モチベアップ! 仕事のやる気を引き出す4つの方法

モチベアップ! 仕事のやる気を引き出す4つの方法

モチベアップ! 仕事のやる気を引き出す4つの方法

仕事をするということは、生活をする上でとても重要なこと。それはわかっているけれど、どうしても仕事をしたくないというときもあることでしょう。仕事に対するモチベーションが上がらない。そんなときはどうすればいいのでしょうか。キャリアコンサルタントの壺井央子さんにお話を伺いました。

■仕事のモチベーションが低いと「信頼を失う」というデメリットが発生する

「自分にとって仕事はどういう位置づけなのか」ということがまず重要です。たとえば、仕事はお金を稼ぐためのことと割り切れるのであれば、そこに一喜一憂せず、モチベーションが上がったり下がったりしない一定のパフォーマンスを出し続ける仕事の仕方が理想的です。

問題は、仕事への思い入れがある場合です。仕事が自分の楽しみや成長など、「思い入れ」が大きいほど、そこに感情が生まれ期待する分、モチベーションが上がるときもあれば下がるときもあります。しかしこの感情に委ね、モチベーションが落ちたまま仕事をし続けると、いいパフォーマンスができないのはもちろんのこと、人間関係においてもうまくいかなくなることが往々にしてあります。

なぜなら、仕事はすべてに連動しているからです。生き生きと仕事をする人には仕事が集まります。集まってきた仕事を選ばず一所懸命取り組んでいると、必ず結果に結びつきます。結果に結びつけば周りの評価が得られ、給料が上がり、さらに新しい仕事につながるというサイクルが生まれます。

逆に、暗い顔をしてやる気のない仕事の仕方をしていると、負の連動が起こります。上司も周りもあなたへの仕事の依頼をためらい、気がついたら仕事を任されなくなり、仕事へのやりがいが益々なくなってしまうというようなことに繋がりかねません。

そして、一度下がった信頼関係や他人からの評価は、取り戻すのにとても労力がかかります。つまり、仕事のモチベーションが下がったまま仕事を続けた場合、周囲からの信頼を失うというデメリットが生じるのです。そして、それを回復するのは容易ではありません。仕事は、周囲からの評価で成り立っているということを忘れないようにしてください。

仕事への思い入れがある方は、最低限自分の感情の起伏や仕事への意欲、仕事のパフォーマンスは一定に保つことが重要です。

■ケース別に見る仕事のモチベーションを上げる方法

それでは、下がり気味の仕事に対するモチベーションはどのように上げていけばいいのでしょうか。引き続き壺井央子さんにお伺いしました。

◇仕事がつまらない場合

仕事がつまらない原因は、以下のように分類できます。

1. 自分の能力・経験レベルに合わずつまらない(レベル感)

2. 自分のやりたいことに合わずつまらない(志向性)

3. 魅力的な人が見当たらない、風土が合わずにつまらない(人間関係/風土)

4. 未来につながらずつまらない(将来性)

5. その他の理由でつまらない(その他)

☆自分の能力・経験レベルに合わずつまらない(レベル感)

「レベル感」が原因の場合、簡単な仕事ならばそこで想定されている以上の成果を残せば、次にはもっとレベルの高い仕事が任されるようになります。与えられている仕事の中で最大限のパフォーマンスを出すことを目指せばモチベーションが上がります。

☆自分のやりたいことに合わずつまらない(志向性)

「志向性」が原因の場合は、今の仕事の延長線上に自分のなりたいことにつながる道はないか、どんな些細なことでもいいので見つけることが必要です。

☆魅力的な人が見当たらない、風土が合わずにつまらない(人間関係/風土)

「人間関係/風土」が原因の場合は、まずは今の環境になじむための努力をしましょう。風土はすぐに変わらないものなので、その風土の中で自分ができることを考えるのが先決です。人間関係はもっと簡単。関係性はいくらでも変えていくことができます。自分の他人に対する接し方を変える、相手の気持ちになってみるだけで、周りとの関係性が変わってきます。

☆未来につながらずつまらない(将来性)

「将来性」の場合、早々に判断をせずに、まずは与えられた仕事環境で精いっぱい取り組んでみましょう。どんな仕事であれば、一所懸命取り組んだ経験は自分の糧になり、未来につながるものです。

☆その他の理由でつまらない(その他)

「その他」が要因の場合は、まずは何がモチベーション低下の原因なのかを分析し、認識することから始めましょう。自分が感じる「つまらなさ」の原因を明確にして、今できることとリンクさせれば対処法は必ず見えてきます。

◇給料が安い場合

まず基本的なことは、「仕事における報酬とは、自分が提供した価値への評価である」という認識です。転職活動をしている人の理由に「年収を上げたい」が多いのですが、「では、年間100万円(月給にして約8万円)の収入をあげてもらう分、あなたはどれだけの価値を提供できますか?」という質問をすると答えられない方が多く見られます。

給料を上げるためには、それだけの価値を提供しなければいけません。企業の立場からすると、モチベーションが上がらない人(パフォーマンスが上がらない人)の給与を上げようとは思えません。給料が安くて納得がいかないのならば、まずは現在の職場で給料を上げるための自分の成長と、自分のパフォーマンスの向上、提供する価値の向上を図る努力をすることが重要です。

特に女性の場合は、会社のなかで評価を上げることは思っているよりも簡単だということを知っておいてください。人は輝いている人に必ず目が行くからです。自転車と同じように、一度車輪が回り出したら後はずっと楽になります。今の気持ちを切り替え、最初だけ自分で今の仕事に精いっぱい取り組んでみましょう。そうすることで、必ず車輪が回り出し、周囲が応援してくれたり、上司が評価をしてくれたり、より責任のある仕事を任されたりと、自然とよい方向に向かっていくはずです。

◇人間関係が悪い場合

仕事における人間関係の悩みはつきません。自分で職場の人たちを選べないからです。これは「変えようがない」という諦めが重要です。変えようがないのなら、そのなかでやっていくしか方法はありません。

ひとつだけ言えることは、会社というのは「個人の思惑を超えて、公益のためにある」ということ。個人的にはお金を稼ぐためや自分の成長のためですが、その対価として提供した労働力が社会のためになり、世の中をよくしていくためであるということです。個人がそのなかでどのような想いをもっていようが、組織としての方向性は変わりません。だからこそ、我々も組織の方向性にあった行動をとれば、必ず評価してくれる人が現れます。

たとえば、周りの人がまったく働かない、やる気がない、がんばっていても足を引っ張られる、悪口を言われるというのはよくある悩みです。しかし、自分の日々の行動が「会社がよりよくなるため」「会社の成長のため」という方向性に合っていれば、必ずそれを見ていてくれる人がいます。少なくとも経営者は自分の会社を必死で成長させよう、世の中に価値を提供しようと誰よりも考えているはず。悩んだときは、自分の行動を振り返りましょう。日々の自分の行動が、会社にとって正しい方向であれば必ず組織の中の誰かに届くと信じ、今の環境に左右されずに本来の正しい行動に立ち返るようにしてください。

◇仕事に対する自信がない場合

自分の能力を超えた仕事を与えられたときに、自信をもって「成果を残します」と言える女性は、男性に比べ圧倒的に少ない傾向にあります。女性は男性に比べて、子どものころからチャレンジさせてもらう機会が少ないため、自信を持ちづらいと言われています。

仕事で自分の経験や実力を超えた大きな仕事を任されたときは、「自分に自信をつけるステップ」だと思いましょう。自らがチャレンジすること、経験することからしか、大人になってからは自信がつきません。

不安になるのは、経験したことがないから。経験をすれば不安は、リスク回避や対策に形が変わります。失敗しても組織が守ってくれます。それも想定の上、会社はあなたに実力を超えたプロジェクトを任せてくれようとしているのです。

また、女性が得意なこととして、男性に比べ相談相手を作る力を持っていることが挙げられます。一人でやりきろうとは思わず、上司や同僚など周囲に相談できる環境を作っておき、「何かあれば相談しながら進める」と思えば大丈夫です。

■現状でできることを精いっぱいやることがモチベーションアップにつながる

仕事に対するモチベーション低下の原因はいろいろありますが、そのほとんどは「自分と現実のずれ」です。それを打破するには、現状で自分ができることを精いっぱいやってみること。これにつきます。

逆に、まだ自分のポテンシャルを100%出し切っていないことが、モチベーション低下の原因とも考えられます。一度全部を出し切って、それでもモチベーションが上がらないようであれば、転職などを検討してもいいかもしれません。

(監修・文:壺井央子、構成:三浦一紀)

※画像はイメージです。

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