「爪切り音で起きる」千原ジュニアより怖い神経質パパの生態

「爪切り音で起きる」千原ジュニアより怖い神経質パパの生態

千原ジュニアも神経質キャラで知られるが(時事通信フォト)

 医者や弁護士、実業家といったハイスペック男性との飲み会を楽しむ「港区女子」。多くのハイスペ男性を見てきた現役港区女子でコラムニストの吉川リサコ氏は、「彼らは結婚すると“神経質キャラ”が開花するケースが多い」と語る。なぜなのか。吉川氏がリポートする。

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 神経質キャラとして知られるお笑い芸人の千原ジュニアが、先日、兄の千原せいじと一緒に『徹子の部屋』に出演した。その際のやりとりが話題になっている。ジュニアは、「自分でも結婚する日が来るとは思っていなかった」と語り、ちょっとした生活音で妻とバトルになったことがあると告白。

「奥さんが隣で爪切ってたんです。物音とかですぐ起きるんですよ。人が寝てるのに爪切るのやめてくれ言うたら“なんて小さい男なんだ”と。そんなことで起きるなと。子供産まれてきたらどないすんねんて言われたんですよ」

 そして、昨年末に長男が産まれてからは妻から耳栓を渡され、「これして寝なさい言われて。してますけど、耳栓なんかぶち抜く大きさやからね」と語った。

 また、妻の食べ残したカップのアイスクリームが冷蔵庫に入っていたことが気になって仕方がないとも明かし、「食えや1個くらい。何残しておいてんねんて」と語って黒柳徹子を苦笑させていた。

 確かに神経質だが、港区女子との飲み会に来ていたハイスペック男性が結婚すると、同じように、いや、ジュニアよりも凄まじい神経質さを開花させるケースが多い。

 大島優子似のアツコは、港区飲み会で知り合った外資系金融のハイスペ男子と2年前に結婚した。結婚前に一緒に住むようになってから、その“細かさ”は聞かされていた。彼はアツコにこんな言い方をしていたという。

「俺が稼いでるんだから、家事は完璧にやって。この食器とか、汚れてるじゃん。食洗機に入れる前に下洗いした? あと、ホコリ。ルンバだけじゃ足りないから、掃除機もかけて、届かないところは拭いて。ホコリが原因でノド痛めて風邪引いたら、仕事のパフォーマンス落ちるじゃん。その損失はいくらになるかわかる?」

 面倒な姑かよ!って突っ込みたくなるような神経質さ。子供が産まれてからはさらに大変だった。

「夜泣きとかされたら、俺の仕事のパフォーマンスにどれだけ支障きたすか。お前も理解できるだろ? 実家に帰るか、俺が起きないように世話するかして」

 そのため、夫はキングサイズのベッドに1人で寝て、アツコは子供とリビングに布団を敷いて寝ていたらしい。ジュニア妻と同じく耳栓は渡したものの「ほんとうるさいな」「黙らせられないの?」。そしてこう続ける。

「けど、寝顔はすごく可愛いよな。子供を虐待する女とか信じられないよな」──育児に協力ゼロのわりに、モラルは押し付けるらしいのだ。

 私と同い年のマナも、結婚したハイスペが神経質男に変身した。同じくワンオペで育児をしていて家事が少し疎かになり、授乳で間食が増えたマナにハイスペ夫はこう言ったという。

「よくそんな食えるね、ひくわー。家事もろくにしないで、子育て向いてないんじゃない?掃除しないで、子供に毒だと思わないの?」

 完璧な家事はできないから週に1度でいいからハウスキーパーにお願いしたいというと、「そんなお金使うなら自分でやりなよ? 子育てと家事すべて完璧にやるの当たり前だろ? 俺は24時間、完璧な仕事してるし」

 なぜ彼らがこうなってしまうのか。そもそも、ハイスペ男性で結婚願望がある人は経験上、多数派ではない。「結婚願望はあるよ」とはいうものの、「死ぬまでに1度できればいい」というくらいが本音で、彼女との間で子供ができて、決めざるを得なくなったら考えようくらいにしか思ってない男が8割、いや9割だと思う。

 彼らは、家ではハウスキーパーを雇っているし、土日はゴルフ、趣味や飲み会で女の選択肢も有り余っている。結婚という道をわざわざ選ぶメリットがないのだ。そして結婚すると、妻が「優秀なハウスキーパー」になると思っている。彼ら自身、仕事を完璧にやれるから稼いでいるわけで、それを妻もできて当然だと思っているのだ。

 ハイスペ男性が変身した「神経質パパ」の本質は「完璧な仕事人間」なのである。彼ら自らが子育てにコミットしてくれればいいのだが……。

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