変わり種麺も 甲信越・東海・北陸各県のご当地チェーン店

変わり種麺も 甲信越・東海・北陸各県のご当地チェーン店

「みかづき」のイタリアン

 全国展開はしていないけれど、地元の人々から愛される地域密着型のチェーン店が各地にある。その店の看板メニューは、まさに郷土のソウルフード。甲信越・東海・北陸地方の「ご当地チェーン店」の名物メニューを紹介しよう。

【新潟】「みかづき」 イタリアン

 名物はソース焼きそばにミートソースをかけた「イタリアン」。もともと同店は甘味処だったが、1960年に小学校のバザーの屋台で発売したところ、「意外に合う!」と人気爆発。県内のフードコートを中心に展開し、価格も「手頃に抑えている」(同社)という。

【山梨】「小作(こさく)」 かぼちゃほうとう

 国道20号線を走るトラックやバスの運転手に愛されてきた味。かぼちゃほうとうは、山梨のほうとうの基本。約半数の客が注文する。甲州味噌がかぼちゃの甘みを引き立たせる。素早い提供もウリ。

【静岡】「さわやか」 げんこつハンバーグ

 県外から出店要請を受けても「安全で最も美味しい状態を提供したい」(同社)と県内のみで31店舗を展開。毎日行列ができる超有名店だ。炭火で焼いた牛肉100%のハンバーグは赤身でもいける新鮮さ。

【長野】「あっぷるぐりむ」 旨ハンバーグ

 長野市を中心に展開するご当地ファミレス。店名は、長野の名産と「グリム童話のように子供が楽しめる店に」というコンセプトから。オニオンリングが乗った自家製ハンバーグは県民の定番。

【岐阜】「もつ鍋信長」 鶏ちゃん

 本業はもつ鍋屋だが、味噌や醤油に漬け込んだ鶏肉を野菜と鉄板で炒めたご当地グルメも有名。新鮮な肉の調達はお手の物で、さつま知覧どりの希少部位を使用する。

【愛知】「味仙」 台湾ラーメン

 その名に偽りあり、台湾には存在しない激辛麺。考案した店主が台湾出身のためこの名がついた名古屋メシだ。唐辛子とニンニクの辛みに挽肉がベストマッチ。名古屋で飲んだ後のシメの大定番である。

【富山】「西町大喜」 ブラックラーメン

 濃さがクセになる」とリピーター続出のブラックラーメンを全国に広めた立役者。その濃厚な味は、戦後の肉体労働者向けに生まれたルーツならでは。「富山の水や空気だから出せる味」と、県内のみの展開にこだわる。

【石川】「チャンピオン」 Lカツカレー

 黒い濃厚なルーが印象的な金沢カレーの代表格。知名度は全国区だ。銀色の皿にキャベツが添えられ、フォークのみで食べるのが作法。愛称は「チャンカレ」。

【福井】「ヨーロッパ軒」 カツ丼

 ソースカツ丼の元祖。ドイツで修業した創業者が大正時代に日本ではじめて提供し、県民は一般的なカツ丼を「卵カツ丼」と呼んで区別する。福井市を中心に計19店舗を構える。今年で創業105周年。

【三重】「歌行燈(うたあんどん)」 蛤うどん御膳

 伊勢湾に流れる清流のミネラルで育つ「桑名の蛤」は身がぷりぷりでだしも上質。泉鏡花の作品『歌行燈』に同店の前身が登場したことから店名を変更した。

※週刊ポスト2018年9月7日号

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