コロナ後の葬儀「オンライン葬儀」のニーズはまだ高くない

コロナ後の葬儀「オンライン葬儀」のニーズはまだ高くない

“密”な葬儀は過去のもの?(イメージ)

 新型コロナウイルスの影響で新たな生活様式が求められている昨今、葬儀の場も例外ではない。「新時代の葬儀」への疑問をQ&A方式で解説していこう。

Q. オンライン葬儀はやったほうがいい?

 参列者を増やさない代わりに、葬儀の様子をインターネットでライブ配信するといった「オンライン葬儀」が注目を集めている。

 ただ、全国で葬儀ブランド「小さなお葬式」を展開するユニクエストが行なった葬儀社アンケートによると、「オンライン葬儀を行ないたいと答えた葬儀社はわずか3.5%で、全国的なニーズは高くない」(広報担当)という。こちらはまだ“新常識”として定着するには至っていないようだ。

Q. 訃報はどう知らせればいいのか?

“訃報の連絡手段”も多様化した。関東地方で自治会会長を務める70代男性はこう話す。
「コロナ後は誰かが亡くなった際、エリアトーク(町内の無線放送)で地域全体に知らせるようになりました。集落の人の香典は時間を決め、自治会館で受け付けて集め、葬儀には参列しない」

 訃報の伝え方は、「通信手段が増えたことにより、電話だけでなくメール、LINEなど多様化している」(葬儀・お墓・終活コンサルタントの吉川美津子氏)という現実がある。

 前出のユニクエストでは「今年3月から訃報、弔電、香典のやり取りをすべてオンラインで行なえるサービス『enishi(えにし)』の提供を開始した」(広報担当)という。いざという時に場所と時間を選ばない様々な選択肢があることを知っておきたい。

Q. 葬儀会場のソーシャルディスタンスは?

 座席の間隔は広く取るのが常識として定着している。

「お焼香の際もある程度の間隔を空けて並ぶようにしましょう。ただ、会場の換気にも注意が払われるようになっているので、そこまで過敏になる必要はありません」(前出・吉川氏)

※週刊ポスト2020年10月30日号

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