要注意! お見舞いで「椿の花」を贈るのがNGな理由

要注意! お見舞いで「椿の花」を贈るのがNGな理由

要注意! お見舞いで「椿の花」を贈るのがNGな理由

冬を代表する日本の花として多くの人に愛されている椿。さまざまな色や形があり、その種類は数千種に及ぶといわれています。

日本だけでなくヨーロッパでも人気で、「日本の薔薇」と称されるその端正な美しさは、ビロードのように美しいと高く評価されました。

そんな椿ですが、色によって花言葉が持つ意味も違っているんです。

今回は、椿について、色ごとに意味や由来をひも解いていきます。

■椿ってどんな花?

椿の原産国は、日本、台湾、朝鮮半島南部、中国とされています。

日本では特に深く愛されてきた花で、平安時代には招福や長寿、吉兆の木とされていました。

また茶道でも、冬から春にかけての代表的な花として茶室に生けられ、愛されてきた花です。

椿の木は常緑高木で、成長すると高さ15メートルにもなり、葉は肉厚で艶のある深緑をしています。その葉と花びらのコントラストが、花の美しさを一層引き立てていますよね。

◇別名は「ヤブツバキ(藪椿)」「タイトウカ(耐冬花)」

椿の開花期は2月〜4月の間で、花持ちは3〜7日程度。

別名は「ヤブツバキ(藪椿)」の他に「タイトウカ(耐冬花)」とも呼ばれています。

花の少ない冬、雪の中でも、艶やかな赤やピンク、凛とした白の花を咲かせますが、実は珍しい黄色い椿なんかもあるんです。

◇19世紀ヨーロッパの社交界で大流行

英名で「カメリア」と呼ばれる椿は、18世紀ごろヨーロッパに伝わり、東洋的な気品と美しさを持つ花として「日本の薔薇」という賛辞が捧げられました。

そして19世紀ヨーロッパの社交界で一大ブームとなり、アレクサンドル・デュマ・フィスによる小説『椿姫』が生まれました。

当時の社交界では、女性が胸に椿の花をつけるのが大流行したそうです。

◇お見舞いに贈るのは避ける

冬には重宝され、花が散った様子さえ絵になる椿。

華やかで凛とした印象があり、プレゼントとして贈りやすい花ではあります。

ですが、花の落ち方が、「首から落ちる」ことを連想させるため、お見舞いの花として贈るのは避けた方が無難でしょう。

■色別にひも解く椿の花言葉

「完全な愛」や「控えめな素晴らしさ」という花言葉を持つ椿ですが、実は色によって持つ花言葉も違います。

◇赤い椿は「気取らない魅力」「気取らない優美さ」「控えめな美徳」

椿の花言葉には「控えめな」という表現がよく使われます。

これは、華美な見た目の割には香りがないことや、薔薇ほど華美ではなく、適度な華やぎと品格を持つ椿の特徴をよく表しているとされています。

そんな花言葉を持つ赤い椿は、自分のことを謙遜しがちな人に贈るのにぴったり。華やかな赤い色の花が、控えめで品のあるその人の魅力を表現しているようです。

◇白い椿は「申し分ない魅力」「理想の愛」「誇り」

19世紀のヨーロッパでは一種の椿ブームが起こり、社交界の女性たちは椿を胸に飾っていたそう。

小説『椿姫』には、こうした流行がよく描かれており、当時付けられたとされる白い椿の花言葉「申し分ない魅力」は、当時の最高の賛辞だそうです。

賞賛したい相手や、憧れの人に贈るのにはぴったりの花言葉ですね。

◇ピンクの椿は「控えめな愛」

優しい色のピンクの椿は、好意を伝えるのにうってつけの花言葉を持っています。

熱烈な愛というよりは、好意をにおわせたい時にチョイスするといいかもしれませんね。

椿は種類が多く、贈りたいイメージの花を探す作業も楽しそうです。また、控えめな気持ちを伝えたいなら、大ぶりな花よりも小ぶりの種類を選ぶなど、工夫もできそうです。

■控えめな花言葉を持つ椿。小粋な贈り方で思いを伝えてみて

冬の寒空の下で目にすると、凛と咲くその姿に元気をもらえます。

しかし、紹介したように、花の落ち方が「首から落ちる」と連想させるため、お見舞いには不向きです。

お見舞い以外であれば、花の種類が少ない冬に、華やかで品のある椿の花は重宝されます。椿のミニ盆栽や、椿のコケ玉など、小粋な贈り方があるのも良いですね。

花言葉も控えめなので、ストレート過ぎずほのかな思いを込めて贈りやすいのではないでしょうか。

(さかもとみき)

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※画像はイメージです

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