医師が教える! 老け顔の原因と改善方法

医師が教える! 老け顔の原因と改善方法

医師が教える! 老け顔の原因と改善方法

「年齢より老けて見られる」、「アラサーになってアンチエイジングに興味がでてきた」……など、多くの女性は「いつまでも若く見られたい」、「若い姿をキープしたい」と思うものですが、加齢による顔の変化は避けられないのでしょうか? 今回は老け顔になる原因や改善・予防方法について、美容皮膚科医・鈴木稚子先生の解説を紹介します。

■「老け顔」ってどんな顔?

まずはじめに、「老けた印象を与える顔」の特徴について見ていきましょう。顔に現れる「老い」とは一体……?

◇肌がたるんでいる

年をとると、肌の水分量やコラーゲンの減少により、肌のハリと弾力が衰えていきます。年齢に関係なく肌がたるんでいると老けて見られるのはこのためです。

◇ほうれい線が深い

筋力の衰えにより、頬に付着する脂肪がたるみ、下に落ちていきます。このたるみは目元や口元、頬などにも現れますが、とくに鼻の脇から口元にかけて表れる「ほうれい線」は、老けた印象を与えてしまいます。

◇シワが多い・深い

人よりシワが多かったり深かったりすると老けて見えるのは、肌のたるみ同様、肌のハリや弾力が失われている証拠だからです。また、シワは紫外線の影響で深く固定化されていくため、老け顔予防に紫外線対策は欠かせません。

◇肌がくすんでいる

明るい肌は健康的で若々しい印象を与える一方、くすんだ肌は、不健康で老けた印象を与えます。肌がくすむ原因の多くは、紫外線や摩擦などの刺激です。老け顔予防のためにもこの2つの刺激からできるだけ避けて暮らしましょう。

■老け顔になってしまう原因とは?

同じ年齢なのに、シワが多い、肌がたるんでいる人といない人ではどんな違いがあるのでしょうか。続いて、「老け顔」をつくる原因について見ていきましょう。

◇紫外線をよく浴びる

紫外線は、肌に到達すると活性酸素を発生させ、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンを変性させます。つまり「日焼け」は、肌のハリや弾力を弱めて肌をたるませる原因となります。

また、紫外線を大量に浴びると、紫外線から肌を守ろうとメラニンが過剰に作られて「シミ」の原因にもなります。

◇肌が乾燥している

肌の乾燥は、肌のくすみをもたらします。というのも、肌が乾燥すると角質層の水分保持力が低下し、肌内部の水分を守ろうと角質層が蓄積されていくためです。この一連の流れで古い角質が幾重にも重なると、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が崩れて、メラニン色素が排出されにくくなります。

◇コラーゲン不足

肌の新陳代謝を促すコラーゲンは、美肌を保つうえで欠かせません。なかなか食事から摂取するのは難しいですが、食べている人と食べていない人ではのちのち差が出てくるでしょう。

コラーゲンを含む食材としては、手羽先、鶏軟骨、牛すじ、フカヒレ、魚類ではサケ、ブリ、ウナギの蒲焼き(とくに皮と身の間にコラーゲンが多く含まれる)があります。食事からの摂取が難しい場合は、サプリメントやドリンクで摂りいれましょう。

◇過去に過度なダイエットをしたことがある

過度なダイエットは、肌をたるませる原因となります。急激な体のボリュームダウンに肌がついてこれないためです。また、無理な食事制限によるダイエットも同様です。必要な栄養が不足し、肌の老化を促進してしまいます。

■老け顔を改善する方法

紫外線対策を怠ったばっかりに、過度なダイエットをしたために、実年齢よりも見た目年齢が老けてしまった……。こうなってしまったら最後、元の状態には戻れないのでしょうか? 鈴木先生に老け顔を改善する方法について教えてもらいました。

◇老け顔を改善する食べ物4つ

老け顔改善には、「抗酸化物質」を含むものを積極的に摂取しましょう。

☆カロテノイド

強い抗酸化作用を持つカロテノイドは、体全般の老化防止や、肌・髪・爪を健康に保つ効果があります。また、ビタミンAが不足すると、必要な量をビタミンAに変換する働きも。ビタミンAは、肌の乾燥やシワを防ぐ栄養素として知られています。

<代表的な食べ物>

ニンジン・赤じそ・パセリ・ケール・ほうれん草

☆ポリフェノール

カロテノイド同様、ポリフェノールにも「抗酸化作用」があり細胞の老化を防いでシワやたるみを予防します。また、メラニン色素の生成を抑制し、シミの発生も予防します。

<代表的な食べ物>

プルーベリー、すもも、いちご、ぶどう

☆ビタミンC

コラーゲンは、身体全体のタンパク質量の約30%を占めるタンパク質の一種で、絶えず分解と合成を行い、新しいコラーゲンを作っています。しかしコラーゲン単体では合成も分解もできません。ビタミンCは、コラーゲンの合成と分解を促進してくれます。

<代表的な食べ物>

野菜、果物全般

☆オメガ3脂肪酸

細胞膜の主成分であるオメガ3脂肪酸には、老化やストレスでダメージを受けた細胞を修復し、細胞の働きを正常に保つ働きがあります。

<代表的な食べ物>

青魚、ナッツ類、オイル

◇リンパマッサージはプロに頼もう

老け顔改善にはリンパマッサージも有効です。しかし、間違ったマッサージをすると血管やリンパを刺激して血行障害を引き起こす可能性もあります。そうなるとかえって、むくみやたるみを悪化させねないため、専門家にやってもらうことをオススメします。

◇スキンケアは「保湿」をしっかり

年齢を重ねるにつれ、女性の肌は乾燥して固くなっていくため「保湿」はとても大切です。しかしスキンケアは肌質別に最適なケアが異なるため、まずは自分の肌を知ることからはじめてみましょう。化粧品売り場のカウンターへ行けば、専用の機械を使ってチェックしてもらえます。

■老け顔の予防法

食べ物やスキンケアなどで「老け顔」を改善できることがわかりましたが、一番いいのは老け顔にならないよう予防することですよね! 最後に老け顔を予防する方法について見ていきましょう。

◇バランスのよい食事を摂る

バランスのとれた食事は、肌を若々しく保つために必要不可欠です。特に不足しがちな栄養素は、ビタミンやミネラル、必須アミノ酸、必須脂肪酸といわれるもので、肌のハリを保つコラーゲン線維の生成を促します。食事で摂取するのが難しい場合は、サプリメントで補うようにしましょう。

◇自分に合った睡眠時間を取る

理想の睡眠時間とは、「十分に眠ったという実感を得て爽快に目覚められる時間」のことです。短時間の睡眠でも日中に眠気を感じることなく十分に活動することができれば、理想的な睡眠時間を確保できていると言えます。つまり、決まった睡眠時間を理想とするのではなく、自分にあった最適な睡眠時間を取ることが大切です。

◇笑顔で過ごす

笑顔を作ると口角が自然と上がります。このように笑顔には筋力を引き上げる効果があるため、老け顔予防のためにも、笑顔で過ごすといいでしょう。

■まとめ

老け顔の原因と改善方法について紹介してきました。いかがでしたか? 紫外線が増えるこれからの季節、紫外線対策をしっかり行い、老け顔にならないよう予防していきましょう! すでに肌にたるみやくすみがあるという人は、毎日の食事に「抗酸化物質」を含む食材を摂りいて。肌が乾燥しないよう「保湿ケア」も忘れず行いましょう。

(監修:鈴木稚子)

※画像はイメージです

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