【パーツ別】ニキビができる場所によって原因がちがう!? 正しい対処法とは?

【パーツ別】ニキビができる場所によって原因がちがう!? 正しい対処法とは?

【パーツ別】ニキビができる場所によって原因がちがう!? 正しい対処法とは?

いろいろなケアを試しているのに、まったくニキビが治らないと、やるせない気持ちになってしまいますよね。もしかすると、あなたのニキビケアはまちがっているのかも……! 実は、ニキビのできる場所によって原因や対処法が異なるので、場所ごとにケアを変えたほうが効果的です。そこで今回は、ニキビができる場所ごとの意味と対処法について、皮膚科医の宇井千穂先生に解説してもらいました。

■ニキビができる共通の原因と対処法

まずは、ニキビができる共通の原因と基本のケアについて、チェックしていきましょう。

◇原因

ニキビができる共通の原因は、ホルモンバランスの乱れや皮脂の増加、角化異常、細菌感染がメインですが、ほかにも家族性(遺伝)の先天的要因や、食事や化粧品、外的刺激などの後天的要因など、複数の要因が関与すると言われています。

◇対処法

☆(1)規則正しい生活を送る

規則正しい生活をして、ホルモンバランスをととのえたり、便通をよくしましょう。

☆(2)スキンケアを見直す

洗顔方法や、化粧品の見直しをして、肌への外的刺激を避けることも大切です。洗顔は、しっかり泡立てて、皮膚への摩擦を軽減させるように洗ってください。また、ファンデーションは、毛穴をふさがないように、油分の少ないものを選びましょう。

☆(3)抗菌薬を服用する

炎症性ニキビによりアクネ菌が増殖してしまった場合、抗菌薬を服用したり、外用することがあります。軽症から最重症な人まで、幅広く使われます。

☆(4)保湿をする

ニキビがある人は肌を乾燥させがちですが、角質が厚くなったり、皮膚のバリア機能を低下させることにつながります。保湿はしっかりとしましょう。

☆(5)ニキビに効く栄養素を摂る

肌を健康に保つためにビタミン豊富な野菜を積極的に摂りましょう。また、便秘予防にもなる食物繊維もオススメ。しかし、一般的に特定の食べ物だけを摂取していればいいというわけではないので、バランスのいい食事を心がけることが大切です。

■おでこのニキビ

◇原因

ホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンが増えると、皮脂の分泌が増えます。過剰な皮脂の分泌は、ニキビの原因になるため、皮脂腺の多いおでこは、ニキビができやすいです。また、おでこの位置は、髪から垂れてくるシャンプーやトリートメント、リンスなどの影響を受けやすい傾向があります。肌が荒れはじめると、おでこを隠そうとして前髪を伸ばす人が多いですが、これは、髪とおでこの接触を増やしてしまいます。髪が肌に触れる刺激や整髪料などの汚れも、おでこのニキビを悪化させる原因のひとつです。

◇対処法

シャンプーやトリートメント、リンスなどの影響を少なくするために、髪を洗ったあとに洗顔をしましょう。洗顔後は、保湿が大切です。ニキビがある人は、肌を乾燥させがちですが、乾燥により皮膚のバリア機能を低下させてしまうことにつながります。しっかりと保湿をしましょう。

■頬のニキビ

頬には、いろいろなニキビが存在します。ここでは、頬にできるニキビの種類と原因をご紹介します。

◇種類と原因

☆(1)微小面皰(めんぽう)

微小面皰は、ニキビの初期段階。面皰とは、ホルモンの分泌をともなう皮脂腺機能が高まり、過剰な皮脂や角化した毛穴が原因で、毛穴が閉じられてしまった状態です。正常な見た目をしていることが多いです。

☆(2)閉そく面皰

閉そく面皰は、皮膚の中に見える黄白色のニキビです。これは、角質により毛穴が閉じられてしまい、毛を取り囲む毛包の中に皮脂がたくさん詰まってしまった状態です。通常、かゆみなどの自覚症状はありませんが、悪化すると炎症性ニキビになります。

☆(3)開放面皰

毛穴が開口して、黒い点のように見えるニキビです。前述の閉そく面皰の状態から、毛穴の出口が開くことによってつくられてしまいます。毛穴の出口やその周囲に存在するメラニン色素、皮脂につく汚れなどから黒い点が形成されると考えられています。

☆(4)炎症性ニキビ

炎症性ニキビは、赤いニキビのことです。皮脂や毛包の中にいるアクネ菌が関係しています。アクネ菌は皮脂を好むため、毛包内に皮脂が多く詰まると、数が増えてきます。これにより、毛包内が刺激され、破壊されてしまいます。

◇対処法

規則正しい生活をして、ホルモンバランスをととのえましょう。また、便通をよくすることも重要です。ほかにも、肌への外的刺激に気をつけてください。洗顔はしっかり泡を立てて、皮膚への摩擦を軽減させるように洗いましょう。毛穴をふさぐことのないように、ファンデーションを使う場合は油分の少ないタイプを選ぶのもひとつの手です。

◇【番外編】ニキビ痕の原因と対処法

ニキビ痕は、ニキビが治るとき、ニキビ痕を形成することがあります。炎症性ニキビにより、皮膚や毛包内の組織が壊されてしまい、修復次第によっては、クレーターのように残ってしまいます。もしニキビ痕ができてしまった場合は、ピーリング効果のある化粧品を使ったり、規則正しい生活を送るなど、健全なターンオーバーができるように心がけましょう。

■鼻のニキビ

◇原因

おでこ同様、鼻も皮脂腺が多いです。特に鼻は、毛穴が深いため、毛穴に皮脂が多くたまりやすい場所でもあります。また、毛穴が開口して黒い点のように見えるニキビ「開放面皰」に悩まされることも多いです。開放面皰とは、「閉そく面皰」という黄白色の黄白色のニキビの状態から、毛穴の出口が開くことによって作られます。これは、毛穴の出口やその周囲に存在するメラニン色素や皮脂の汚れなどから、黒い点が形成されると考えられています。

◇対処法

「開放面皰(黒ニキビ)」になる前の「閉そく面皰(黄白ニキビ)」のときに、早めに対処しておきましょう。なぜなら、黒ニキビが悪化すると感染を起こしてしまい、炎症性ニキビになってしまうからです。悪化する前に、病院で診てもらいましょう。

■口まわりのニキビ

◇原因

消化器器官(食道や胃、大腸と食物の消化に関わる器官)の入り口である口は、とても乾燥しやすい場所です。また、胃の不調により、ニキビができることがあります。これは、ストレスや食べすぎ、アルコールの飲みすぎにより、胃に負担をかけてしまうことが原因です。

◇対処法

いつもより乾燥が予想されるときは、保湿剤を重ね塗りしましょう。特に乾燥を感じるときは、保湿の回数を多くするのが効果的です。また、胃に負担をかけないように、暴飲暴食は控え、規則正しい生活を送りましょう。

■あごのニキビ

◇原因

顎は、皮脂の分泌量が少なく、乾燥しやすい部分です。タオルで肌をゴシゴシ拭くなど、肌への刺激がニキビの原因につながります。また、洗顔のときに、すすぎ不足で洗顔料が残ってしまうのもよくありません。

◇対処法

まちがった肌ケアをしていないか、見直してみましょう。洗顔は、しっかり泡を立てることで洗浄効果が高まる上に、皮膚への刺激を軽減させてくれます。こすらずやさしく、肌にストレスを与えないように洗顔しましょう。すすぐときは、泡や汚れを残すことのないように十分にすすいでください。また、化粧品により、赤みが出たりヒリヒリしたときは、無理をせずちがう化粧品に変えましょう。

■背中のニキビ

◇原因

背中は、鏡などで確認しにくいので、気づかないうちに悪化してしまうケースが多いです。また、仰向けになって寝ている人は、一晩中の汗が背中にたまってしまうことで、ニキビの原因になってしまうことがあります。

◇対処法

清潔な状態を保つようにしましょう。ただし、石けんを使って体を洗浄するのは、1日1回が望ましいです。夏の暑い季節、お昼にシャワーを浴びたいときは、洗浄成分の入ったものは使用せず、皮膚に付着した垢や汚れを温水で洗い流すだけで十分です。また、皮膚の水分蒸散量が多く角質の保湿機能が低下すると、毛穴の出口部分の角化に異常が生じてしまい、毛穴が目立つようになってしまいます。それを防ぐために、保湿をきちんとしましょう。特に、入浴後は乾燥しやすいので、要注意です。

■まとめ

ニキビの場所ごとに、原因や対処法が異なることがわかりました。しかし、ニキビを根本的に治すためには、規則正しい生活や正しいスキンケア、栄養バランスのいい食事を心がけることが大切なようです。ニキビに悩んでいる人は、ぜひ今日から試してみてはいかがでしょうか。

(監修:宇井千穂)

※画像はイメージです

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