米大学調査 友達が多い人は孤独な人より「死亡率33%減」

豊かな人間関係であると感じている人は、孤独だと思っている人に比べ死亡率が33%減も

記事まとめ

  • 65歳以上で仕事をしている人は仕事を辞めた人に比べて死亡率が11%低いとの調査結果も
  • 通勤などで運動不足が解消され動脈硬化などの疾患に罹りにくくなった可能性があるそう
  • 米ブリガムヤング大学の調査では友達が多い人は孤独な人より死亡率が33%下がっていた

米大学調査 友達が多い人は孤独な人より「死亡率33%減」

米大学調査 友達が多い人は孤独な人より「死亡率33%減」

孤独でないことは大切

 世の中には様々な健康法が溢れている。しかし、メディアが「これで長生きできる」と喧伝していても、その中には本当に信じてよいのか疑わしいものもある。

「本当に信頼に足るのは、『実際にどれだけの人が健康になったか』という事実を積み上げた『統計(疫学)データ』です」

 そう指摘するのは、『みんなが信じている健康法のウソ』の著者で、東京慈恵会医科大学教授の浦島充佳医師だ。こう続ける。

「集団を対象にして集めたデータを、統計的な手法で分析し『病気になる人』と『病気にならない人』の生活習慣を長期的に比較した研究が近年増えています」

 そこで今回、「死亡リスク」に関係する生活習慣の研究データを調査。ビッグデータが示した“健康な人に共通する習慣”を紹介しよう。

 例えば、ギリシャ人1万6827人を平均7.7年間追跡した調査では、65歳以上で仕事をしている人は、仕事を辞めてしまった人に比べて死亡率が11%低かった。

「通勤など屋外にでる機会が増えたことで運動不足が解消され、動脈硬化などの疾患に罹りにくくなった可能性が考えられます」(秋津医院院長の秋津壽男医師)

「孤独でないこと」も寿命を延ばす大きな要素になる。米ブリガムヤング大学が7年半にわたり30万8849人を調査したところ、豊かな人間関係であると感じている人は、孤独だと思っている人に比べて死亡率が33%下がっていた。

 職場との関係が切れて孤独に陥りがちな定年後は、家族やご近所さんとの関係を深めていくことが長寿の秘訣になりそうだ。

※週刊ポスト2018年9月7日号

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