注目の新型が続々登場! そして、あの三原じゅん子が......!? バイク最新ニュースBEST3

【第1位】ホンダ NT1100 価格:168万3000円 アフリカツイン譲りの並列2気筒エンジンを磨き上げて搭載。スポーツバイクとしての性能も非常に高い

バイクに関係する現場ならどこへでも突撃するモーターサイクルジャーナリストの青木タカオ氏。ここ最近、現場で拾ったネタの中からベスト3を選んでもらった!

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■ホンダの新型は早くもバカ売れ!

青木 誌面の都合もあるのでいきなり発表します! 1位はズバリ、3月17日(木)に発売されるホンダ渾身(こんしん)の新型NT1100しかありません!

――その理由は?

青木 正直ぶったまげたのが、『ガンダム』に出てくるモビルアーマーというか、SFアニメから飛び出してきたかのようなそのデザイン! プロジェクトリーダーに聞いたら、「ガンダム好きの世代です!」と。

――確かに斬新デザイン!

青木 つり目の2眼ヘッドライトにデイタイムランニングライト(DRL)を組み合わせているのが特徴です。

2日間走り込んだ青木氏いわく、「ワインディングも軽快に走るオールラウンダーですよぉぉぉ」

――もう公道試乗したんスよね。率直な感想は?

青木 6段ミッションをクラッチレバーで操作しなくても、滑らかに自動で切り替えてくれるDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を採用。そのおかげで街乗りも長距離も疲れ知らずです。

渋滞時もストップ&ゴーの繰り返しでクラッチ操作が煩わしいなんてことがない。峠などでのアグレッシブな走行でも、スロットルワークや体重移動だけに乗り手は集中すればOK。大型ビギナーやリターンライダーにもオススメできます。

――デザインだけでなく装備もハンパないとか?

青木 はい。駆動輪の空転を低減するトラクションコントロールを搭載し、荒れた路面も不安はありませんし、雨が降ってきたらレインモードに切り替え、タイヤを滑りにくくしてくれます。また、6.5インチの大画面メーターはスマホとUSB接続すれば、ナビアプリなども使えて超絶便利です。

時節柄オンラインになった開発チームの取材。青木氏の粘っこい質問にも丁寧に答えてくれた

――ふむふむ。

青木 圧巻だったのは高速巡航能力の高さ。ウインドシールドの高さを165mmの可変幅で調整でき、さらにカウルに整流効果の高いディフレクターを追加装備しているから、体に走行風が当たらない。極寒の中で乗りましたが、グリップヒーターも標準装備され、高速道路のクルージングは快適そのものでした。

今回2日間乗り込んだんですが、お尻は痛くならなかった。開発陣によると、前後シートともクッションの厚みや座面の形状を徹底追求し、上質な乗り心地を実現。オトナ向けツアラーに仕上がっています。

――売れ行きは?

青木 発売前から大反響です。年間販売台数の800台の過半数を突破する500台近い受注がすでに入っているそうです。

【第2位】スズキ GSX−S1000 価格:143万円 新型は電子制御が充実し、価格は18万円アップ。「完成度の高さや装備を考えるとお買い得」(青木氏)

――そして2位は!

青木 スズキの新型スポーツネイキッド、GSX−S1000です。縦列配置のデュアルLEDヘッドライトで、コチラもまた攻めまくりのフロントマスクを演出。エッジの効いたラインで構成される筋肉質な車体もバイクファンらを驚かせています。

この新型の登場で、いわゆる"鈴菌"に感染する(スズキ中毒になる)人が続出中です!

2代目となる新型は150PSのチョー強力なエンジンを搭載。公道試乗した青木氏いわく「ダッシュは本当にすさまじい!」

――確かにスズキらしい思い切ったスタイルですね!

青木 カタナのベースとなった先代から実力派として評判が高く、心臓部をスズキ・スーパースポーツのフラッグシップGSX−R1000譲りとし、切れ味鋭い走りで"ナンバーワンストリートファイター"の呼び声が高かったんです。

新型はトラクションコントロールなど電子制御を満載! ライダーがクラッチやスロットル操作をせずにシフトアップ・ダウンが可能なクイックシフターも標準装備。実際に乗ってみると、ドライブモードセレクターを最もエンジンがシャープなスロットルレスポンスとなるA(アクティブ)モードにすると、油断すれば振り落とされるのではないかという強烈ダッシュが味わえます。

軽快なハンドリングはそのままに、アクセルを開けたときに唐突にトルクが立ち上がるなど先代の粗削りな部分をマイルドに落ち着かせ、トータルバランスを見事なまでに向上させました。ちなみにお値段は143万円。激安ですよぉぉぉ!

【第3位】 永田町のバイク女子・三原じゅん子がほえた! 三原議員は、ETC車載器購入に対する助成金支給、小型二輪免許の取得簡便化、都市部での二輪駐車場不足解消などを目指すという

――残されたスペースが少ないので、とっとと3位を!

青木 "永田町のバイク女子"こと、自民党の三原じゅん子参院議員が戦闘開始です! 

――ん? どういうこと?

青木 都内で開催された「二輪車業界の明日を考える座談会」を取材しまして。そこで三原議員が自民党二輪車問題対策プロジェクトチームの新座長に就任したことが発表されました。これは2016年に自民党の正式機関として設立され、三原議員は発足以来、事務局長として手腕を振るってきたんです。

――具体的にはどんなことを目指しているんスか?

青木 高速道路における二輪車通行料金の引き下げです。目指すのは普通車の半額。

三原議員は、「占有率、重量、いろいろなことを言われてきましたが、誰に聞いても軽自動車と同じ値段というのは納得できないと言う。これがフツーの感覚。この国民の当たり前の感覚を大事にしない限り、政治は信頼されない。私はこういう当たり前のことをきちっとやりたいんです」とほえました! ほかにもバイクに対する理不尽な制度の是正を掲げています。

――三原議員はガチでバイク女子なんスか?

青木 三原議員は鈴鹿8耐で監督経験もあり、エンジンがついている乗り物への愛着が非常に強い。世界で政策が進んでいるカーボンニュートラルに向けた取り組みについても、「燃費がよく環境に優しいバイクにおける対策は、"脱ガソリンエンジン"だけでは決してありません」と持論を展開していました。ぜひとも三原議員をインタビューしたいですねぇぇぇ!

●青木タカオ 
モーターサイクルジャーナリスト。著書に『図解入門 よくわかる最新バイクの基本と仕組み』(秀和システム)など。『ウィズハーレー』(内外出版社)編集長。YouTubeチャンネル『バイクライター青木タカオ【〜取材現場から】』

撮影/長谷川 徹 伊勢 悟 青木タカオ

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