疲労回復・動脈硬化予防に医師が勧めるホットトマトジュース

疲労回復・動脈硬化予防に医師が勧めるホットトマトジュース

工藤内科副院長の工藤孝文医師

 朝食を食べないと一日の集中力が下がり、仕事や勉強の能率が落ち、疲れやすくなる──そうした朝食の重要性は、年齢にかかわらずすでに常識となっている。

 とはいえ、ただ「何か」を口に放り込めばいいというわけではない。工藤内科副院長の工藤孝文医師(総合内科)は、「朝に食べるからこそ効果が大きい食材」として、意識的に特定のメニューを朝食に取り入れていた。

●工藤医師の朝食メニュー
・白ご飯
・味噌汁
・小松菜のおひたし
・納豆
・ホットトマトジュース

 工藤医師は、忙しい朝に「トマトジュース」を飲んでいる。

「トマトに含まれるリコピンは抗酸化作用が強く、ブドウ糖と果糖の両方が含まれるので、朝に摂取することで脳を活性化する。リコピンは、朝に取り入れるほうが摂取効率が良いという研究結果も出ています」

 抗酸化作用とは、細胞の酸化を防ぐ働き。酸化とは、端的にいうと「老化現象」のこと。がんや生活習慣病の原因になると指摘されており、リコピンはそれを防ぐ働きを担っている。

「血管が酸化すると内膜に“錆び”ができて、動脈硬化を引き起こしますが、リコピンの抗酸化物質が予防してくれます。

 トマトはリコピンを最も効率よく摂取でき、加熱することで吸収率が高まります。トマトジュースをチンして飲むといいでしょう」

 身体の疲労も酸化ストレスが影響しているため、朝のリコピン摂取は疲労回復にも効果を発揮する。

「トマトジュースを毎日飲むことで血中の中性脂肪値が低下しエネルギー消費量を増やすという研究結果も報告されています。ジュースに含まれる塩分量には注意が必要ですが、朝食にコップ1杯程度ならメリットは大きいでしょう」

※週刊ポスト2019年7月12日号

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