もはやニューノーマル禍! 気の小さい人が自粛警察に怯えて困っている30のこと

電車内で空いている席にも座れず、立っていても間隔を取りづらい。悩みは増えるばかり

ニューノーマルの日常が始まりつつあるけど、「気が緩んでいる!」と自粛警察がいっそう目を光らせているのでは? いま、気の小さい人たちはビクビクしながら過ごしている。いったい何が正解なのかわからないなか、悩みを聞いてみた!

* * *

「正解がわからない!」と嘆く彼らの悩みを早速聞いていこう。同時に、それぞれの悩みに関するアンケートも30〜50代男性100人を対象に(気の小さい人限定ではなく、一般世論として)取ったので、そちらも要チェック。まずは人が増えだした電車内での話。

01 隣の席に座れない 

「疲れて座りたいけど、空いている隣の席に座れない。立っていても位置取りが難しく、他人に近寄るとイヤそうな顔をされる」(33歳・IT) 

【隣席が空いていても座るべきではない...62%】 

02 つり革を持てない 

「つり革を持ったときの周りの視線が怖い。混むと違うつり革に持ち替えなければいけないが、ベタベタ触るなよと怒られそう」(26歳・金融) 

【つり革を何本も触るべきではない...49%】 

座らず、つり革にも触るなと考える人がまだ多数......。続いては飲食店での話。

自分の手を拭いたおしぼり。少しでも隣客に近づけると怒られそうで置く場所に困ってしまう

03 おしぼりの位置 

「手を拭いたおしぼりの置き場がわからない。隣客から『こっち側に置くな』と思われそう」(39歳・飲食) 

【他人のおしぼりの位置が気になる...48%】 

04 店員を呼べない 

「大声で『すみません』と店員を呼ぶと飛沫(ひまつ)が飛ぶとニュースで見て以来、なかなか注文できない」(32歳・ジム) 

【大声で店員を呼ぶべきではない...49%】 

05 メニューに触れない 

「メニューに触ると白い目で見られそうで、店内や周りを見て注文するようになった」(36歳・コンサル) 

【メニューに手を伸ばすべきではない...19%】 

06 水に手を伸ばせない 

「カウンター席での水のピッチャーの配置は2、3人にひとつ。他人の顔の前に手を伸ばしづらい」(23歳・通信) 

【水に手を伸ばすべきではない...17%】 

アンケート上、メニューや水に触るのは大丈夫そう。 

07 ガラス張りの店に躊躇 

「外からの視線が怖く、??野家などに入りづらくなった」(35歳・メーカー) 

【ガラス張りの飲食店内が気になる...19%】 

08 テラス席も居心地悪い 

「気を使ってテラス席を選んだが、通行人からの視線を感じてしまう」(38歳・IT) 

【テラス席で飲食している人が気になる...21%】 

09 テイクアウト待ちの場所 

「テイクアウトの注文をして待つ間、どこで待てばいいのか悩む」(26歳・金融) 

【テイクアウト待ちは店内ですべきではない...19%】 

続いては、ソーシャルディスタンスの話。 

10 エレベーターに乗れない 

「『どうぞ』と言い続けて逃す日々」(31歳・不動産) 

【エレベーターに乗り合わせるべきでない...20%】 

11 駅ホームの列間隔 

「間隔を空けすぎると割り込まれる。かといって距離も制限されるし」(33歳・広告) 

【駅ホームの行列も間隔は取るべき...56%】

エスカレーターで間隔を取ろうとするけど、後ろの客からも急に止まるなと舌打ち。悩む!

12 エスカレーターの間隔 

「駅のエスカレーターに『間隔を空けろ』と書いてあるから2段空けたら、後ろから舌打ちされた」(31歳・法律) 

【エスカレーターも間隔は取るべき...62%】 

13 道端での間隔 

「路上を上司と歩く際、距離に気をつけている。すると邪魔だと言わんばかりにチャリがチリンチリン。イライラが......」(25歳・運輸) 

【路上でも同行者との間隔は取るべき...42%】 

アンケートでは、世間は間隔に対して敏感だが、エレベーターなどの空間では寛容という結果。続いては、コンビニやスーパーでの悩み。

コンビニのサンドイッチなどは賞味期限の記載が後ろに。商品に触れないので、確認できない

14 賞味期限がわからない 

「商品を触れないので、コンビニのサンドイッチは手前からしか取れない。見ると、賞味期限間近」(34歳・広告) 

【賞味期限を確認するために触るべきではない...35%】 

15 野菜を見られない 

「同じく、スーパーで野菜をよく見られず、帰って見ると腐っていた」(34歳・広告) 

【野菜の鮮度確認のために触るべきではない...39%】 

16 店員の声が聞こえない 

「飛沫防止シートのせいで、『袋おつけしますか』などの店員の声が聞き取れないが、大声を出させるのも非常識かと思い、適当に返事をしてしまう」(35歳・公務員) 

【店員の応対を聞き返すべきではない...11%】 

商品にベタベタ触るべきではないけど、店員との応対はそれほど注意する必要はないかも。次は、住まいの問題だ。 

17 窓を開けづらい 

「たまに隣人の会話も漏れ聞こえるわが家。となると、こちらのテレビの音漏れも気になり、窓が開けられない。換気したい」(26歳・教員) 

【隣人へ自室のテレビ音に気を使うべき...13%】 

18 ゴミ出しの正解 

「ペットボトルは燃やすゴミとして袋で捨てていい(飲み口にウイルスが残るため)とテレビで見たけど、どれくらい認知されているか不明。悩んで、家にはペットボトルの山が」(29歳・教育) 

【ペットボトルは燃やすゴミで出すべき...4%】 

以上のふたつは少し悩みすぎだったかも。続いては、マスクや声の出し方の悩み。

街中での携帯通話はマスクをしていることもあり、声が大きくなりがち。出ないと怒られるけど

19 街中で、携帯で話せない 

「マスク着用中は大きな声が必要。すると、携帯の通話も自粛警察がうるさそう。結果、電話に出られず上司から怒られる」(34歳・旅行) 

【路上での通話は控えるべき...74%】 

「控えるべき」と答えた人が30項目中最も多かった。上司は理解をお願いします。 

20 ジョギング中のマスク 

「マスクなしでジョギング中、通行人から『おい!』と叫ばれた。それ以来は必ず装着。汗で蒸れて、口の周りがかぶれる」(38歳・金融) 

【ジョギング中もマスクはすべき...50%】 

厚生労働省は熱中症の危険などから着用の義務化はしていないようだが、半数はつけるべきと思っているようだ。 

21 自販機前でのコーヒー 

「タピオカ店前で飲食している客に怒るおじさんを見て以来、街中で飲食しづらい。自販機前でコーヒーも飲みにくくなった」(23歳・商社) 

【自販機前での飲食は控えるべき...10%】 

22 電車内で水が飲めない 

「電車内でマスクを外す瞬間に視線が集まる気が。むせそうなのに水も飲めない」(38歳・印刷) 

【電車内での飲水は控えるべき...37%】 

屋外では寛容だが、まだまだ電車内では厳しい目が。続いては、恋人や家族間の問題。 

23 食べ物シェアができない 

「飲食店でシェアできないのは不便。彼女が食べ切れない料理を残すことになり、店に申し訳ない」(29歳・出版) 

【飲食店で食べ物はシェアすべきでない...72%】 

24 家族で外を歩けない 

「大人数での外出は避け、子供の散歩も夫婦の当番制。なんとなく絆も薄くなった気がする」(36歳・出版) 

【家族で公園に出かけるべきでない...17%】 

25 子供のシャボン玉 

「子供がシャボン玉にハマったが、時節柄、公園では自粛。『できない』と言うと子供がギャン泣きし、これまた迷惑のループに」(32歳・建築) 

【公園で子供のシャボン玉はすべきでない...32%】 

26 犬をなでるのはOK? 

「好意的に『触っていいですか?』と聞かれると断れない。だが、そのシーンを自粛警察に見られたらとヒヤヒヤする」(29歳・アパレル) 

【他人の飼い犬に触るべきではない...39%】 

動物から人間への感染の可能性がはっきりせず、不安に感じている人も多い印象。続いてはこんな悩み。 

27 公衆便所に入りづらい 

「コンビニでも使用禁止が多く、トイレは危険というムード。入る際は少し他人の目が気になる」(37歳・運輸) 

【公園の公衆便所の使用は控えるべき...39%】

電車の座席をひとつ空けるべきなら、便器も空けるべきではと悩みながら用を足す人も

28 便器もひとつ空けるのか 

「後ろに並んでいる人もいるので、間に入り込んでしまうけど、緊張と悩みから小便が出ない」(32歳・金融) 

【小便器もひとつ間隔を取るべき...42%】 

便所内はまだ警戒ムードのよう。最後は、不特定多数の人にさらされるSNSの悩み。

コロナ禍の初期のSNS投稿を自粛警察の標的とならないように削除したという人もいる

29 微妙な時期の投稿 

「国内でコロナ感染がニュースになり始めた2月中旬に、誕生日会の写真を投稿していたが、自粛警察が怖いので削除した」(30歳・商社) 

【他人のコロナ禍の初期の投稿が気になる...22%】 

30 SNSのバトンが苦 

「本を紹介する『ブックカバーチャレンジ』。どんな本をアップしても重箱の隅をつつかれそう。でも、スルーもできない」(33歳・鉄道) 

【他人のSNSのバトンの内容が気になる...26%】 

気の小さい人。頑張っていこう。

取材・文/黄 孟志 イラスト/福田嗣朗

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