「仕事についていけない人」の原因3つ

「仕事についていけない人」の原因3つ

「仕事についていけない人」の原因3つ

「今の仕事を辞めたい」キャリア相談でこのような悩みを抱えた人の話を聞いていくと、「仕事についていけないため」という本音が出てくることがあります。

仕事についていけなくてあっぷあっぷの時は、周囲には言いづらいし悟られたくないものかもしれません。

仕事を辞めるという選択をする前に、解決方法はないか探ってみましょう。

■「仕事についていけない」と感じるのはどんな時?

異動や転職、新しい役割、仕事を任される……。コロナ禍、このような変化を迎えた人は、平常時よりも情報が足りないことで、どうしたらいいものか、困っている人が多いようです。

仕事についていけない、と感じるのは、おそらく以下のような時ではないでしょうか。

◇(1)仕事内容が自分には難しすぎると思った時

経験のない仕事にチャレンジしたいという気持ちはあったものの、いざやってみたら思った以上に難しかった場合。

そんな時には、「自分の能力では無理なんじゃないか」と思いがちです。

また、以前からやりたいと思っていた仕事だったのに、やってみると「実は向いていなかったのでは」と途中で投げ出したくなった、という人もいます。

◇(2)周囲の能力が高いと感じた時

メンバーが優秀で、話についていけない、会議で意見を求められても何も言えない。

そんな時、「仕事ができないってみんなに思われているのでは……」と思い込み、余計に発言できなくなってしまった、という人もいます。

◇(3)新しい環境に身を置いた時

「環境」とひとくくりにすることがありますが、このように感じる人の多くは全体がよく見えていないことがほとんどです。

つまり、情報不足です。情報不足によって、以下のようなことが起こります。

☆1.自分に期待されている役割が分からない

期待されている役割、上司や周囲が自分に求めていることが分からなくて、すべきことはこれでいいのか、自信が持てない。

☆2.メンバーそれぞれの役割分担が分からない

チームメンバーが抱えている役割を把握できておらず、誰とどうやりとりしたらいいのか、で悩んでしまう。

☆3.仕事の全体像が分からない

仕事の全体像やつながりが分からなくて、マニュアル通りならできるが、応用が利かない。

既存の社員は、この3つが頭の中でイメージできているのですが、新任の人は、これらの情報が不足していて、頭の中がつながらないこともよくあることです。

■状況別で見る「仕事についていけない」と思った時の対処法

「もう辞めたい! 逃げたい!」こんなふうに思う瞬間は誰にでもありますが、こんな時の対処方法を先ほど挙げた状況別にご紹介しますので、一度試してから今後のことを考えてみませんか?

◇(1)仕事が難しすぎてついていけない場合「時間をかけてみる」

新しい仕事は、すぐにできるようになるわけではありません。一定期間、試行錯誤しながら続けてみて、ようやくできるようになるものです。

周囲の人たちだって最初からその仕事ができたわけではありません。自分にはハードルが高い、向いていないと決めつける前に、まずは出来るようになることを目指しましょう。

よくあるご相談で、新しい仕事について3カ月頑張ったが、難しいし向いていない気がしたので辞めようと思った、という方が、「もう3カ月頑張ってみて、それでもできなかったら辞めてはどうか?」というアドバイスのもと続けた結果、できるようになった、というケースもよくあります。

このように、期間を決めて頑張るのもおすすめです。

その際、やみ雲に数カ月頑張るのではなく、1つ前の「環境についていけない」ケースと同じように、「自分に期待されている役割」「メンバーそれぞれの役割分担」「仕事の全体像」を確認してから頑張りましょう。

◇(2)周囲の能力が高すぎてついていけない場合「相手の思考を理解する」

能力が高い、と感じた相手はどんな人でしょう。

仕事が早い人? アイデアが豊富な人? 論理的な人?

私たちの発言や行動は、「頭の中で何をどう考えているのか」の違いが出るものです。

人は思考した結果をアウトプットするので、私たちはその一部分しか受け取ることができません。そこで、「能力が高い」と思った人の頭の中を理解しましょう。

そのためには、その人がなぜそのように思ったのかなどの理由を聞いてみることです。「なぜそう思ったのですか?」というように、発言について質問してみるのもおすすめです。

◇(3)新しい環境についていけない場合「自分から聞きに行く」

待っていないで、自分から聞きに行きましょう。

案外周囲の人は、あなたが環境に慣れていないことや不足している情報が何か、知らないものです。

会社や職場によっては、周囲が新しく入った人を手取り足取りサポートしてくれる環境と、聞けば教えてくれる(聞かないと教えてくれない)環境があります。後者の場合は、黙っているといつまで経っても情報を得ることができません。

確認しておきたいことは、「自分に期待されている役割」「メンバーそれぞれの役割分担」「仕事の全体像」です。これは、聞かないと、全体のつながりがイメージしづらいので、早い段階で確認しましょう。

今更聞けない……という方もいると思いますが、環境に慣れるためにも今すぐ確認しましょう。

まずは、自分が理解していることを書き出して、これで認識が合っているか、上司に確認してみると良いでしょう。

頑張り方を間違えずに向き合ってみる

仕事についていけない、と思った時はとても苦しいものです。

でも、途中で諦め、逃げ出すと、自分にはあの仕事は無理だった、とマイナスの記憶となってしまうことも。

「あの時頑張って良かった!」そう思える未来のためにも、頑張れるといいですよね。

しかし、頑張り方を間違えないようにしてほしいものです。正しく頑張る方法は、周囲に遠慮せず、どんどん頼ることではないでしょうか。

(藤井佐和子)

※画像はイメージです

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