競馬予想において「騎手は誰か?」をどれくらい考慮すべきか【じゃいの人生は最高のギャンブルだ】第21回

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あらゆるギャンブルに精通し、どんな場面でも貪欲に勝ちを狙う男・じゃい。馬券でマンションを買ったという芸能界屈指のギャンブラーが、人生を勝ち抜く極意を教えます。

【今週のお悩み・第21回】あまり情報がないレースでは騎手で買うことが多いです。スタートが上手な騎手はいますよね。その昔は馬7人3と言われていましたが、私は逆で馬3人7で騎手の力が大きいのではないかと思っています。

大きなレースでは逃げを打つなど、ある程度の傾向はあるかもしれませんが、レース度胸や勝負強さなどは数字にできないものだと思います。じゃいさんは馬券を買う時、騎手はどれだけ重視していますか?(自営業・40代・男性)

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競馬と騎手は切っても切れない関係ですね。どんなに強い馬でも、それを乗りこなす騎手がいなければ勝つことはできないでしょう。

確かに昔から競走馬と騎手は7対3というのはよく言われてます。僕自身はこの比率をどう考えてるかというと、実は質問者とは逆に9対1、8対2で馬が大きいと考えています。

それはなぜか? 仮に競走馬に誰でも乗ることが出来るとしたら2対8、1対9くらいの割合で騎手の腕の差が如実に出ると思います。しかし、競走馬に乗ることができる騎手は、競馬学校に通って激戦をくぐり抜けてきた猛者達です。その中でも上手さ、巧さの違いは確実にあるでしょうが、少なくとも現役で戦っている騎手の皆さんは間違いなく一流だと思っています。

競馬の騎手というのは特殊で、成績がそのまま実力として反映されるものではありません。何故なら乗る馬の力が違うからです。上手な騎手は、強い馬に乗ることが多くなります。実績のない騎手はなかなか強い馬に乗ることはできません。

そうするとどうなるか。成績が極端に開いていくことになるのです。仮に、「乗る馬を毎回抽選で決める」というものだとしたら、もっと成績は混沌としていくことでしょうし、今よりももっと混戦になるには間違いないと思います。ところが現状はそのようなルールではないので、大体のリーディングの成績は毎年似たようなものになっていくのだと考えます。

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今回の質問は、「僕が馬券を買うときにどれくらい騎手のことを重要視しているか?」ということですが、僕はまず、「その騎手が乗ることにより、どれくらいオッズに変化を与えているか?」を考えます。

例えば外国人ジョッキーは力もありますし、いい馬に乗せてもらう回数も多くなります。ファンの皆さんからの信頼も厚いので、必要以上に人気になることが多いです。それは必ず考慮します。

馬券を買う上で、間違った騎乗をしないのは信頼出来ますから、狙った馬に上手い騎手が乗るのは馬券の信頼度も上がります。その一方で、騎手のおかげで人気になっている馬はリターンの期待値は下がることもありますから、その馬の馬券の評価を下げることも考えます。

今週のギャンブル格言【競走馬は騎手がいなければ勝てない。騎手も競走馬がいなければ勝てない。】

後はテン乗り(その馬に初騎乗すること)は考慮します。乗り慣れた馬かどうかは、やはり騎乗に関わってくると思いますから、馬券の信頼度も変わってきます。その馬が過去にどんな騎手が乗っても好成績なら、乗りやすい、操縦しやすい馬だと判断できるし、特定の騎手とのときに好走するなら、その騎手との相性がいいと判断します。もちろんたまたまの結果というのもありますが、相性は間違いなくあると思います。

僕の回答としては、1つのファクターとして騎手は考慮しますが、基本的には馬の方を重視しています。僕はやはり競馬の主役は競走馬だと考えていますから、メインは馬です。これはおそらく他の競馬ファンよりも、占めるパーセンテージは大きいのかと思います。

それでも騎手、厩舎、牧場などなど、騎乗する人、管理する人があってこその競走馬なので、予想は競走馬重視ですが、騎手や厩舎も当然蔑ろにはできません。

余談ですが、昔とある騎手の方が、「僕が乗ってたらダイワスカーレットは勝ててなかった」と言ってました。本心なのか謙虚な発言だったかは分かりませんが、もしそれが本心だとしたら、自分が思っている以上に騎手の差は大きいのかもしれませんね。

☆じゃいさんに相談したい悩み事を募集します! ペンネーム・性別、相談に必要な情報(年齢や職業など)があればそれも明記し、以下アドレスまで相談内容をメールでお送りください。じゃいさんが「ギャンブル的思考」でアドバイスします!

【jay_sodan@shueisha.co.jp】まで!

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じゃい
1972年生まれ、神奈川県出身。97年にお笑いトリオ「インスタントジョンソン」を結成し、ネタ作りを担当。芸能界随一のギャンブラーとして知られ、過去には4432万円の馬券を的中させたことも。「稼ぐギャンブル」(太田出版)など著書も多数

構成・撮影/キンマサタカ

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