現役薬剤師・福井セリナの「健康サディスティック?」第4回【視力の衰え】

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30代、40代、50代......。少しずつたるみ、衰えていく体に戦々恐々とする日々。そんな後ろ向きな毎日を打破するべく、日本一美しく、ちょっぴりSな現役薬剤師・福井セリナが、あなたの体のお悩みを解決します! 4回目のお悩みは「視力の衰え」について。

【今週のお悩み】スマホなどの小さい文字が見えづらくなってきています。夜、疲れてくるとさらに見えづらくなり、頭痛までしてきます。40代中盤なので、おそらく老眼だと思うのですが、なにか対処法はないでしょうか?(45歳・会社員)

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老眼の場合、水晶体が加齢により硬くなります。水晶体の弾力性が低くなって動かしにくくなることに加えて、動かす筋肉も衰えることで、ピント調節がさらに難しくなります。近い物を見るためには筋肉を収縮させることが必要で、より筋肉を使うので、歳をとってから老眼になる方が多いんです。

視力は遺伝の要素が大きく、親子でどちらも遠視だったり近視だったり、というパターンはあるあるです。体質によってまったく老眼にならないという人もいますね。

日常的にパソコンや携帯を見る時間が長い人は、足でいえばずっと正座してるのと一緒なので、凝り固まっちゃうのは当然。眼でも、ちゃんとストレッチをしてあげないと筋肉が固くなって血流が悪くなり、視力低下がおきます。

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ただ、眼の筋肉を鍛えることで、ある程度回復することもあります。眼の回復には時間がかかるし元に戻りづらいので、初期段階での早期対応がとても大事。「眼が悪くなった」と思ったら、すぐに行動に移す早めの対処が重要になります。

そのためにどうすればいいか? 眼の筋肉のトレーニングをすることと、お風呂につかって温めること。眼の周りの筋肉や全身の血流をよくすることが必要です。

近くを見た後に遠くを見る、眼のトレーニング

眼のトレーニングについてお教えします。指を1本、目の近くに持ってきて、まずそれをじっと2、3秒見る。次に、なるべく遠くを2、3秒見る。遠くの山とかを見るのがベストです。そうすると、目の横の筋肉、毛様体筋といってレンズの調節をしている筋肉が鍛えられます。この動作を10セットくらい、目が疲れたなと思ったらやってあげましょう。

もうひとつは、眼球を上から円を描くようにぐるぐる回す。まぶたのウラを見るくらいの勢いで、大きく回してください。眼が痛くなるポジションがあったら、そこの筋肉が凝ってるってことです。

地球には重力があるので、基本的に頭や顔には血が回りづらいです。筋肉をほぐして血行を良くすることを意識して、毎日やってみましょう。

今週の教訓:眼の筋トレは、さぼっちゃダメ?

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■福井セリナ(ふくい・せりな)
1994年5月23日生まれ、新潟県出身。
慶応大学薬学部を卒業。
現在は都内某所の薬局で現役の薬剤師として勤務中

撮影/武田敏将

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