線が合っただけなのに、「あの人、私のことが好きなのかな」と思い込んでしまったりします。

空想レベルのことを妄想癖ということもありますが、被害妄想など、ネガティブな妄想が膨らんでしまう時に使われることが多いです。

妄想がひどい場合は、精神疾患の症状であるケースも中にはあります。

似たようなものに虚言癖がありますが、虚言癖は、嘘をつくことが日常的な癖になっている状態をいい、病気とは基本的には違います。

自分を良く見せるために、嘘を重ねることで、現実との区別が曖昧になってしまうこともあります。

■チェック! 妄想癖がある人の特徴と心理

では、なぜ妄想をしてしまうのでしょうか。妄想癖のある人の特徴や心理について解説します。

自分や気になる人に当てはまるものがあるか、チェックしてみましょう。

◇妄想癖がある人の特徴5つ

☆(1)「今」に生きていない

ふとした瞬間に妄想の世界に入ってしまい、目の前のことに集中できない時があります。

やるべき仕事があるのに、意識がどこかに飛んでいってしまったり、会話をしているのに、「え? 今なんて言った?」と話がかみ合わなくなってしまったりすることも。

☆(2)人と関わるのが苦手

人付き合いは疲れる・面倒だというように、苦手意識を持っている人が多いです。単独行動を好み、誰にも邪魔されずに、自分の世界で妄想を膨らませて楽しむ傾向があります。

☆(3)自己完結しがち

自分が思ったり考えたりしたことを、あまり表現しない傾向があります。ただし本人にその自覚は無いことが多いです。

想像を膨らませたことも、あまり他人に話そうとしません。自分で楽しんで自分で完結するケースが多いです。

☆(4)想像力が豊か

妄想癖のある人は、イメージを膨らませることが上手です。あたかも現実であるかのように、リアルに情景を描くことができるのが特徴です。

物語を考えるのが好きで、発想力に優れています。

☆(5)現実的な行動は苦手

妄想は、あくまでの頭の中で繰り広げられている世界で、現実とはリンクしていません。つらい現実から自分を守るために妄想をしていることも多いので、実際に行動を起こすことは苦手である場合が多いです。

◇妄想癖がある人の心理や原因とは

☆(1)現実世界で満たされていない

現実の世界が、面白くなくて満たされない状態の場合、自分に都合の良い妄想をすることで喜びを得ようとします。

☆(2)現実逃避したい

現実がストレスいっぱいでつらいような場合は、妄想をすることで、自分にとって安心安全な場所を作り出します。

つらい現実をなんとかやり過ごそうとした結果、自分を守るために妄想の世界を作り上げていることも。

☆(3)心のバランスを取ろうとしている

妄想は、感情の処理をする役割を担っている場合もあります。

現実の世界で感じていた感情を、妄想を通じて処理をすることで、心のバランスを取ろうとしているケースもあるのです。

☆(4)周りに迷惑をかけたくない

心に負荷がかかったとき、他人にイライラをぶつけてしまう人もいますが、妄想癖のある人は、周りに迷惑を掛けたくないと思っていることが多いです。

「私が全部飲み込めばいいや」と思った結果、妄想癖になったというケースも。

☆(5)理想が高い

妄想癖の人は、「こうなりたい」「こうであってほしい」というような、自分の理想の姿や状況を持っています。

理想と現実にギャップがあると耐えられなくなり、妄想の世界を作り上げて、自分の心を守ろうとします。

■妄想癖をやめたい! 直し方や対処法

妄想は悪いことではないものの、日常に支障が出ると困ってしまいますよね。

妄想癖はどうやって直していけばいいのでしょうか。改善方法を紹介します。

☆(1)周りの人を頼る練習をする

妄想癖のある人は、悩みがあっても、自分で何とかしようと抱え込みやすい傾向があります。信頼できそうな人に、心のうちを明かしてみるなど、困っている時は誰かを頼る練習をしましょう。

「実は今、こんなことで困っているんだ」と話してみるだけでもOKです。小さなことから始めてみましょう。

☆(2)楽しそうな人と積極的に関わる

1人で考えていると、ネガティブな方向に偏りやすくなります。そんな時は、楽しそうに過ごしている人と会話をしてみましょう。新しい気付きが得られたりすることで思い込みに囚われにくくなります。

また、受け身でいると会話中に妄想の世界に行ってしまう可能性があるので、自分から積極的に関わろうと思ってみるのがポイントです。

☆(3)好きなことを思いきりやる

1人で何もせず過ごす時間が長くなると、妄想の世界に入ってしまいます。そこで、何か好きなことを見つけて思いっきりやってみましょう。

時間がたつのを忘れるくらい熱中できると、自然と妄想癖から抜け出せているかもしれません。ジムに行ったり散歩をしたりして、体を動かすこともおすすめです。

☆(4)想像力を生かす

妄想力のある人は、イマジネーションが豊かです。思い付いたアイデアやイメージは、忘れないように紙に書き留めておきましょう。そして、できれば現実に行動に移してみることがおすすめです。

妄想力を仕事に生かすなら、企画立案などの仕事が向いています。他の人には無い発想力を持っているケースが少なくないので、今までにないアイデアを生み出していける可能性も。物語を作るのも上手なので、商品のストーリーを考えるのにも向いています。

■妄想癖がひどい場合は病気の可能性も

妄想は、心のバランスを取ってくれる役割をしています。現実がつらいときは妄想をすることで、安全な場所を作る意味もあるため、一概に悪いことではありません。

ただし、日常に支障が出るほどひどい妄想になると、精神的な疾患である可能性も出てきます。心配な方は、専門機関に相談してみましょう。

妄想癖を直そう! とするよりも、「なぜ自分には妄想が必要だったのか?」に目を向けてみて、現実をもっと楽しもうと思った方が、改善していくケースが多いです。

妄想癖のある人は、想像力が豊かです。アイデアやイメージ力は、仕事でも重宝される力ですし、目標を達成するときにもパワーを発揮します。

妄想を良い方向で活用していきたいですね。

(高見綾)

※画像はイメージです

 

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